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米沢市上杉博物館開館20周年 展覧会チラシ展

  • 米沢市上杉博物館開館20周年 展覧会チラシ展

伝国の杜は今年9月で20歳になります。上杉博物館で20年間に行った118本の展覧会チラシ展「118stories~展覧会チラシでたどる175,200時間~」が始まりました。展示の基本方針に基づき、開催してきた愛着のある展覧会ばかりです。皆様の思いでの中に一つでも残るものがあるとよいのですが・・・・情報ライブラリーポスター掲示コーナーで前後期に分けて展示いたします。普段、最前線でお客様と接しているフロントスマイル9名が展示作業を行いました。ご来館の際は、ぜひご覧ください。

前期:3月31日(水)~9月21日(火

)後期:9月23日(木・祝)~2022年3月27日(日)

展示場所:米沢市上杉博物館情報ライブラリーポスター掲示コーナー(無料ゾーン)

2021.04.07:denkoku:[博物館情報]

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本展示のご案内

  • 国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本展示のご案内

4月17日(土)~5月16日(日)の期間、常設展示室上杉文華館にて

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」の原本を展示致します。

 

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」は天正2年(1574)に織田信長が上杉謙信に贈ったもので、桃山時代の代表的な絵師である狩野永徳によって描かれました。

この屏風は、京の市街地(洛中)と郊外(洛外)の四季と、そこに生活する人々のすがたを描いたもので、芸術的美術史的価値ばかりでなく、歴史資料としての価値も高く、民俗学的見地からも貴重な史料であることから国宝に指定されました。

ぜひご来館いただき、国宝の魅力をご覧ください。

※開館二十周年記念特別展「上杉鷹山の生涯~藩政改革と家臣団~」のチケットでご覧いただけます。

 

開館二十周年記念特別展「上杉鷹山の生涯~藩政改革と家臣団~」の詳細はこちら

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.04.01:denkoku:[博物館情報]

【次回展示予告】開館二十周年記念特別展「上杉鷹山の生涯~藩政改革と家臣団~」

  • 【次回展示予告】開館二十周年記念特別展「上杉鷹山の生涯~藩政改革と家臣団~」
  • 【次回展示予告】開館二十周年記念特別展「上杉鷹山の生涯~藩政改革と家臣団~」

4月17日(土)よりはじまる特別展のお知らせです。

開館二十周年記念特別展「上杉鷹山の生涯~藩政改革と家臣団~」

 

 明和四年(1767)に十七歳で第九代米沢藩主となり、改革に取り組んだ上杉鷹山の七十二年の生涯を、家臣団との関係を中心に紹介します。

 高鍋藩秋月家から養子入りした若き鷹山は、破綻の危機にあった米沢藩を再建すべく、竹俣当綱はじめ改革派家臣の叱咤激励を受けて改革に取り組みました。名門上杉家の継承、累積した借金の返済、農村の活性化、産業の育成、軍備の再編…。山積する課題に対し、奉行(家老)層の主導のもと、実務を担った中・下級藩士や、学者・医師らも大きな役割を果たしました。重臣の反発や家臣団内部の対立、天災や幕府から課される役負担、竹俣の失脚と鷹山の隠居による中断といった危機を乗り越え、改革は五十年以上続けられました。鷹山の治績は三十代から全国的に注目され、やがてその言行は藩内の規範として家臣達にも共有されていきます。

 今年は鷹山の生誕二百七十年であり、二百回忌にあたります。本展覧会では、米沢藩上杉家の存続をかけて苦闘した、鷹山の人間像と家臣団の働きぶりに注目します。

 

【期間】4月17日(土)~6月20日(日)
 前期:4月17日(土)~5月16日(日)
 後期:5月22日(土)~6月20日(日)

【休館日】5月26日(水)

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】一般700円(560円)/高大生300円(240円)/中学生以下無料

    ※( )は20名以上の団体料金

    ※常設展とセットのみ

 

 

♦入館料無料の日 

 5月5日(水・祝)こどもの日 小中高生入館無料!

 5月18日(火) 国際博物館の日 どなたでも入館無料!

 

 

【ギャラリートーク】展示解説 ※事前申込制 4月1日(木)9:00~受付開始

 日   時 : 4月17日(土) 17:15~「展覧会の見どころ」

         5月22日(土) 9:15~「上杉鷹山と家臣団」

 場   所 : 米沢市上杉博物館 企画展示室

 定   員 : 4月17日(土) 先着20名

         5月22日(土) 先着10名

 担当学芸員 : 佐藤正三郎

 ※特別展の入館料が必要です。

 

【ナイトツアー】 ※事前申込制 4月1日(木)9:00~受付開始

「古文書から読み解く、鷹山の本音!?」

 日 時 : 4月30日(金) 19:00~

 場 所 : 米沢市上杉博物館 企画展示室・体験学習室

 定 員 : 先着20名

 参加費 : 500円

 

【講演会】 ※事前申込制 4月21日(水)9:00~受付開始

「大名家臣の『奉公』とは何か」

 日 時:6月6日(日)14:00~

 会 場:伝国の杜 2階大会議室

 定 員:先着80名

 参加費:無料

 講 師:九州大学比較社会文化研究院教授 高野信治氏

 

※ギャラリートーク、ナイトツアー、講演会のお申込み

  TEL 0238-26-8001

 

 

詳しくは当館ホームページをご覧ください。

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.04.01:denkoku:[博物館情報]

令和3年度 上杉文華館「上杉定勝」

  • 令和3年度 上杉文華館「上杉定勝」

 本年度の上杉文華館は「上杉定勝」と題して、国宝「上杉家文書」に見える上杉定勝関連資料を中心に約1ヶ月ごとに展示替えしながら、その他の関連資料を含めて展示します。
 上杉定勝は、慶長9年(1604)5月5日、米沢藩初代藩主・上杉景勝の長男として米沢城で生まれました。母は側室の公卿・四辻公遠の娘でした。元和9年(1623)に景勝が死去すると、定勝は2代藩主に就任しました。定勝の藩政では直臣による合議的な政治体制のもとで、米沢城内の整備や家臣団の再編成、キリシタンの取締りの強化、藩内の総検地などが行われました。定勝の藩政は、これまで行われてきた直江勢力による専制的な執政体制からの大きな転換期と位置付けられており、その後の米沢藩政の基礎となりました。定勝は、正保2年(1645)9月10日に米沢城で42年の生涯を閉じます。
 また、定勝は文芸面にも優れており、漢詩や和歌(連歌)などを多く残しています。『上杉家御年譜』には、飛鳥井家・勧修寺家・高倉家などの公家との交流が多く確認できるほか、近侍の諸士に中国古典の内容を講義する記載も見られます。定勝はまさに文武両道の藩主だったと言えます。

 

【展示期間】3月30日(火)~4月27日(火)

《親と子①~景勝の教育~》

 関ヶ原合戦後、江戸幕府は大名との主従関係を確認させるために参勤交代を推し進めます。これによって、大名たちは一年おきに国元と江戸を往来するほか、妻子を江戸屋敷に居住させることが強いられました。上杉家の場合、慶長8年(1603)に徳川家康から江戸屋敷を拝領し、その年から上杉家の参勤交代が始まりました。『上杉家御年譜』によると、米沢城で生まれた定勝は慶長11年5月に江戸へ移住したことが確認できます(数え年で当時3歳)。定勝は、この時点から景勝が亡くなる元和9年(1623)3月までの期間を江戸で過ごしました。
 今回の期間テーマでは、幼少の定勝に宛てられた景勝の書状に注目し、定勝に対して施された教育について考えていきます。父・景勝が息子・定勝に対して送った書状には、景勝の親心をうかがわせる記述が散見されます。子どもの成長を見守る景勝の姿は、戦国時代を生き抜いた勇ましいイメージとは対照的で、親としての温和なイメージを想起させます。

 

▼ コレクショントーク

 日時:4月4日(日)  10:00、15:00

 場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.03.30:denkoku:[博物館情報]

企画展「138億光年 宇宙の旅」

  • 企画展「138億光年 宇宙の旅」

企画展「138億光年 宇宙の旅」無事閉幕いたしました。

たくさんの方にご来館いただき、本当にありがとうございました。宇宙に関する新しい研究成果や観測の状況が毎日のように報告されています。長い宇宙の歴史の中で、今が一番「宇宙」がおもしろいタイミングなのかもしれません。

太陽系は、太陽から流れる荷電粒子の巨大な泡「太陽圏」で包み込まれています。太陽から外に向かって吹いている太陽風は、恒星間空間から逆方向に吹きつけてくる星間風と衝突します。その衝突する境界面が、末端衝撃波面。泡の端です。太陽風の力はここで大きく削がれ、やがて太陽圏と恒星空間を分ける境目「ヘリオポーズ(heliopause)」に到達するまでに完全に停止すると考えられていました。しかし、その先にも太陽風の影響を受けると思われる未知の領域の存在をボイジャー2号が観測しています。

太陽のように、どこまでも大きく生命を守っている恒星が他にあるのか・・・地球の奇跡はもちろん、太陽系の奇跡を感じます。これからも地球をよろしくお願いします。

「水の星」     茨木のり子

宇宙の漆黒の闇のなかを  ひっそりまわる水の星

まわりには仲間もなく親戚もなく まるで孤独な星なんだ

生まれてこのかた   なにに一番驚いたかと言えば

水一滴もこぼさずに廻る地球を  

外からパチリと写した一枚の写真

こういうところに棲んでいましたか

これを見なかった昔のひととは 

線引きできるほどの意識の差が出てくる筈なのに

みんなわりあいぼんやりしている

太陽からの距離がほどほどで 

それで水がたっぷりと渦まくのであるらしい

中は火の玉だっていうのに 

ありえない不思議 蒼い星

すさまじい洪水の記憶が残り 

ノアの箱舟の伝説が生まれたのだろうけれど

善良な者たちだけが選ばれて積まれた船であったのに

子子孫孫のていたらくを見れば 

この言い伝えもいたって怪しい

軌道を逸れることもなく いまだ死の星にもならず

いのちの豊饒を抱えながら どこかさびしげな 水の星

極小の一分子でもある人間が 

ゆえなくさびしいのもあたりまえで

あたりまえすぎることは言わないほうがいいのでしょう

            (ポケット詩集Ⅲ 童話屋より)

画像:月探査機ルナー・リコネッサンス・オービターがとらえた「地球の出」NASA/Goddard/Arizona State University

2021.03.21:denkoku:[博物館情報]