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特別展「狩野派~永徳とその周辺~」展示紹介②

  • 特別展「狩野派~永徳とその周辺~」展示紹介②

 

 

松に叭叭鳥・柳に白鷺図屏風(九州国立博物館蔵)

 

【展示期間】8月7日(土)~9月5日(日)

 

一見、いかつい叭叭鳥も、右の翼を上げたり、見つめ合ったりして、ユーモラスなしぐさを見せます。

画像(右隻)

ColBase 国立文化財機構所蔵品統合検索システム

 

首を大きく曲げて、地上の白鷺と目を合わせて飛ぶ白鷺がいい感じに見えます。

画像(左隻)

ColBase 国立文化財機構所蔵品統合検索システム

 

一双で左右に並べると白と黒のコントラストが生えます。若き永徳の作品と解されています。

 

展覧会詳細はこちら

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.09.02:denkoku:[博物館情報]

特別展「狩野派~永徳とその周辺~」展示紹介①

  • 特別展「狩野派~永徳とその周辺~」展示紹介①

 

 

四季花鳥図屏風(泰巖歴史美術館蔵)

 

【展示期間】8月7日(土)~9月5日(日)

 

虎やにわとり、魚が描かれた珍しい作品です。ほほえましい、ユーモラスな表情が目につきます。

(左隻)

 

 

右隻ににわとりの親子が描かれています。ひよこは何羽いるでしょうか。

(右隻)

 

 

ひよこは6羽。

右隻6扇(屏風の向かって左)下に母鳥の周りにいます。1羽は母鳥の羽の下にもぐっています。

 

展覧会詳細はこちら

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.09.01:denkoku:[博物館情報]

令和3年度 上杉文華館「上杉定勝」 

2021年度の上杉文華館は「上杉定勝」と題して、国宝「上杉家文書」に見える上杉定勝関連資料を中心に約1ヵ月ごとに展示替えをしながら、その他の関連資料を含めて展示します。

【期間テーマ】定勝の周辺

【展示期間】7月29日(木)~9月21日(火)

 ※8月26日(木)以降、国宝「上杉家文書」を展示替え致します。

 

 今回の期間テーマでは、定勝の身の回りで支え続けた人々に焦点を当て、定勝とどのように関わり合ったのかを紹介します。定勝の藩政では、直江配下の与板衆を中心としたどれまでの家臣団編成を改め、侍組に所属する複数名の定勝近臣による奉行体制を敷くなど支配機構が整備され、政治的に大きな転換期となりました。こうした定勝藩政の成果は、その後の藩政に大きな影響を与え、米沢藩政の枠組みとして機能しました。特に、上杉謙信・景勝を祀る御堂の管理等について、家臣たちに指示する史料が多く残されており、注目されます。

 

 また、定勝の藩政は、家臣との信頼関係の基づいた藩政の基礎を築いた手本として、上杉鷹山の時代に注目されるようになります(開館20周年記念特別展「上杉鷹山の生涯~藩政改革と家臣団~」にて紹介)。これは、家臣とともに政治を作り上げる定勝の姿勢が、後世において高く評価されていたことを示しています。

 

▼コレクショントーク

日時:8月1日(日) 10:00、15:00

場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【問い合わせ】

米沢市上杉博物館 0238-26-8001

 

2021.08.01:denkoku:[博物館情報]

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本展示のご案内

  • 国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本展示のご案内

9月11日(土)~10月10日(日)の期間、企画展示室にて

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」の原本を展示致します。

 

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」は天正2年(1574)に織田信長が上杉謙信に贈ったもので、桃山時代の代表的な絵師である狩野永徳によって描かれました。

この屏風は、京の市街地(洛中)と郊外(洛外)の四季と、そこに生活する人々のすがたを描いたもので、芸術的美術史的価値ばかりでなく、歴史資料としての価値も高く、民俗学的見地からも貴重な史料であることから国宝に指定されました。

ぜひご来館いただき、国宝の魅力をご覧ください。

 

※開館20周年記念特別展「狩野派~永徳とその周辺~」のチケットでご覧いただけます。

 

開館20周年記念特別展「狩野派~永徳とその周辺~」の詳細はこちら

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.07.15:denkoku:[博物館情報]

【次回展示予告】開館20周年記念特別展「狩野派~永徳とその周辺~」

  • 【次回展示予告】開館20周年記念特別展「狩野派~永徳とその周辺~」
  • 【次回展示予告】開館20周年記念特別展「狩野派~永徳とその周辺~」

8月7日(土)よりはじまる特別展のお知らせです。

開館20周年記念特別展「狩野派~永徳とその周辺~」

 

 この展覧会では、米沢市上杉博物館開館20周年を記念して、当館を代表する収蔵品の1つである国宝「上杉本洛中洛外図屏風」をはじめ、戦国時代から桃山時代の狩野派の代表的作品を展示し、その魅力にふれる機会とし、さらに狩野派の展開、永徳の画業、そして時代の動向や価値観などを紹介します。

 前期は、花鳥図や人物図などを中心に展示し、父祖正信・元信らからの狩野派の展開などをふまえて、大作も含めた永徳の画業の全体像にふれていきます。また、画題にも着目して、時代の動向や価値観に迫ります。

 後期は、洛中洛外図屏風の成立につながる風俗画の視点から狩野派を中心とした作品を紹介します。描かれる人々の姿や、その場所に着目し、漢画的要素や大和絵的要素などにも注意しながら、狩野派の展開をみていきます。

 この展覧会は、必ずしも網羅的に作品を集めたとはいえませんが、この時代の優品の中の優品をご覧いただける機会になっています。出展して下さったご所蔵者のご厚意に感謝申し上げますとともに、米沢の地でそれらをじっくりと鑑賞していただければ幸いです。

 

【期間】8月7日(土)~10月10日(日)

    ※9月6日(月)~9月10日(金)は展示替えのためご覧いただけません

【休館日】8月25日(水)、9月22日(水)

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】一般800円(640円)/高大生500円(400円)/小中生300円(240円)

     ※( )は20名以上の団体料金

     ※常設展とのセット券のみ販売

 

【ギャラリートーク】展示解説 ※事前申込制

 日   時 : ①8月7日(土) 17:15~

         ②9月4日(土) 9:15~

         ③9月11日(土) 9:15~

         ④10月9日(土) 9:15~

   ※①・②は予約受付中、③・④は8月11日(水)9:00から受付開始

 場   所 : 米沢市上杉博物館 企画展示室

 定   員 : ① 20名

         ②・③・④ 各10名

 担当学芸員 : 阿部哲人

 ※特別展の入館料が必要です。

 

【講演会】 ※事前申込制 8月2日(月)9:00から受付開始

「狩野派の繁栄~元信から永徳へ~」

 日 時:8月28日(土) 14:00~16:00

 会 場:伝国の杜 2階大会議室

 定 員:先着80名

 参加費:無料

 講 師:嵯峨美術短期大学教授 山本英男氏

 

※ギャラリートーク、講演会のお申込み

  TEL 0238-26-8001

 

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本展示

 

 期 間:9月11日(土)~10月10日(日)

 場 所:企画展示室

 

展覧会の詳細は当館ホームページをご覧ください。

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.07.15:denkoku:[博物館情報]