HOME > 博物館情報

上杉文華館 直江兼続の生涯

  • 上杉文華館 直江兼続の生涯
 特別展示室では、現在上杉文華館「直江兼続の生涯」を開催しております。現在のテーマは「米沢の兼続」。今週末11月30日(日)で今年の展示は終了となりますので、ぜひお見逃しなく。

なお12月1日~25日の期間は上杉文華館(国宝「上杉本洛中洛外図屏風」(複製)・国宝上杉家文書の展示)はご覧いただけません。

 そして来年1月24日(土)からはいよいよ大河ドラマ「天地人」関連事業「天地人博2009」を開催します。ご期待ください

上杉文華館「直江兼続の生涯」展覧会情報
展示期間 ~11月30日
料金 一般400円(320円) 高大生200円(140円) 小中生100円(60円)
   ※()内は20名様以上の団体料金
お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001

2008.11.28:denkoku:[博物館情報]

まもなく見納め 特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」





米沢市上杉博物館で開催中の特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」は、いよいよ今週末11月30日(日)で会期終了を迎えます。

最後は2つの作品を紹介します。一つ目は「椿花図(絶筆)」(山形美術館寄託 1957〔昭和32〕年)、椿貞雄が描いた最後の作品です。

1957(昭和32)年10月、体調に異常をきたした椿貞雄は、千葉医大附属病院中山外科に入院しました。この作品は入院の朝、見舞いにもらった椿の花を手近なガラス瓶に生けて、迎えの車が来る間、床の上で一気に描き上げたものです。迷いのない素早い筆致のあとが見て取れます。手術の後いったん自宅に戻ったが、容態が悪化し、その年の12月29日に没しました。椿は混濁した意識の中でも空に筆をなぞっていたといい、まさに画道一筋の生涯であったといえます。(展示解説をもとに作成)


そして2つ目が「山芋図」(個人蔵〔1948年〕)です。今回の展示品の中で私がもっとも好きな作品です。色使いと筆使いから温かさを感じます。寒い日がつづきますがこの山芋図を見ると、温かい気持ちになります。

まもなく見納めとなる「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」。多くの方のご来館お持ちしております。


展覧会情報
会期:~11月30日(日)
入館料: 一般 400円(320円)高・大学生 300円(240円)
            小・中学生 200円(160円)
    〔常設展とのセット〕一般 600円(480円)高大生400円(320円)
             小・中学生250円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金
2008.11.27:denkoku:[博物館情報]

特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」より~孫への愛情~

  • 特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」より~孫への愛情~
米沢市上杉博物館で好評開催中の特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」

椿は孫をこよなく愛し、孫を描いた作品を多く遺しております。今回はその中の一つ、当館所蔵の「孫二人」(1956(昭和31)年)を紹介します。

 本作品は1歳の明比古(長男朱明の息子)を背負う7歳になる彩子(長女朝子の娘)を描いております。二人は椿にとって生き甲斐ともいえる存在でした。早世した劉生には味わうことのできなかった孫への愛情を、思う存分作品として表現しており、色彩の明るさが際立っています。
 愛情の画家たる椿をもっともよく物語る作品の一つと言えます。(展示解説をもとに作成)

なお今週末の22日(土)の14:00より、「愛情の画家・椿貞雄」をテーマに、学芸員によるギャラリートークを開催します。本展最後のギャラリートークになりますので、是非お聞き逃しなく。
※ギャラリートークは企画展示室内での開催となりますので、お聞きいただくには企画展入館券が必要になります。

展覧会情報
会期:~11月30日(日)
休館日:11月26日
入館料: 一般 400円(320円)高・大学生 300円(240円)
            小・中学生 200円(160円)
    〔常設展とのセット〕一般 600円(480円)高大生400円(320円)
             小・中学生250円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金

2008.11.19:denkoku:[博物館情報]

特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」~椿貞雄と家族~

  • 特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」~椿貞雄と家族~
米沢市上杉博物館で好評開催中の特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」。

椿はヨーロッパ遊学の後、「油絵で日本精神を描く」ことに力を入れていきます。その頃描かれた作品が今回紹介する当館所蔵の「家族図」(1935年・昭和10年)です。

長い間公開されていなかった作品で、椿貞雄、妻隆子、11歳の長女朝子、9歳の次女夏子、7歳の三女晴子、そして愛猫のたまを描いています。炬燵を囲み花札に興じる椿一家の様子は、家族の日常を切り取った一種の記録画のようにも思え、家族との何気ない日々の暮らしの中に幸せがあることを改めて感じさせてくれる作品です。(展示解説を元に作成)

 週末はご家族で、椿貞雄の作品を見にいらっしゃいませんか?ご来館お待ちいたしております。

 なお来週22日(土)の14:00より、学芸員によるギャラリートークを開催します。こちらにもご期待下さい。
※ギャラリートークは企画展示室内での開催となりますので、お聞きいただくには企画展入館券が必要になります。

展覧会情報
会期:~11月30日(日)
休館日:11月26日
入館料: 一般 400円(320円)高・大学生 300円(240円)
            小・中学生 200円(160円)
    〔常設展とのセット〕一般 600円(480円)高大生400円(320円)
             小・中学生250円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金
2008.11.12:denkoku:[博物館情報]

特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」~劉生の死とヨーロッパ遊学~

  • 特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」~劉生の死とヨーロッパ遊学~

米沢市上杉博物館で好評開催中の 特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」今回は後期から展示している、当館所蔵「アンドレ像」(1932年〔昭和7年〕)を紹介します。

この作品は椿貞雄が昭和7年(1932)、ヨーロッパ遊学の際にパリで職業モデル・アンドレを描いたものです。この3年前の昭和4年(1929)、岸田劉生が死去します。劉生の突然の死により、一時的な虚脱状態に陥った椿はヨーロッパ遊学に向かいます。この遊学で数々の古典の名作と遭遇した椿は次第に劉生の影響を脱却し、自身の進むべき道に進んでいくのです。
(展示解説・章解説をもとに作成)

 後期に入り展示作品が大きく変わりました。すでに前期展示を見にいらした方も、ぜひおいでください。

展覧会情報
会期:~11月30日(日)
休館日:11月26日
入館料: 〔後期単独〕一般 400円(320円)高・大学生 300円(240円)
            小・中学生 200円(160円)
    〔前・後期共通〕一般 600円(480円)高大生400円(320円)
小・中学生250円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金
2008.11.06:denkoku:[博物館情報]