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天地人コレクション~米沢の兼続~




「天地人コレクション」コーナー、7月11日(土)よりテーマを新たに展開いたしております。現在のテーマは「米沢にて」 8月14日(金) までの開催です。いよいよ地元米沢の登場です。

慶長6年(1601)8月、前年の関が原の戦いによって敗者となった景勝は、勝者家康によって会津120万石から米沢30万石へ減封されました。120万石時代の家臣を抱えたままの上杉家は米沢入部後、それに合わせた町づくり及び収入確保のための政策に対応していきます。それらを中心になって指揮したのが兼続でした。今回は城下町米沢の基礎を築いたと評される兼続の業績について紹介していきます。

 今回の展示品のメインとも言えるのが城下絵図、城下町米沢の情報が凝縮されたです。江戸時代に描かれ、現代まで伝わった絵図を数種類紹介しております。

また、武具は「火縄銃」(当館所蔵)を展示しております。当館展示の人気コーナーのひとつ、「火縄銃体験」で手にする銃のモデルになった銃です。甲冑や刀剣とは違った重厚感を感じとることができると思います。

 大河ドラマで米沢が舞台になるのはいつごろなのか、という声を多く聞きます。まだ先になるとは思いますが、本展で産業育成・鉄砲製造・治水工事など、米沢における兼続の業績について知っていただければと思います。ご来館お待ちいたしております。
2009.07.17:denkoku:[博物館情報]

米沢 天地人博2009 入館者20万人目達成

 米沢市上杉博物館で開催中の「よねざわ 愛と義のまち 天地人博2009」。7月1日、20万人目のお客様をお迎えすることができました。当初の目標の最終入館者数を、会期の半分を待たずして達成できたことは大変な喜びで、これもご支援およびご来館いただいたお客様のお蔭でございます。これからドラマもまだまだ見どころが多いと思います。天地人博もさらに多くのお客様に楽しんでいただけるよう、職員一同努力してまいります。

展覧会情報 
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)             
料金 一般700円 学生500円 小中学生300円 団体割引料金あり
 お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001

 展示室内「天地人コレクション」コーナーでは7月10日(金)まで伊達政宗の甲冑を展示しております。米沢ではなかなかお目にかかれない資料です。この機会にぜひお見逃しなく!
2009.07.01:denkoku:[博物館情報]

政宗の甲冑、米沢天地人博に登場!

「天地人コレクション」コーナーは6月13日(土)より6回目のテーマとなります。

ファンの皆さんお待たせいたしました。今回のテーマは「政宗と景勝・兼続」です。7月10日(金)まで開催いたします。

 政宗と景勝との関係は、共通の利害の上に立った天正10年代には友好的でした。しかし慶長5年(1600)には東軍・西軍に分かれ、景勝・兼続は政宗の激しい攻撃を幾度となく迎え撃ちました。江戸時代には幕府のもとで文化的交流が確認されます。
二人の関係は、戦国から近世へと移っていく時代を反映していたともいえます。その具体的な動向、兼続の関わりなどについて紹介していきます。


 今回展示する甲冑は伊達政宗所用「黒漆五枚胴具足」(仙台市博物館蔵)。名前だけではピンとこないかもしれませんが、政宗のシンボルとしてよく語られる三日月の前立の甲冑で、今回展示するものは幼少の頃より政宗の側に仕えてきた家臣の菅野家に伝わったものです。米沢は政宗の生まれ故郷。本展はこの甲冑にとってはひと時のお国帰りでもあります。本当に見逃していただきたくない展示品の一つです。
 また伊達氏は戦国時代、米沢を本拠地としていました。今回は米沢時代の伊達氏およびその時代の上杉氏との関係についても展示の中で紹介いたします。
  
政宗といえば1987年放映のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の渡辺謙さんの熱演が思い出されます。今回は松田龍平さんが演じられるそうですが、どんな政宗を演じられるのでしょうか。そちらも楽しみです。

今回も見どころ満載です。ぜひ足をお運びください。
2009.06.14:denkoku:[博物館情報]

「天地人コレクション」展示替え

  • 「天地人コレクション」展示替え
ゴールデンウイーク期間中は大変多くのお客様においでいただき、ありがとうございました。なかでも国宝上杉本洛中洛外図屏風原本はやはり人気があり、展示ケースの前には多くのお客様が集まられていました。

「天地人コレクション」コーナーは5月16日(土)より五回目の展示替えとなります。

今回のテーマは「重鎮景勝のもとで」6月12日(金)までの開催となります。

 豊臣秀吉のもとで上杉景勝は、五大老の一人に名を連ね、関東・東北地方支配の抑えとなる会津一二〇万石の大大名にまでなりました。このような急成長には、秀吉の天下統一における景勝の活躍があったからに他なりません。そのような景勝の活動およびその中での兼続の役割や位置付けなどを紹介し、秀吉のもと、天下統一のもとでの景勝・兼続の動向を具体的にみていきます。

 今回の武具は景勝が秀吉から拝領したと伝わる「鑓 銘 城州埋忠作 文禄二年十二月日」(上杉神社蔵)を展示いたします。また兼続は景勝の出世に伴い正式に山城守に任命されますがその任命書である「後陽成天皇口宣案」(国宝「上杉家文書」当館所蔵)も紹介いたします。

  大河ドラマでも次回の放送から上杉家が秀吉と関係を深めていくようですが、今回の展示からも秀吉政権の中で活躍していく景勝・兼続の姿がわかります。是非お越しください。
2009.05.16:denkoku:[博物館情報]

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本展示

  • 国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本展示
そして「天地人コレクションコーナー」では現在国宝「上杉本洛中洛外図屏風」の原本展示を行っております。5月10日(日)までの展示となっております。

 上杉本洛中洛外図屏風は狩野永徳が今から450年ぐらい前の室町時代の京都の様子を描いた屏風絵で、当博物館を代表する収蔵品の一つです。織田信長が上杉謙信に贈ったとされ、NHK大河ドラマ「天地人」にも登場しました。資料保存のため、普段は複製の展示となりますが、年に2回決められた期間で原本を展示しており、今回の展示はその内の1回です。

 屏風の中には当時の京都の人々の生活が細かく描かれており、1日中見ていても飽きない程です。

 5月10日までの期間は直江兼続ゆかりの文化財とともに、洛中洛外図屏風の原本を見ていただける、非常に恵まれた内容となっております。是非この機会に足をお運びください。

※ゴールデンウイーク期間中、当館は混雑が予想されます。国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本をじっくりご覧いただきたい方はお早目のご来館をお勧めいたします。
2009.04.30:denkoku:[博物館情報]