今月の体験学習室!
ハガキサイズの紙に型紙を使ってステンシル★☆
来年は巳年なので、それに合わせてへびの型紙も準備しております!
年賀状づくりは10月27日(土)~11月21日(水)まで!
無料でできますよ~♪
お気軽に体験学習室へお越しください。
お問い合わせは 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで☆
展示替えしました。米沢城のりんご。上杉文華館「秋の贈答」
秋ですね。秋といえば、上杉博物館の洛中洛外図の原本展示!
これを逃したら、また来年です!
お見逃しなく!!
原本展示
国宝「上杉本 洛中洛外図屏風」
原本展示10月12日(金)~11月8日(木)
今回は、
「秋の贈物」展示期間は、10月25日(木)~11月27日(火)まで。
関連情報として、担当学芸員が展示解説を行います。
コレクショントークは、
10月27日(土)14:00~(上杉文華館内、入館料 有)
ぜひ、お越しください。
第18回目は「秋の贈答」です。自然の恵みや季節の区切りなど、
秋の季節感を表す、さまざまな贈答品を紹介するともに、それら
の背景にある時代的特徴等もあわせ国宝「上杉家文書」から紹介
していきたいと思います。(展示目録より)
【今回の展示資料】
●米沢城のリンゴ 国宝「上杉家文書」
上杉景勝書状●
(年未詳)七月二八日
三四.二×四七.四㎝
米沢市上杉博物館
〔翻刻〕 黒(赤)字→紫字の順で読む
已上
其以後者不申
越候、此方かわる事
無之候、可心安候、
又庭之りんこ、
重而さし越候、
しやうくわん候へく候、
其元そくさいにて、
あそひ候や、明年ハ
のほり候て、あい
可申候、猶かさねて
可申越候条、早々、以上
七月廿八日 かけかつ
千徳殿
参
〔解説〕
景勝が米沢から江戸の上杉定勝(千徳)へ
庭のリンゴ(庭之りんこ)を贈った際の書状。
米沢城の庭になったリンゴを景勝や定勝が食
べていたとみられます。
リンゴは鎌倉時代の文献に菓子として登場し
、江戸時代に栽培が盛んになったとされます。
当時のリンゴは、現在我々が食べる西洋リン
ゴよりも小さい直径三㎝程度の、酸味の強い
「ワリンゴ(ジリンゴ)」という品種です。
景勝が定勝に旧暦七月二六日付でリンゴを贈
った書状もあり、定勝が千徳を名乗った旧暦
七月下旬は、慶長一六年(一六一一)以降元
和五年(一六一九)頃までの間に該当します
が、西暦八月末から九月半ば頃に当り、米沢
城のリンゴは晩夏から初秋の味覚と認識され
ていたと思われます。
なお、日本における西洋リンゴの栽培は明治
以降、産業として本格化します。
それから、
今回、パネルにピックアップした洛中洛外図屏風から、
ピックアップした場面は…もみじを持って歩いてる人々です☆
どうやら、もみじ狩りにお出かけしているご様子。
なんだか、微笑ましいですね~☆
上杉文華館の展示内容は、月一でテーマを決めて資料展示しています。
まるで、月刊誌のようですね。
常設展示室内で、ツキイチ上杉文華館!!(すごいでしょう?)
今年度は昨年に引き続き、贈答です。
国宝「上杉家文書」に伝わった贈答に関わる資料を、テーマを定めて
展示していきます。戦国時代・江戸時代初期の文書を中心に上記のよ
うな課題にアプローチしていきます。
(ほら!沢山の文書の中から、すごいでしょう?)
1年分のテーマは、年度初めに、
予告として発表されます。
でも、
数か月前…、担当学芸員が、
「うーん。国宝上杉文書の中に、
秋らしい贈答品がないかもしれない…」
と言っていました。(たしか…)
どうなる!秋の贈答、その行方は?!
でも、今回は米沢城のりんごが出てきます。
あったようでした☆秋の贈答品。
(もう一回書きますが、10月27日(土)は、
担当学芸員のギャラリートークです。)
この、ブログを読んだら、
上杉博物館へ行ってみよう♪
ご来館をおまちしています☆
それでは、また。
次回は馬が出てきます。
お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで
★国画会展示作品紹介★
今回は数ある中から2作品をご紹介させていただきたいと思います。(○・ω・)ノ
まずは椿貞雄の作品の「睡蓮図」をご紹介させていただきます。
蓮池を抑えた色調で表現し、重なり合った葉、湖面が重苦しくさえ感じられます。西洋では復活や生命力の象徴とされる蓮ですが、東洋では仏教的な主題を想起させます。椿の蓮も日本的視点に立脚し「油絵で日本の精神を描く」ことを目指した椿の姿勢を見ることができ、戦時下という制作時の状況を考えれば、戦地に赴く多くの命に対する椿の強い祈りと捉えることもできるかもしれません。美術統制が強化された1944(昭和19)年の9月から事実上公募展の開催が不可能になり、翌20年は唯一国画会展が開催されない年となりました。本作は昭和19年に制作したものに21年加筆し、いち早く展覧会を再開した国画会展に出品したものです。暗い色調の中、葉上や水中に描かれた蛙の存在がユーモアを醸し出しています。(展示解説より)
2つ目は土田文雄の「雨の前」。
海は土田文雄が継続して取り上げ続けた主題です。米沢に育った土田にとって海は常に新鮮な感動をもたらしてくれるモチーフであったでしょうし、梅原龍三郎の明るい色彩や対象の捉え方、平面的表現を自分の中で消化して再構築するのに適した画題であったと言えるかもしれません。感覚的な筆触で、不安定な空模様を表現しています。土田はこの2年前、国画会会友に推挙されており、着実にその実績をのばしていました。(展示解説より)
絵画のみではなく、彫刻・型染など魅力ある作家たちの作品が展示されております。
ぜひ、博物館に足を運んで展示をご覧いただきたいと思います。(∩´∀`∩)
皆さまのご来館、お待ちしております★
『企画展 美の系譜 国画会にみる山形ゆかりの美術』
【 期 間 】10月6日(土)~11月25日(日)
【休 館 日】10月24日(水)
【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【 料 金 】一般400(320)円 高大生300(240)円 小中生200(160)円
お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで
次回企画展情報
夏休み期間でもあり、たくさんの方にご来場いただけました♪
大変ご好評いただき、誠にありがとうございますm(_ _)m
さて、次回は「企画展 美の系譜 国画会にみる山形ゆかりの美術」です。
大正7年(1918)、日本画家の小野竹喬、土田麦僊らが理想的な作品発表の場を求めて結成した美術団体「国画創作協会」を前身とする国画会は、絵画・彫刻・版画・工芸・写真の5部による美術団体として日本最大級公募展(国展)を開催し、1926年(第1回国展相当)以来現在で86回を数えます。国画創作協会発足時から掲げられた「創作の自由」の精神は、多様化が進む現代の美術界にあって多くの支持を得ています。当地ゆかりの作家では、国画会の中心的作家の梅原龍三郎に強く傾倒した洋画家の土田文雄や同郷の画家たちが大正15年(1926)の国画創作協会時代から出品をはじめます。椿貞雄、彫刻家の桜井祐一らも長年国画会に出品し、その系譜に連なる多くの作家たちが作品発表の場としました。また、椿夏子(椿貞雄二女)と芹沢銈介、遠藤賢太郎と須田剋太のような師弟関係に代表されるように、国画会という場にまつわる人間関係、作品への影響も多く見られます。本展覧会では「国画会」というフィルターを通して、近現代の郷土の美術の流れ、中央美術界、作家同士のつながりを一望し、山形の美術の過去と現在を見つめようとするものです。
ギャラリートーク
10月6日(土)14:00~ 企画展示室
当館学芸員の展示解説と山形国展(絵画部)による作品解説
※要企画展入館券
講演会
11月4日(日)14;00~ 伝国の杜2階 第1・2小会議室
入場無料 申込不要(先着90名)
講師 遠藤賢太郎氏(山形大学名誉教授・国画会会員)
演題 「北の大地が育んだ芸術~国展と山形ゆかりの作家達~」
募集制ワークショップ
11月2日(金)19:00~
「ナイトツアー ようこそ夜の博物館へ 楽しむ美術」
*夜の展示室で企画展を楽しく観賞します
対象 どなたでも(中学生以下は保護者同伴) 定員20名程度
参加費 500円 ※申込受付開始 10月2日(火)~
『企画展 美の系譜 国画会にみる山形ゆかりの美術』
【 期 間 】10月6日(土)~11月25日(日)
【休 館 日】10月24日(水)
【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【 料 金 】一般400(320)円 高大生300(240)円 小中生200(160)円
お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで