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企業成長の第五ポイントは人材育成

高給を出してスカウトしても、まもなく退職していく。
人を養成することは本当に難しい。

通常、創業者は気性が激しく、独断専行、
先見力とたくましい行動力でものごとを完成していく。

ところが彼は任すことが嫌いである。
したがってトップに対して従順にふるまう社員ばかりとなり、
バックボーンの通った人材は去っていく。

失敗する自由を与えなければ、冒険する自由を持たないといわれる。
権限を与え、時には失敗を許す包容力をもち、
部下に対してベストではなく、ベターで満足する心境になると
人は喜んで励むものである。

経営者とは、常に第三者のごとく自分を変化させていく人といわれるのは、
この点の難しさをいうのである。

こうなると経営者の性格が決定的だ。
どこまで人を使いうるか、どれだけ人材を養成できるかが
経営者の力だめしである。
2010.01.16:反田快舟:コメント(0):[経営箴言]

企業成長の第四ポイントは経営能力

零細企業から成長する過程においては成長の壁がある。

・年商1億円は生業。公私混同の壁
・3億円までは家業。トップの器、経営能力、戦略の壁
・10億円から企業。トップワンマン経営からの脱皮
・30億円の壁。組織運営、社会技術の習得

また、社員が増えて50人の規模になると、
生産、販売、経理のバランス経営が求められる。

自分で生産、販売、経理の調整、すなわち経営を勉強することが苦手なら
欠点を補うための経営者を迎えて経営能力のバランスをとる必要がある。

企業規模拡大とともに、技術力、販売力以上に経営力が重視される。
2010.01.14:反田快舟:コメント(0):[経営箴言]

企業成長の第三ポイントは資本

技術で成功して経営で失敗するのは、必要な資本を考えないからだ。
アイデア開発~技術開発~商品開発~市場開発~販売・回収までの期間や
必要な資本の大きさは取り扱う商品によって違う。

資本なくして経営なし!中小企業の命取りとなる資本不足を防ぐためには、
高収益を上げることが絶対条件になる。
経営者は金を引き出す能力、設ける能力、ばらまく能力が必要だといわれる。

中小企業は残念ながら会社そのものに信用がない。
経営者個人に信用があるかどうかによって、その会社の能力が決まる。

・自分の運命と事業を同一にして全力を打ち込んでいるか
・公私混同し、会社を食い物にしていないか・
・約束履行の点はどうか
・経営者の性格はどうか
・利益を生み出して返済しうるか

という経営能力を監視するのが本来の金融機関の役割である。
2010.01.10:反田快舟:コメント(0):[経営箴言]

企業成長の第二ポイントは経営方針の徹底

経営とは社長の考えていることを
働く社員の努力を通じて達成することだといわれる。

今は低賃金でも、事業に夢があり、会社が発展し、
働く社員も必ずよくなるという期待がかけられるから、
士気が上がり生産性は向上する。

夢を具体的な計画にのせ、予算・即決算主義で行動する。
経営はロマンチストであるとともに、
リアリストでなければならないというのもというのも、
それがためである。

会社の発展と社員の幸福が一致するように、
経営の許す限りの刺激を与える。
賃金計画を基本とした経営が必要だ。

働く人に生命を与えるもの、
総合力を発揮させるものは経営方針であり、
計画策定、組織編成、業績管理という
一連の経営管理が重要なのである。
2010.01.07:反田快舟:コメント(0):[経営箴言]

企業成長の第一ポイントは商品開発力

事業経営とは顧客の創造であり、
世の中にその商品・サービスを必要とする相手を見つけて、
それを満たすことだといわれる。

成長する会社においては経営者の事業観が確立している。
独創商品を生み出す事業精神と、
それを実現するための開発投資が高収益を生み、
その収益が再び開発投資されていく。

そのようにして、利益増大が固定費増を吸収し、
資本の増大をもたらすのである。
2009.12.24:反田快舟:コメント(0):[経営箴言]