劇団I’Mさんによる詩劇「花はくれない」の白鷹町特別公演が
23(土)行われ、そして幕を下ろしました。
”紅花” 原産地はエジプトナイル川流域、地中海沿岸と言われ、シルクロードを経てインド、中国、日本と渡ってきました。
紅花には殺菌効果があるとされ、布を紅花で染めることで皮膚を保護する(虫から守る、腐敗を防ぐ)ことに用いていました。
さらに、血行が良くなる、体が暖まるなど様々、利用されていました。
エジプトでは紅花染めの布をミイラに巻き、虫や腐敗から守っていました。
インドではビンディーという魔除けのしるしとして女性の額のお化粧に使われていました。
中国では染料や匈奴の頬、漢方に。
日本ではその鮮やかな紅色から口紅、紅花で染めた着物を。
しかし、紅花からとれる紅色は微量で、希少価値が高いものとされ金と同等、あるいはそれ以上とされてきました。
花1つとってもその背景には壮大な歴史が刻まれています。
今、語ったのものはその一部に過ぎません。
「花はくれない」。紅花に魅せられ、生きた時代が異なる先人達が紅花人として歴史や伝統、紅花に込められた想いやドラマ。
今現在、紅花を生産している方々の想いを汲んでくれているような、そんな風に私は感じました。
私自身、紅花についての勉強不足ですが、そんな自分でも惹き込まれ鳥肌が立つ物語でした。
ここからはかなり個人的ですが、劇団I'Mさんに出会えて心から良かったと思いました。
観なければ損だったと本気で思えます。
これにて紅花colorsが終了となりましたが、
なにより無事に公演でき、終えることができたことが本当によかったです。
足を運んでくださいました皆様、心より感謝いたします。
関係者の方々、先生方、大変ありがとうございました。
そして、劇団I'Mの皆さん、この度は白鷹町にお越し頂き、そして素敵な舞台をありがとうございました。
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