再生可能エネルギー普及の取り組みとして、温泉熱を利用した発電の実証試験を米沢市の小野川温泉で開始すると山形大学が昨日発表しました。
それが本日の山形新聞で紹介されています。
小野川温泉でのバイナリー発電は温泉熱による温度差発電技術で、温度約80度の小野川4号源泉を活用して、沸点の低い媒体「代替フロン」を、温泉の熱で加熱して蒸気を発生させてタービンを回し、発電します。その後、蒸気は近くの川の水で冷やして液体に戻し、このサイクルで電気をつくるシステムです。
源泉の発電性能、発電機の配管の耐久性などを研究し、現時点では3~5キロワットの電力を創出できる見込みみたいです。
同様の事業は新潟県や福島県で展開されているが、本格的な導入には至っていないらしいです。山形県には全市町村に温泉があることから、モデルケースとなる発電システムを構築したい意向みたいですね。
今回はあくまで実証試験なので、今後、どのように活用し、拡大できるか楽しみです。
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