結城翁は昭和26年8月1日に亡くなっている。今日8月1日が命日で、記念館では9年前に夏祭りや墓参を行ってきた。しかし、夏の暑い時期であり、吉野川が氾濫し2年続けて夏祭りが中止になったことから、夏祭りに代わって「墓前祭」を行うようになった。墓参とともに結城翁や赤湯に関係する方の講話をお聞きする内容に変わってきた。
今回は南陽市文化財保護審議会委員の佐藤鎮雄先生により「赤湯を拓いた横田式部」と題して、現在の赤湯の礎となった中山城代「横田式部」について話があった。今まであまり聞いたことがないことばかりで、赤湯の歴史をひも解く解くことができた貴重な機会となった。
酷暑の夏となったが、墓地も東正寺の本堂もさわやかな風が通り抜け、汗もかかずに話を聞くことができ有意義なひと時となった。