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木の歴史

  • 木の歴史

 

先日、近所の真美沢公園を散歩していた時のこと。

おお! なんだこれは!

 

根元の直径は50㎝~60㎝くらいの柳の大木です。

樹齢は想像するしかありませんが、仮に50年だとしたら、

私が小学生時代にこのあたりで遊んでいた頃に生まれた木かもしれません。

 

50年かどうかは別として、この木にはこの木なりの長い長い歴史があるわけでしょう。

この写真は、フェンスを飲み込んでいるのか? あるいは同化して一体化しているのか?

あるいは友達になっているのか?

 

いずれにしても壮絶な人生(木の)だったことは窺えます。

こんなものに出合えるのが散歩の楽しいところですね。

2021.05.09:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

情報のアップデートが必要

  • 情報のアップデートが必要

最近よく思うことがあります。

情報は時々アップデートしなければならない、と。

 

ひと口に情報と言ってももちろん種類がたくさんあって、先日壱岐大学で柴田講師から

教えていただいた新技術情報も大半が知らないものでした。

 

今回は、地元宮城県の情報アップデートの話です。

特に東日本大震災の被災地はどんどん変わっています。

 

閖上、荒浜、石巻、南三陸町、気仙沼あたりは、比較的ちょくちょく訪れており、

変遷を眺めてきたので違和感があまりありませんが、抜けていたのが東松島です。

 

東松島の中では、震災直後、小野地区の被災住宅の泥かきと震災ゴミ処理を

2日間お手伝いしました。その時は、海岸付近に大型船が打ち上げられていて、

水たまりを自衛隊が遺体捜索をしていました。

 

うず高く積まれた震災ゴミが、しっかり分別されており、こういう非常時でも日本は

すごいな、と感心しました。

 

野蒜地区は、震災前は松島マラソンの折り返し地点となっており、のどかな雰囲気

でしたが、直後に訪れた時は本当に何もなくなっていました。

 

先日、実に久しぶりにこの野蒜地区を訪れる機会がありました。

岩手山の麓で牧場経営をしていた方が、理想の牧場づくりを目指して、東松島に拠点を

築き、美馬森牧場として4年が経過。その牧場主八丸さんにお話を伺うためでした。

 

野蒜の海沿いはまだまだ空き地が広がっていましたが、野蒜ケ丘という丘陵地は綺麗な

住宅街となっていて別世界でした。

 

そのすぐ近くに素晴らしいツリーハウスを発見!

 

 

あまりに素晴らしい出来だったので、ぐぐってみたら、やはりプロの仕業でした。

しかもツリーハウスの第一人者小林崇さんの作品。亡くなったC.W.ニコルさんが

その活動をバックアップしてこられたようです。

 

宮城県のこと、まだまだ知らないなぁ。

情報を時々アップデートして、コロナが収束して遠来の友が訪ねてきた時に、

新しい宮城の案内ができるようになりたいなぁ、と思った次第です。

2021.05.02:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

又川俊三さん

  • 又川俊三さん

高知県四万十川の上流域に生まれ育ち、縁あって盛岡で起業された又川俊三さん。

岩手県倫理法人会の初代会長として10年間重責を担い、岩手県倫理法人会の基礎を

創られた方です。

 

たまたま千賀の浦倫理法人会に講演にいらしてくださり、その内容に感銘を受けて

直接教えを請おうと盛岡に行ってきました。

 

 

現在はクラフトグループの会長として、やや外側から経営にあたっていらっしゃいます。

以下、クラフトグループのHPで又川会長の挨拶文をそのまま転記しました。

 

クラフトグループは、1978年(昭和53年)創業のクラフト産業株式会社を起源として、現在、5つの株式会社と1つの学校法人、1つの認定NPO法人からなる企業グループです。

私どもグループ事業の三本柱は、①教育関連事業 ②エネルギー・環境事業 ③健康・福祉事業です。柱の一つである教育事業の理念は、一貫して「人づくり」「地域づくり」にあります。「教育の力」こそ、国を再生させ地域の未来を創っていくものです。

ITやAIの急激な発展、働き方改革、人生100年時代等々、急速に変化を遂げる社会の中で、これまで以上に教育の重要性が増しています。そのため、新しい世の中に対応するさまざまな学びの場づくりに力を注いで行きます。また、「掃除に学ぶ会」や「マニラ育英会」等、社会貢献活動にも積極的に参加します。

ますます確かな人づくりが求められる今こそ、感謝・感動の心を活かし、“立派な日本人””づくりを目指し、地域社会、日本社会、ひいては国際社会のお役に立てるよう、努力して参ります。

 

『感謝感動の心を活かした立派な日本人づくり』

口で言うのは簡単ですが、それを実現させるのは容易なことではありません。

 

1の成果を上げるために10の努力を惜しまない覚悟が必要である、と考えています。

そして、又川さんはまさにそれを実行し続けた方だと思います。

 

感動大学というものを毎年開催し、4月には親孝行月間を実施し、社内教育も繰り返し

繰り返し行っていらっしゃいます。

 

弊社の壱岐大学の参考にしたい、というのが訪問の一番の目的でした。

 

まず感じたのは、私を迎える姿勢でした。

貴重な資料をこれでもかというほどご準備いただき、惜しげなく提供くださいました。

 

そしてしばらくはじっくりこちらの話しを聴くことに徹し、こちらから尋ねたこと以外、

こちらのためになるものに絞って語るといった具合で、奉仕の精神が徹底していると

感じました。

 

感動大学のスケールも大きく、著名な外部講師のお名前がズラリ並んでいました。

イエローハット創業者鍵山秀三郎氏、イカリ消毒黒澤眞次最高顧問、アジア支援機構

池間哲郎代表理事などなど。

 

そして、「千の音色でつなぐ絆」というプロジェクトの会長も務めていらして、その活動

にも度肝を抜かれました。https://classic-for-japan.or.jp/

 

陸前高田の「奇跡の1本松」で造ったバイオリンを千人のバイオリニストにリレー形式で

弾いてもらうという壮大なプロジェクト。

時の皇太子様(現天皇陛下)も2013年に演奏されたそうです。

 

スケールはまるで違いますが、このような大先輩に少しでも近づきたい、そういう思いで

これからも精進していきたいと思います。

2021.04.25:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

困った時のVAK

  • 困った時のVAK

何かものごとがうまく進んでないなぁ、という困った時の常とう手段の1つが5Sです。

 

ご存じ、S(整理)、S(整頓)、S(清掃)、S(清潔)、S(しつけ)の5つのSです。

これによって心が整い、いろいろなものごとが動いてくる感覚を何度も味わっています。

そもそも乱れていること自体が問題なのですが。

 

一方、ものごとを新しく始めようとした際に、どうしたらいいかわからない時に活躍する

のが、このVAKです。

 

すばわち、V:Visual(視覚)、A:Auditory(聴覚)、K:Kinesthetic(体感覚)です。

 

NLP(神経言語プログラミング)心理学で度々登場する言葉で、人の持っている五感の内

どれを一番優位として使っているか、人によって違うと言われています。

 

ただし、私がここで伝えようとしているのはどれが優位かという話ではありません。

 

クロールで50m泳ぐのが精一杯だった40代半ばころ、健康維持のために、50m泳いでは

休み、また50m泳いでは休み、と繰り返して、仕事帰りに400mくらい泳いでいました。

 

このころVAKを学んでいたので、上手に泳いでいる人のVAKを探りました。

V(視覚=視線=注意すべき視点)は何だろう? A(聴覚=言語=考えていること)は

何だろう? K(体感覚=体の使い方)はどうだろう?

 

暇そうにしているプールの監視員にこれらを全部質問し、50m泳いではどうだったか、

確認する、という図々しいやり方で、とうとう1500m連続で泳げるようになりました。

 

これと同じ要領で、下刈機の使い方をVAKの観点から質問していったのです。

 

刈る時の目線はどのあたりを見るのか?、注意すべき安全ポイントと作業効率ポイント、

エコなポイントは何か?、足の運び方や体の使い方はどうすればいいか?

 

VAK理論をベースとして持っていることで、過不足なく質問ができたように感じました。

2021.04.18:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

里山と人を輝かせたい

  • 里山と人を輝かせたい

東北は、実に里山だらけ。都会と深山以外はみんな里山といってもいいくらいです。

 

古来から里山は、薪や山菜やきのこなど生活に必要なものを提供してくれるばかりでなく、

風をよける役割、水を貯える役割、動物や虫を育む場として、さらに豊かな景観など、

その価値ははかりしれません。

 

しかし、注意して眺めると、戦後の拡大造林計画で植えられたスギヒノキ林は、

安い外材輸入の影響で価格が低迷し、間伐も進まず放置されています。

 

中山間地と呼ばれる地域は高齢化と人口減少で、山など持っていても固定資産税が

取られるだけでなにも良いことがない、という声さえよく聞かれる有様です。

 

深山の自然遷移が進んだ森は、何も手を加えなくても美しい姿を保っていますが、

いったん人の手が加えられた里山は、笹薮や竹や葛などで荒れ放題。

悲鳴が聞こえるようです。

 

そんな里山の悲鳴を聴く一方で、元気なシニア世代は、退職後、社会のための活動から

離れ、自分の楽しみのためだけに生きている方が少なくないように感じています。

 

お金が得られるかどうかは別として、町内会活動でもボランティア活動でもいいのですが

社会とつながり、社会的課題解決にその知恵と技を生かしていってほしいなぁ、と

ずっと思ってきました。

 

そうこうしているうちに自分もその世代に近づきつつあり、他人事ではなくなりました。

 

生涯、社会と関わり続けられる場と機会を提供するビジネスの1つとして、

里山林林プロジェクトを考え、準備をしているところです。

 

ビジネスと言っても、大儲けをしたいということではなく、人が関わっていく上で、

時間を使う以上、金銭的なバックアップが当然必要な訳で、関わるシニアについても

多少なりとも収入が得られる仕組みを考えていきます。

 

そのプロジェクトを推進するうえでも、何事も自ら体験し、どんな喜びや大変さや

その他の心の動きが生じるか、これが大事です。

 

前置きが長くなりましたが、2日間、下刈りプライベート講習会を行ってもらい、

山地主さんのご協力の下、荒れた笹薮を下刈機で刈り払う作業を行いました。

 

これまでも刈払機もチェンソーも何度か使ったことはありますが、いずれも正式に習った

わけではなく、VAKの視点で一から学んでいきます。

 

VAKについては、次回のブログで。

 

2021.04.11:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]