30代、社会人になって10年前後、これからの人生を考えるターニングポイントになる方が多く、当社でもご相談が多い年代です。
経験することすべてが新しく、精一杯仕事に取り組んできた20代から、仕事も覚え、自分や家族、これからの将来について考える余裕が出てくると「地元に帰ろうか」という気持ちがふつふつと湧いてくることも多いようです。
今回は、「いつかは帰ろうかな」から「帰ろう」と決めたSさんの体験記です。
(囲いの中の文章は、ご本人にお送りいただいたものを、プライバシーに配慮しながらほぼそのまま掲載させていただいております。)
1.転職を考えたきっかけ
一言でいえば、地元で身を固めようという思いが強かったためです。
東京・神奈川で約10年ほど働いていましたが、長男だということもありいずれは地元に戻ろうという考えがありました。
また、進学を機に地元を出たわけではなかったので、就職した勤務地では気軽に会える友人もおらず、仕事は充実していたけれどプライベートは充実したものとは言えなかったので、そちらも充実させたいと思うようになったこともきっかけのひとつでした。
やがて30代が近づくにつれ地元に戻ろうという思いは強くなり、31歳になる年の夏頃に転職活動を始めました。
2.山形転職(ジンジャーズ)との出会い
大手転職スカウトサービスを介してジンジャーズさんよりご連絡をいただいたことがきっかけとなりました。
どこかの企業の求人案内ではなく、「Uターン転職をお考えとのことで、まずは気軽にお話しませんか?」といったスタンスでした。
当社は、大手エージェントさんとも提携しており、「山形県限定」で登録されていらっしゃる方がご登録されている場合には、こちらからお声がけすることもあります。
3.ジンジャーズと面談してみてどんな印象だったか
山形県内企業に特化していらっしゃるため、各企業についての情報量は、他の大手エージェントが持つものとは比べられないほど豊富でした。
気になっている企業から求人が出ていて、その企業について問い合わせてみると、具体的な理由を挙げたうえで、私の転職先としてはあまりお勧めしないとアドバイスをいただくこともありました。
各企業の社風や求めている人物像などをよく把握されていて、登録者目線の情報収集に抜かりがない印象を受けました。
県外を拠点にしているエージェントさんは、実際に山形に来て企業さんと打ち合わせをしたりお話しするケースが年々少なくなっており、特にコロナ禍以降はオンラインだけで済ますことも増えています。
オンラインでも必要最低限の情報はつかめるのですが、やはり実際にお会いして話を伺って、職場の中を見せていただくことで感じられる社風、マッチする人材像のイメージは得にくいのが実情です。
当社は、直接訪問できる企業に限って求人を扱っておりますので、他では聞けない情報などもご提供できる場合が多くあります。
4.転職活動を通して苦労したことや印象に残っていること
学校卒業後は派遣社員の期間などもあり、同世代に比べると転職回数が多くなっていました。
そのため定着に懸念があるといった理由で書類選考落ちとなる企業も多かったです。
それでも今回ジンジャーズさんにご紹介いただいた企業さんは、転職歴よりも経験や仕事に向き合う姿勢を評価してくださる会社だったので、良いご縁になりました。
書類選考のみだと、どうしても転職回数が多いと「入社してもらっても辞めてしまうかも」と及び腰になる企業は少なくありません。
ジンジャーズでは「なぜ転職に至ったか」「今後どういうキャリアをイメージしているか」といった書類に記載しにくい情報も企業に補足しますので、転職回数のみで不合格となるケースは少ない傾向にあります。
5.転職活動を振り返っての感想や、これから転職活動を始める方へのメッセージなど
転職活動を始めると、職務経歴書などの作成を通してこれまでの自分の経歴をじっくりと振り返ることができます。
選考落ちになったとしても、自分の市場価値を知るいい機会にもなるとプラスに捉えていくことも大切だと思いますし、私のように転職回数が多かったとしても、経験や仕事に向き合う姿勢、新たなことを学ぶ姿勢を評価して興味を持っていただける企業はきっとあると思います。
ジンジャーズさんに登録して転職活動をするのであれば、気になる企業については些細なことでも積極的に質問してみてください。
転職活動は、活動のプロセスにおいても新しい自分を発見できたり、外部の評価を受けられることで気づくことがあったりと、自分の成長にもつながる良い機会になります。
Sさんがおっしゃるとおり、ぜひ些細なことでも何でもお話しください。
一緒に調べて考えて、良いご縁がつながるように精一杯活動していきます。
Sさん、ありがとうございました!
この記事へのコメントはこちら