最近は「賃上げ」が報道等で話題になることも多くなっておりますが、
みなさんの会社や周囲ではいかがでしょうか。
収入について、ご自身の生活が十分に成り立っているのであれば、わざわざ他の人と比較する必要はないと考えます。
ただ、「自分の成果に見合った評価がされていないのではないか」「自分だけ極端に賃金が低いのではないか」とお感じになるような方は、ご参考いただければと思います。
年収については、2019年に記事を掲載していましたが、その後どうなっているのか、データを調べてみました。
性別 | 年齢 | 勤続年数 | 労働時間 | 所定外 労働時間 | 決まって支給する 現金給与額 | 所定内給与 | 年間賞与 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
男性 | 45.2 (43.5) | 14.4 (14.6) | 169 (169) | 12 (16) | 30万7700円 (31万1100円) | 28万2400円 (27万300円) | 73万9200円 |
女性 | 43.6 (42.7) | 11.5 (11.6) | 165 | 6 (7) | 22万2600円 (21万9500円) | 21万1400円 (20万6600円) | 45万1300円 (46万1100円) |
この賃金データは、毎年厚生労働省が行っている「賃金構造基本統計調査」を見るとわかるようになっています。
リンク:山形労働局 賃金室 / サイト中段「山形県の賃金統計」をご覧ください。
3年前と比べると、男性においては残業時間が減ったことで、若干給与が下がっているという傾向がみられますね。
ちなみに、賞与はどうなっているのでしょうか?下記が賞与の推移です。
西暦 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|---|---|---|
男性 | 72万9800円 | 74万9000円 | 75万8000円 | 77万4100円 | 73万9200円 | ??万????円 |
女性 | 46万1100円 | 46万1100円 | 49万9100円 | 50万7700円 | 45万1300円 | ??万????円 |
年間賞与の推移で見ると、2021年に比べると2022年は4~5万円も全体で下がっているんですね?!
あくまで全産業、全企業規模での平均になっているので、業界や企業規模でみるとまた違ったことがわかりますし、もちろん個別企業ごとに業績は違いますので、「自分のところは少し上がったけど世間的には下がってたんだな」なんてこともあるかもしれませんね。
2023年はどうなるのでしょうか?この賃金統計は、毎年11月頃公表とのことですので、今年の結果は来年11月にまた確認してみたいと思います。
「もっと給与を上げたい」=「転職すれば万事解決!」ということにはなりません。
特に転職直後は、評価期間により賞与が全く出ないケースもありますので、実際の手取りが大きく減ることもあります。
収入と支出のバランスを考えて、マネープランの視点からの生活改善も検討が必要になるかもしれませんので、「とにかく転職」ではなく、転職も選択肢に入れながらも、より広い視点からライフプランを考えてみることをお勧めします。
【参考:コラム】~山形での転職事情2019~山形県の年収相場を考える~
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