2023年6月までに転職を実現した100名の面談記録を元に、「1番の転職理由」ランキングを出してみました。
上位3つは以下の通りです。
第1位 | 地元に帰りたい | 16% |
第2位 | 職場の人間関係 | 14% |
第3位 | 休日数、残業時間の改善 | 13% |
第1位は「地元に帰りたい」
第1位は「地元に帰りたい」というUターン希望でした。
この「地元」とは、山形県に戻りたい、という県外から県内へのUターンだけではなく、例えば庄内地区ー山形市近隣へといった県内ー県内も含みます。
地元、生まれた土地へ戻りたい、という希望を叶えるために転職をされる方が1番多いという結果になりました。
第2位は「職場の人間関係」
職場の人間関係に悩まれている方は、ご相談内容でも大変多いのですが、実際に転職がかなったケースとしては2位という結果でした。詳細を確認すると「上司や先輩との人間関係」が上手くいかなくて、という相談がほとんどでした。中には、パワハラも疑われる事例もありました。面談メモを確認すると、同僚や後輩との関係でのご相談者は、ご自身で何らかの改善を図ることを考えて転職を見送るというケースも多いようでした。
第3位は「休日数、残業時間の改善」
山形県全体として、全国的に見ると休日数が少ない傾向がありますが、「土曜毎週出勤の職場から、せめて隔週休みにしたい」という希望ですと、希望を叶えられる選択肢が増えます。
また、残業時間については、残業が常態化してしまっている会社、残業ゼロを目指して改善している会社、2極化している傾向が見られます。なかなかご自身の努力で改善が難しいところですので、転職によって環境を変える人が多いということでしょう。
3位以下のデータは、こちらのグラフをご確認ください。
以降の順位としては、将来の不安10%・業界を変えたい8%と続いています。
「将来の不安」は、「このままでいいのだろうか?」「ここで成長できるのか?」といった、個人の内面的な不安の他に、会社の経営方針への不安などが含まれています。
一方「業界を変えたい」という回答については、大きく言えば「将来の不安」とも言えるのですが、もう少し踏み込んだところの悩みであり、「業界を取り巻く市場環境への不安」や「業界特有の文化・慣習などへの不満」という意味で分類しています。
また、下位に出ている「移住したい」という項目は、結婚や配偶者の転勤、家庭の事情などで、ご自身は県外出身(あるいは地域外)という方になります。
応募先の企業には転職理由はどう伝える?
「他の人の転職理由が気になります」という方の多くが、「選考時に転職理由はどう伝えたら良いのか」ということで悩んでいらっしゃいます。
私たちとしては、極力正直に、事実をお伝えするようにご案内しています。ただ、一方的な不平不満、愚痴に捉えられたり、「当社も同じ理由で辞められてしまうかも」と思われてしまわないように、伝え方などは検討が必要です。
私たちとの面談を通して、「何のために転職するのか」を整理することで、転職理由の伝え方も明確になってくるかと思います。
あなたの転職へ対する思いを、ぜひお聞かせくださいね。
この記事へのコメントはこちら