40歳のことを「不惑」と表現することがありますね。
これは「三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る」という論語の有名な一節に由来していて、「40歳になればあれこれ迷いなく惑わされなくなる」というような意味だとご存じの方も多いでしょう。
しかし現代では、40代といえば、仕事では中核人材・責任ある立場として、家庭では家族を支える大黒柱として、公私共に悩み多き年頃かと思います。
今回ご紹介するOさんもそんな悩み多き40代。しかも、会社の経営状態が不安定な状況下で「残るか」「辞めるか」というような人生の岐路に立った時、私たちのところへ相談にいらっしゃったのでした。
この度、無事に転職活動を終えたOさんから、これまでの活動を振り返って体験記としてまとめていただきました。
こんにちは。Oです。
その節はお世話になりました。
おかげさまで転職前に有給休暇を頂いています。
状況が良ければ遠出もしたかったのですが、ほぼ自宅でのんびり過ごしていました。
その充電期間もあっという間に終わってしまい、また社会人に戻れるか心配です(笑)
ただ今は、不安よりも新しい環境・出会いへの期待の方が大きいかもしれません。
もちろん実際に働いてみれば、悪い点も見えてくると思いますが、そこは私のこれまでの経験を活かし、より良い方向に持っていけるよう頑張っていきたいです。
前置き長くなりましたが、以下書いてみました。
Oさんには、転職活動が全て終わって、入社を待つ間に、体験記をまとめていただきました。当社の体験記は、「書いても良いよ」とおっしゃってくださった方に、直接書いていただいているケースがたくさんあります。
1.転職を考えたきっかけ
職場が遠距離で通勤時間が長く、疲れによる健康面や交通事故が心配だったこと。
家族との時間がもっと欲しかったこと。
リストラによって人員不足が生じ、日々の業務に追われ、新しいことにチャレンジできる環境になかったこと。
将来的な会社存続に不安を覚えたこと。
転職を考える理由として、Oさんのように複合的な要素が絡んでいる方もたくさんいらっしゃいます。体力的なこと、家族のこと、会社の将来、自分の将来、などなど・・・。
私たちとの最初の面談では、まずはこうした「なぜ転職を考えるのか」を整理することから始めます。
2.山形転職(ジンジャーズ)との出会い
先に転職をした先輩の紹介。数ある転職支援会社の中で一番親身になって相談に乗ってもらえたということだった。信頼する先輩の紹介と山形県に特化しているという点から登録した。
山形転職(ジンジャーズ)では、転職を叶えられた方のおよそ30%が知人などからの紹介(口コミ)なんです。Oさんも、先に転職活動をされた先輩から当社をお勧めいただいてご登録になった1人だったんですね。
3.ジンジャーズと面談してみてどんな印象だったか
山形県内の企業情報が豊富である。求人情報にとどまらず、社風や人事方針など内部にも精通しているので驚いた。
自分の働き方へのスタンスについて丁寧にヒアリングしてくれる。
そのため、大手転職支援サイトのように、登録情報から機械的に企業紹介してくるのではなく、その人に最適な企業をピンポイントで薦めてくれるのだと思う。
また良い意味でがっついていなく、転職を焦らせることも無かった。
「がっついていない」というのは、複数のエージェントさんを利用されているご相談者から、当社をご評価いただいた時によく出る言葉です(笑)
私たちジンジャーズは、「あくまで転職は手段の一つ」と考えているので、転職させようとは決してしません。
また、とにかくたくさんの求人企業を並べるというご案内ではなく、Oさんがおっしゃったようにその人に最適な企業をピンポイントでご紹介するようにしています。そのために、企業の社風や内部情報もできる限りしっかり集めるよう心がけています。
4.転職活動を通して苦労したことや印象に残っていること
現職の年収から下がってしまうので、どこで折り合いをつけるか悩んだ。コロナ禍もあって求人も少なかったのかと思う。
現職での事情もあり、入社時期の調整に苦心した(ジンジャーズさんに上手く調整して頂いた)。
なるべく収入が下がらない転職、できれば年収の上がる転職ができるようサポートしていますが、異業界や異職種への転職の場合、入社後しばらくは年収が以前より下がるということもあります。その場合は、ご家族などとも長期的な目線でじっくり相談いただけるよう、しっかりと検討時間をいただくように企業にもお願いしています。
「早くご決断いただけないと内定の取り消しになりますよ」というように急かすこともしません。
私たちは、年収の交渉はもちろん、検討の期間や入社時期についても、企業と個人の間に立って調整します。
5.転職活動を振り返っての感想や、これから転職活動を始める方へのメッセージなど
将来が見通せなく、かつ働き方が多様になる時代で、自分の仕事に対する考え方、何が一番大事か、整理できて良かった。
また、転職活動は自分の市場価値を知る良い機会だと思う。
転職するしないは別にして、現状に不満・不安があるなら、一度転職活動してみるのが良いと思う。
働き方、大げさに言えば、生き方が明確になって一歩前へ進めるきっかけになると思う。
以上、拙い文章ですみませんが、よろしくお願いします。
「登録したら転職しなければいけない」ということではありませんので、転職するか、しないか」というところからご相談にきていただくことを、私たちもお勧めします。
何が一番大切か、私たちと一緒に考えてみませんか。
Oさん、お忙しい中、体験記作成にご協力いただきありがとうございました!
インターネットなどでいろいろ調べてみますと、「不惑」は、もともと一番最初は「不或」とされていたとする説があるそうです。後世に形の似た「惑」の字が当てられ、それによって意味が変わったのではないか、というものです。
もともとの「不或」とした場合、「四十而不或」は「四十にしてくぎらず」と読むとのこと。その意味は「四十になったなら、自分のこれまでの考え方や過去にこだわらず、もっと幅を広げてチャレンジしていこう」ということなのだそうです。
Oさんも、新たな業界へのチャレンジを決めて、羽ばたいていかれました。
みなさんにとってより良い人生の選択ができるようなサポートをしたい、と私たちはいつも思っています。
長い人生、ほんの一瞬だけでもお時間とっていただいて、私たちと一緒にこれからの歩む道を考えてみませんか。
もしかしたら、ご自身の考えや可能性が広がるきっかけになるかもしれません。
お問い合わせ、ご相談を心よりお待ちしています。
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