山形県内での転職、Uターン転職を支援するサイト「山形転職」を運営する株式会社ジンジャーズ(本社:山形県山形市、代表取締役 佐藤広一)は、山形本社企業もしくは事業所のある企業の経営者、社員を対象に、「企業内のオンライン活用実態アンケート調査」を行いました。(調査期間:2020年4月10日16:00より4月17日21:00、有効回答数41名)
新型コロナウィルス感染症の影響により、不要不急の外出自粛が広く呼びかけられている中、業務を理由に外出せざるを得ない方々も多くいらっしゃいます。
企業の経営者の皆さま、管理運営を担当される皆さまにおかれましては、できる範囲でのオンライン化を進めていただき、事態の早期収束を目指せるよう、私たちもお役に立ちたいと考えております。
調査結果サマリー
・社内WEB会議等のオンライン活用状況は58.5%に留まるが、「今後導入したい」と合わせると75.8%が何らかのオンライン化を進めている、またはオンライン化を進めたいと考えている。
・社内会議での活用度合いは高いが、人材採用(説明会、面接)などでの活用はほとんど進んでいない。
・オンライン化の悩みは「ツールの選定」と「利用できる人材の不足」。
調査結果詳細
【1】導入状況と導入意欲の実態
回答締切(2020年4月17日)時点において、実際にWEB会議やセミナー、面談などを行なっているのは58.5%となりました。
「行なっていない」と回答した企業に対する設問(4)今後導入したいと思いますか?の回答状況において「今後導入したい」と答えた回答を合わせると、「現在すでに行なっている」および「今後導入したい」企業は全体で75.6%となりました。
【2】利用ツールの実態
調査時点ではZoomが多数派ですがセキュリティ面での課題などが取り上げられることも増えており、今後の動向に注目したいところです。
少数回答としては、REMO、LINE、Liveon、HDコム、Webexといったツールがありました。
なお、回答数を見ると、1社あたりの平均利用ツール数は2.1個となっており、複数のツールを使い分けている企業が多いようです。
【3】活用場面の実態
現在利用している会社のうち、92%が社内会議(営業所間の報告会議など)で利用していると回答しています。
一方で、採用活動での利用は説明会、選考いずれもわずかで、特に説明会では8.3%とまだまだ少数のようです。
・社内会議(営業所間の報告会議など)をオンラインで行なっている 91.7%
・取引先との商談をオンラインで行なっている 54.2%
・すでに社員のリモートワーク・テレワークが進んでいる 29.2%
・社内研修をオンラインで行なっている 16.7%
・採用活動における選考を行なっている(面接など) 16.7%
・採用活動における説明会をオンラインで行なっている 8.3%
【4】導入における悩みの実態
「特に困っていることはない」という回答も25%と高く、導入してしまえば何とかなるのかもしれません。一方で、まだ乱立状態のオンラインツールをどう選定するか、それを社員が使いこなせるかが課題となっているようです。
また、その他の回答においては、「セキュリティが心配」「テレワーク用の個室の準備」といった技術的、物理的な課題を指摘する回答や、「WEB会議では緊張感が欠ける」「年配社員ほど”顔を合わせて”という考え方が強い」といった意識的な課題、「助成金の制度が上手く活用できない(全員テレワーク前提)」といった費用負担の課題なども挙げられていました。
【5】補足調査 新型コロナウィルスに対する各社の取り組みについて
なお、今回のオンライン活用調査は、新型コロナウィルス対策の一助として調査を行いました。補足として、各企業で実際にどのような対策を取られているか、自由記載にて回答いただきました。各社事態の早期収束に向けて、全社的に取り組みを進められているようです。
出張自粛、消毒液による殺菌、来訪者入室制限、
事業所内で独自対策ガイドラインの設置、本社や他事業所と連携した対応
消毒 一般的な感染予防策、時差休憩による濃厚接触者の明確化等
落ち着くまではイベント・会合の自粛、なるべく会わないで打ち合わせ、マスク着用、換気をこまめに、手洗いうがい。
マインド的には、時代の転換点に突入したぞという意識で、自己変革に励んでいます。
社内に通知徹底を毎日図っている。 面談者や外訪を極力削減している。
仕事以外の外出自粛
出張の自粛と直行直帰 県外出張禁止、不要不急来客のお断り、全社員マスク着用
常時換気、2時間毎の手洗いとドアノブ等のアルコール消毒、昼食を2班体制、納品窓口の制限
出張来客の原則禁止、社内消毒 事務所内の消毒 店舗の消毒、従業員のマスクの徹底。
公私での不要不急の外出自粛お願い 社員、来客含めマスク着用推進。
入室前の除菌。出勤前の検温。使い捨て手袋の活用
会社として全事業が休業となりました。その期間は個々でスキルアップの期間となっております。
社員へのコロナ対策徹底の連絡、マスク社員への送付 消毒や防護グッズ活用による感染予防
うがい・手洗い 事業委託者の要請で、時短営業とグループ別出勤体制をとっている。
出張の自粛、ローテーションでの出社 社内外の方の検温、問診、時差昼食、県外外出自粛、国内外出張自粛、 時差出勤、特別休暇の付与、不急の出張延期、感染予防の啓蒙活動 感染防止策を社内外でおこなっています
入館制限、館内消毒 外出自粛。マスクの常備。手洗いうがいの徹底。
取材先でのマスク着用、毎朝の検温、体調不良の報告と確認
テレワークの実施とコアタイム設定
調査概要
調査対象:山形県に本社があるもしくは事業所に勤務する経営者、社員
回答数:41名
調査方法:インターネット調査(無記名・記名任意)
調査期間:2020年4月10日16:00より4月17日21:00
対象者詳細
データの転載・利用について
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