昨年、山形県内における山岳遭難のうち、山菜採り目的で18名の方が遭難し、このうち4名の方が亡くなったほか、3名の方が行方不明となっています。
令和2年中の山岳遭難に伴う死者は全体で8名であり、半数の方が春の山菜採りで亡くなっています。
下記の「楽しんで帰ってくる例」を参考にし、山菜採りを楽しみましょう!
~~楽しんで帰ってくる例~~
①近くの山でも家族に行き先を告げる。複数名で入山する。
・遭難した場合、行き先を手掛かりに捜索できる。
・緊急時、仲間が救助を要請できる。
②携帯電話を持ち、GPS機能を有効にする。
地図やコンパスを持って行く。
・自分の居場所が確認できる。
・救助を要請した時、場所が特定されやすい。
・道に迷ったら来た道を戻り、見晴らしの良い場所で救助を要請する。
※予備電池も忘れずに!
③急斜面に入る際は、ヘルメットや命綱を使用する。
・万が一滑落等しても、助かる可能性が高まる。
④食料や水のほか、天候の急変に備えて雨具を準備する。
・山は天候が変わりやすく、特に朝晩は寒暖差が大きいので、万が一に備えて雨具(防寒衣)も準備する。
山形県山岳遭難対策協議会
山形県警察本部