今年度で6回目となる「ウインターボランティアスクール」が、1月25日(土)老人福祉センターを会場に行われました。例年、除雪ボランティアをメインに開催しておりますが今年は雪もなく除雪もないため中止も考えましたが、参加人数が少なくなっても福祉体験をメインでやってみようと判断し開催いたしました。市内の3校の中学校・高校から昨年を上回る70名の方に参加いただき、職員も楽しませていただきながら無事終了することができました。
自己紹介では、自分が希望した福祉体験(車椅子・視覚障がい・手話・点字)をジェスチャーで表現し、同じ体験の人を見つけ出し「~なのに自己紹介」を行いました。(例:私は〇〇高校2年 バスケ部の〇〇〇〇です。〇〇なのに、〇〇です)
4つの福祉体験では、手話の講師には「手話サークル 陽だまり」さんのご協力をいただきました。
ウインターボランティアスクールの流れを写真で紹介いたします
進行役の長井社協 高野さんと、佐藤校長先生(事務局長)開校のあいさつ
ボランティア講座と、真剣に聞いていただいた会場の様子
講座では、「ボランティアって結構いい!!」の題で学びました
講座の後半には昼食のカレーへのトッピングをかけたクイズを実施(5問出題)
7チームから代表3名に出ていただきで相談し書いてもらいました
出題では、東京2020オリンピック・パラリンピックの競技を当てるものも
正解は、飛込とボッチャでした
クイズの結果は、車椅子Aチーム 60点、〃Bチーム 30点、視覚障がいAチーム 30点、〃Bチーム 55点、手話Aチーム 20点、〃Bチーム 75点、点字チーム 35点で、手話Bチームがカレートッピングのカツをゲットしました
福祉体験 4つの体験から希望するものを選んで体験しました
車椅子(南学童体育館)
視覚障がい体験(センター大広間&周辺)
点字体験(センター面接室)
手話体験(南学童教室)
社協職員手作りカレーでの昼食と、準備をしてくださった職員
手話で講師をしていただいた陽だまりの会員の方にも一緒に入っていただきました
昨年の実績をふまえ米9升炊いたのですが丁度良い量でした。来年度はもう少し増やさないとダメかも?
ふり返り
もし明日から自分が体験した障がいの当事者になったら、1日を通して生活するうえで何が起きるかを考えてもらい、ベストアイディアを出していただきました
予定にはありませんでしたが、高校生・中学生の代表に感想をお聞きしました
参加いただいた中学生と高校生
閉校のあいさつ佐藤校長先生(事務局長)
参加者全員にアンケートに記入していただきました
1、ウインターボランティアスクールへの参加を友達にすすめたいと思いますか?
1、大いにすすめたい 74.6%
2、少しだけすすめたい 20.9
3、どちらともいえない 4.5
4、あまりすすめたくない 0.0
5、すすめたくない 0.0
2、会場に来るまでの気持ちはどうでしたか?
1、非常に楽しみだった 38.8
2、マァマァ楽しみだった 47.8
3、何とも思わなかった 11.9
4、あまり来たくなかった 1.5
5、本当は来たくなかった 0.0
3、今後もボランティアに取り組みたいと思いますか?
1、積極的に取り組みたいと思う 80.6
2、少しだけ思う 16.4
3、どちらともいえない 3.0
4、あまり参加したくない 0.0
5、まったく思わない 0.0
下記の質問に点数をつけると何点になりますか?(10点満点で)
4-1、1日の活動を通して楽しめましたか?
中学生平均 9.30 高校生平均 9.08
4-2、ボランティア・障がいについて学ぶことができましたか?
中学生平均 9.61 高校生平均 9.55
4-3、活動前の期待に対しての満足度は?
中学生平均 9.63 高校生平均 9.35
4-4、今後に活かせる体験になりましたか?
中学生平均 9.54 高校生平均 9.63
今回の体験を通して感じたことを川柳にしてもらいました。一部を紹介いたします。
声をかけ 心と心の 壁を消す (天)
助け合い 相手を考え 思いやり (楓)
バリアフリー 心のかべを 打ちこわす (麻)
自分でも できることから 始めたい (凜)
やりがいを 自分から求め 達成感 (ゆ)
バリアフリー 一声かける 勇気から (安)
勇気だし 心の中を 行動に (陽)
手話活動 心によりそう きっかけに (唯)
声かける 勇気は一瞬 後悔一生 (斗)
パプリカの ように広がる 理解の輪 (帆)
参加しての意見・感想
初めてボランティアスクールに参加して、すごくボランティアは大切なことだとあらためて知ることができたし、障がいのある方を見つけたら、困っていないか声をかけたり、お手伝いできるこたは進んで行いたいです。見て見ぬふりをせず自分ごととして考えて行動したいです。 (真)
初めて車椅子に乗ってみて、運転が少し難しかった。障がいのある方へのへんけんはあまりありませんでしたが、この体験をして0(ゼロ)になりました。とてもいい体験ができてよかったです。 (麻)
今までは、障がいを持っている人に対して「あまり関わりたくない」など自分の勝手な考えで関わるのを避けていたけど、今回の体験を通して障がい者の人の考えや関わり方を学ぶことができました。また、手話の体験でも楽しい体験が出来たし「パプリカ」なども手話でおどったりと充実した時間を過ごすことができました。また、手話もいろいろな種類のものを教えてもらったので、これから活用していきたいです。今回の体験を通して障がい者の人との関りや、これからのボランティア活動など、これからの生活に役立つことを学ぶことができたので、これからは、自分から積極的にボランティアに取り組みたいと思いました。 (優)
今回のウインタボランティアスクールを通して障がいについて理解を深めることができました。また、障がいの辛さもわかることができました。これからは障がいのある人を見て見ぬふりをせず、声をかけてみたいと思いました。また点字を習ってみて、点字についていろいろ知ることができました。とても楽しかったです。今回習ったことを今後の生活に活かしていきたいと思いました。 (羽)
今回障がい者の体験をして大変さ、点字ブロックや杖を使用している人のため、物でブロックを塞がないなど普段の生活から自分にできることがあると思った。実際に障がいのある人に会ったら、積極的に元気に声をかけ困っている人がいれば今日の体験をいかし、手伝えるようにしたいと思いました。貴重な体験ありがとうございました。カレーおいしかったです! (嘉)
とても良い経験をすることができました。今まで障がいをもった方について深く考えたり体験することがなかったので、実際に体験してみたり、クイズなどで学ぶことができて楽しかったです。もし、困っている人がいたりしたら積極的に話かけてみたいと思います。私はまだ知識が浅いので自分で調べてみたりしたいと思いました。今日は貴重な体験をさせていただきありがとうございました! (洸)
ボランティアに臨む際の心構えから、障がいをもつ人々への接し方まで社会福祉についての知識を深めることができた。ボランティアは自発的に無償で社会全体のために行うのが基本で、何よりも「させていただく」という意識を持って行うのが大切だということが分かった。点字体験では、視覚障がいになったつもりで臨むことができた。身近にあるものも結構あるということが分かり点字を学んで、新たな目が開かれた。これからもボランティア・障がいといった面に興味を持って生活していきたい。 (綾)
ボランティアスクールに参加してみて、障がいのある方の生活や不便なところをたくさん知ることができました。私は手話について全く知らなかったのですが、今日参加したおかげで1つ1つの意味やパプリカのダンスもおどることができました。お昼のカレーはとてもおいしく、手話の先生とも色々なお話ができて楽しかったです。グループで活動をしたことで先輩や後輩とも仲よくなれました!!短い時間でしたがとても満足した1日になりました。また、参加したいです。ありがとうございました。 (美)
参加した方全員が感想を書いてくださいました。中には書いてくれない方もいるだろうと思っていたので驚きました。
上記以外にも、これからは勇気を出して声をかけ、お手伝いできることがあれば積極的にお手伝いしたいという感想が多くありました。今回参加いただいたみなさんに模範を示していただければ、支え合いの気持ちが広がり今まで以上に住みやすい長井市になると思いますので、是非実践をお願いいたします。
今回は、参加いただきありがとうございました。
来年度のウインタボランティアスクール、色々なボランティアの場でお会いできることを楽しみにしております。
勉強・部活に頑張ってください。応援しております。
楽しい時間をありがとうございました。職員一同感謝申し上げます。
今年の「ウインターボランティアスクール」は福祉体験で
2020.02.03:shakyo:[ボランティアスクール]
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