一福屋@鈴木農園

アピオス
 昨日、取締役がつぶやきました。

 
 「もうすぐクリスマスだなや〜。私、23歳だけどサンタ信じてるのよ〜。

 今年はFMVの最新型パソコンと液晶テレビとDVDレコーダーだな。

 楽しみだな〜。サンタ来るといいな〜」と言い続けて早3日。

 
 父親にもじじにも、耳元でささやいていた最中、取締役がぽつり。

「サンタ信じてるなんてんぼこ(赤ん坊)だ。鈴木家はメリークリスマスでねくて、メリー苦しみますだ。はははははは〜。」




 ・・・・・・・・・・・・メリー苦しみます。

 ・・・ちょっとショック。

 
  言葉通り、本日は一日仕事。おまけにアピオスの袋詰め。

 一人で黙々と28袋。

 

 ・・・手が冷たい。

 ・・・足が疲れた。

 ・・・おまけに眠い。

 
 メリー苦しみます。

 

    

 ▲希望の光。プティ フリポンのケーキ。んま〜いい。


 
 この季節になると、我が農園の面々は作業場にこもり始めます。

 外勤(外仕事:畑)から内勤(内仕事:作業場、工場、事務室)へとシフトするわけです。

 
 しかも内勤中は、寒いのでだるまストーブを使用します。これもまた、年期の入ったプレミアものです。

 


 だるまストーブの頭では、毎日ありとあらゆるものが焼かれ、我々の腹に入ってゆくわけです。(ま、イモですけど。ほとんどイモですけど。)


 本日焼かれていたのは薩摩芋とアピオス。

 みなさん、アピオスって知ってますか?知ってたら鈴木農園から4単位くらいあげます。 味はピーナッツのような、薩摩芋のような。種芋のように小さなイモです。
 
 このイモ、巷ではアンデスイモとかほどいもとか言われてるらしい。しかも超高級品らしい。しかも最近になって急激に需要が高まってきてるらしい・・・。


 部長に言わせれば、「みのもんた様々!!」。メディアの力ってほんとすごい・・・。

 我が農園では、8年前から畑の隅で栽培しておりました。「こんなイモ、じじの腹に入って終わりだなや、はははは!」なんて言って、毎年その通りだったのです。


 ですが、ででですが!!なんなんですか、最近のアピオスブーム!あっちからもこっちからもアピオスアピオスアピオス。うれしいのやら、戸惑うやら。

 8年目、遂にアピオスも嫁入りか・・・。