一福屋@鈴木農園

旬時野菜

 鈴木農園の仕事始めは「ねぎ」。ねぎむき。

 八月から始まったねぎむきですが、ついにねぎと年を越してしまった我々。

 おおよそ、あと2日の仕事です。


 100近くあったコンテナ数も、残り20から30。

 「あ〜、やっと終わる〜。でも今月末からまた種まきだ〜。ねぎ地獄〜。」

 
 言葉通り、一年中ねぎと格闘している鈴木農園です。


 

 一本一本ねぎを機械に乗せてゆきます。

 

 さらに一本一本ねぎの皮を剥いてゆきます。

 
 冬場は一日約2000〜3000本のねぎを出荷。

 もはや「ねぎ臭い」という人は誰もいません。
 
2007.01.11:sfarmコメント(0)::[メモ/ねぎ]
 昨日、取締役がつぶやきました。

 
 「もうすぐクリスマスだなや〜。私、23歳だけどサンタ信じてるのよ〜。

 今年はFMVの最新型パソコンと液晶テレビとDVDレコーダーだな。

 楽しみだな〜。サンタ来るといいな〜」と言い続けて早3日。

 
 父親にもじじにも、耳元でささやいていた最中、取締役がぽつり。

「サンタ信じてるなんてんぼこ(赤ん坊)だ。鈴木家はメリークリスマスでねくて、メリー苦しみますだ。はははははは〜。」




 ・・・・・・・・・・・・メリー苦しみます。

 ・・・ちょっとショック。

 
  言葉通り、本日は一日仕事。おまけにアピオスの袋詰め。

 一人で黙々と28袋。

 

 ・・・手が冷たい。

 ・・・足が疲れた。

 ・・・おまけに眠い。

 
 メリー苦しみます。

 

    

 ▲希望の光。プティ フリポンのケーキ。んま〜いい。


 
 たとえどんな田舎にいても、ストレスは溜まるものです。

 現代社会の産物なんかじゃありません。人間は古来からストレスと闘ってきたのだと、私は信じています。その証拠が「豆ぶち」に表れています。

 

 先日、クリスマスも間近だというのに、恋人たちの祝日だというのに、ハウスに入って緑豆を殻から取り出す作業をしていました。通称「豆ぶち」と言います。

 枝豆を葉が枯れるまで畑に放置し、秋が深まってきた頃に収穫。ハウスで乾燥させたら、遂に「豆ぶち」が始まります。

     

 目以外の部分を全て隠し、始まりました。ストレス解消。



 みなさん無言でバンバンバンバンバンバンバン!!

 枝部分を手に持ち、豆部分をコンテナに叩きつけて豆を取り出します。

 バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン。


 殻から豆が勢いよく飛び出し、一緒にストレスも吹っ飛んでいきます。

 たぶん無言ってのが効いてると思いますね、ええ。

 
 「なっちゃんぶった豆、こっちまで飛んでくんだっげっと!」。

 
 
 たぶんそれは、ストレスのせいだと思います。


 
▲この方は小豆収穫の真っ最中。今年は豊作ですか?