ボランティア活動に携わる青少年たちの交流を進めるとともに、県内のボランティアサークル会員と指導者・担当者が活動を再確認することを目的として、12月12日(土)に「YY(やまがたヤング)ボランティアの集い」が開催されました。日帰り日程への変更等もありましたが、創学館高校と新庄北高校の生徒の皆さんが合わせて8名参加してくれました。
午前は「YYボランティア」についての講義から始まりました。まず、「ボランティアとは?」という基本的な部分から理解を深め合いました。1976(昭和51)年に西川町教育委員会社会教育課に派遣社会教育主事として勤務された堀米幹夫先生が、地区の高校生に声をかけて「下堀高校生ボランティア会」を発足させ、地区の子ども会の活動と連携して「おはよう走ろう会」をスタートさせたことが「YYボランティア」の始まりとされています。「YYボランティア」はまさに地域に根差した活動から始まっている、という歴史も学びました。
午後は鎌田光氏(山形県防災くらし安心部消費生活・地域安全課県民活動・防災ボランティア支援室主事)を講師に招き、「介護用ガウン」の作製を行いました。まず、2人組でペアになり、作り方についてのレクチャーを受けながら、透明なポリ袋を2枚張り合わせて作り始めました。シワが寄らないようにポリ袋を貼り合わせるのに悪戦苦闘していましたが、何着も作るうちに手慣れてきて、かなり手際よく作ることができるようになりました。最終的には3組のペアで25着を作製することができました。なお、今回作製した「介護用ガウン」は県を通して、県内の各介護施設等に寄贈される予定です。
その後、ワークショップとして「自分たちで企画する地域活性化のためのボランティア活動」の計画と発表を行いました。自分たちが住んでいる町の良い所・悪い所を出し合い、地域についての理解を深め合いながら、自分たちがこれから暮らしていきたい理想的な町のスローガンについて考えました。コロナ禍の中ですが、率先してボランティア活動に興味を持ち参加してくれたみなさん、本当にありがとうございました。
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