漆山公民館「アートフェスティバル」
イルミネーション点灯中です。
ぜひ見に行ってみてくださいね(*^-^*)
11月7日~12月25日まで点灯
鳥居から続く山道も真っすぐ進むと下って川樋の集落に出るので、山頂に向かう分れ道があったのですが倒木と灌木が生え繁り、どこが道なのか分からなくなっていました。
ここからは山頂目指して藪漕ぎです。九十九折り(つづらおり)の道が出てきますので参考にしてください。(九十九折りの道も倒木と藪でまともに通れません)
標高は560mですが、岩部山に登るより倍くらい疲れます。
山頂に祠が2基ありますが、向って左側が秋葉山の石祠になります。
側面に「明治十三年 別當 北條」と刻銘がありますので、川樋の法印様(ホーエンサマ)が関係していたことが分かります。
石灯篭の色が違うのは片方が倒れていたからで、力を振り絞って直してきました。
明治政府の神仏分離政策によって各神社で祭神が定められ、宮内の秋葉神社は「軻遇突命(かぐつちのみこと)」、赤湯の秋葉神社は「日本武命(やまとたけるのみこと)」を祀っています。
川樋の秋葉山は戦前から山形県神社総覧に入っていないので、おそらく「秋葉大権現」のままと考えられます。
川樋地区にある秋葉山です。(画像1の右側の山です)
市内には宮内と赤湯にも秋葉山があります。
同じ名前の山がいくつもあるのは、秋葉信仰が盛んだったからで、いずれも山頂には秋葉神社が祀られています。
江戸時代、火除け・火伏せの神様として秋葉信仰が全国に広まりました。
ふもとにある夜燈には「文化三年寅天(1806)」と刻まれています。
江戸時代ですので、神仏習合の秋葉大権現が勧請されたと考えられます。
夜燈がある道は藪で行けませんので、神明神社の方から登ります。
三分の一ほど登ると、左側に鳥居が見えてきます。
鳥居の額塚(がくづか)に「元治元子年」と刻まれています。
重機もない時代に、よくこんな山の中に建てたものだと感心します。
なお、鳥居までの道は藪になっています。近くにいくつか洞穴があるので落ちないようお気を付けください。
~続く~