六地蔵塔2

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「于時元禄九天※1霜月※2吉日」が刻銘された六地蔵塔がどちらなのか調べてみました。

 

どちらの塔も下部の幢身(どうしん)に文字が刻まれていますが、風化により判読できない箇所があります。

道路側の六地蔵塔の刻銘を見ると

「六道能化※3(ろくどうのうげ)□□□」画像1

別の面の左下を見ると「十月吉祥日」と読めます。画像2

 

地蔵堂側の六地蔵塔は

梵字で「イー・ウ・カ・□□□」と刻まれ

左側に「木月」と刻まれているように見えます。画像3

文字の大きさから考えると「霜」の一部の「木」のようです。

地蔵堂側の六地蔵塔が元禄九年(1696)の六地蔵と推定します。

 

※1 天は年の異字です。

※2 霜月は11月のことです。

※3 六道能化は地蔵菩薩の別称です。

2021.10.21:nakagawako:[◇中川地区の歴史]

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