岡田のノート

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 とても気持ちよく晴れた春分の日3月20日、米沢市上郷コミュニティセンターを会場に総会が開催されました。 
 議事等は、全て承認をいただき第17期の出発です。
 
 総会後、近くの「喜右衛門」で食談会(「アルカを楽しむ会」との共催)。
 県内登録アルカの内、雪菜と花作り大根をメインにして置賜地方の伝統野菜を使ったイタリアンを楽しみました。
 スープ;遠山カブのスープの滑らかでしっかりした香り
 前 菜;雪菜、小野川豆もやしと蟹のマリネ
     遠山カブと生ハムのミルフィーユ
     花作大根と人参のマリネ
     サーモンカルパッチョ花作り大根ドレッシング
     ブロッコリーとエビのアーリオ・オーリオ
 プリモ・p;馬のかみしめソースのスパゲッティ
 セコンド・p;ローストポーク花作り大根ソース
 ドルチェ;ドライトマトのジェラード

 どの皿も、置賜地方の作物が生かされたしっかりした味のお料理でした。
 春らしいきれいな色どりに、ウキウキです。

 我妻喜一シェフの「伝統野菜の持つ力におどろいた」の言葉、嬉しくなります。
 生産者、行政、報道関係、SF会員が集まって、イタリア人のように賑やかな昼食会になりました。


 
 
 町から、お店屋さんが少なくなっている今日。お店のおじさんやおばさんから教えていただこうというシリーズの第2回は、蔵王駅近くの高橋米屋さんからお話をお聞きしました。おいしいお弁当とお団子で有名な高橋さんのお仕事は、お昼が勝負。高橋さんのお仕事に区切りがつくまで、米粉を使った[なた巻]を作りました。

 うるち米粉ともち米粉を練って、クルミとゴマを入れて笹に巻き、蒸して出来上がり。醤油味?みそ味?で手間取りましたが、みなさん無事完成。

 高橋米屋さんからは、滋賀県を境にしてのコメの違い・山形でおいしいと評判の米はどこの米?・「青田ほめるバカ」・米の保存法・無洗米の上手な炊き方・米の研ぎ方・・・など、沢山のことを教えていただきました。会社員だった高橋さんが米屋さんを継いだこと・お弁当屋さんをすることになったきっかけなどのお話も、しみじみと伺いました。

 山形の美味しい米を食べてほしい。健康のためにもっと米を食べてほしい。作った米を無駄にしないという先人の工夫も知ってほしいです。

 

 昭和の街には、小さい子でも歩いてお使いに行けるようなお店屋さんがありました。魚屋さんの包丁さばきの美しさに見とれたり、肉屋さんからトンカツの揚げ方を教えてもらったり、新米主婦にもありがたい街のお店だったと思います。
 今年度は、そういった街のお店屋さんをほんの少し再現する計画を立てました。

 第1回は「八百屋さん教えてください!」でした。
 八百屋さんは[グリーンショップはらだ]のシニア野菜ソムリエ・山口美香さん。
 旬の伝統野菜のおいしい食べ方、鮮度の見極め方、栄養と健康についてなど、たくさんの野菜情報を教えていただきました。
 実習は、山形の三色大豆[馬のかみしめ・紅大豆・雁喰い豆]の料理です。
 馬のかみしめは、旬のアサリと煮物に。紅大豆は、紅色を砂糖で出してヨーグルトにトッピング。雁喰い豆は、オリーヴオイルでコーティングして新タマネギとトマトとのマリネに。
 仁藤豆腐屋さんの紅大豆豆腐と馬のかみしめ豆腐も試食して、大豆三昧でした。

 第2回は、6/21(火)山形ガス料理教室で、「米屋さん、教えて下さい!」です。
 ぜひ、参加してください。
 置賜ブロックの事業のひとつです。今年は、長井の「小野料理教室」で、小野紀代子さんが雪菜と花作大根を使って12品のお料理を作ってくださいました。
 
 大根と雪菜ですから、定番のなますやサラダ、冷汁もありますが、どれも、オシャレにおめかしして卓上に出てきます。さすが、創作料理の小野さんです。
 驚いたのは、棒餃子。馬のかみしめ大豆や行者菜も入れた、ほとんど野菜の餃子が全然水っぽくない。歯触りもよくコクもあって、美味しくいただきました。
 
 県内には、味の箱舟登録が三種類ありますので、真室川の甚五右衛門芋も急に仲間入りさせていただきました。学習院女子大学でのワークショップ残りの季節外れの里芋ですが、小野さんは、食べやすいようにしてくださいました。

 花作大根生産者の遠藤さんと横沢さん、雪菜生産者の佐藤さんと吉田さん、行政やJAの方、マスコミの取材など、大勢の参加者でした。

 夕食後、食べずに頂いてきたデザート「求肥もちの馬のかみしめ黄粉かけ」をお茶でいただきました。美味しいこと!口の中で段々甘くなっていきます。これは、自分でも作れそう。

 写真は、花作大根のステーキです。
 海と陸の生産者会議(スローフード)でした。
 短期間の広報のため、昨年より少なめの参加者になったようです。
 潮鰹とエタリが、海の生産物としてワークショップに登場。
 山形は、味の箱舟(スローフードインタナショナル・アルカ)登録の「雪菜・花作大根・甚五右衛門いも」を紹介するワークショップを開きました。
 雪菜の薹の爽やかな甘さとフスベ漬けの辛さ、切った花作大根の甘さとおろしのとてつもない辛さ、甚五右衛門いものトロトロの粘りに、参加者は、びっくりしていました。それぞれ特徴ある在来野菜が山形にあることをわかっていただけたようです。 ついでに、山形のごまかしのない安心安全な食材として、麹と赤根ほうれん草・藤沢カブの説明もしました。
 山形には、いつ来られても、旬の美味しい「食」がありますとの言葉も。 

今年もまた、「テッラ・マードレin 学習院女子大学」が1/23(土)開催されます。

東京に出張中の方、ちょっとお立ち寄りください。

全国から、味の箱舟登録食品(アルカ)が集まります。販売もあります。ワークショップもあります。私は、Bの「やまがたの在来種、花作大根・米沢の雪菜・甚五右衛門いもとの出会い」というショップを開きますので、大変珍しい味を試してみたい方は、ぜひどうぞ参加してください。

 


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