ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ

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ケーブルTVに出てきた。
レイバーネット・・「労働者の労働者による労働者のためのTV局」と言っていた。
話しの内容は「減反」。

http://www.labornetjp.org/tv

(見ることができないということだったので
替えました。)

思ったことの半分も話せないまま
50分間は終わった。



 今年の確定申告は、始めて息子が事業主となって行ったという意味で
我が菅野農園にとって大きな節目となった。
玉子もお米も耕作権も通帳も・・すべて完全に息子の名義に替えた。

私が父から農業(農作業)を引き継いだのは26歳だった。
以来今日までの30数年間、我が家の中心となって働いて来た。
 やがて長男が生まれ、育ち、そして・・・引き渡した。
息子は31歳。これで「タスキ渡し」が終わった。

 あぁあ!長かったなぁ。
雪が融けたら川に魚釣りにでも行こうかな。

 この4月から、俺は息子から給与をもらって働くことになる。
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沖縄の「琉球新報」の社説だ。
宮古の友人市議が送ってくれた。
守るべきは何かをきっちり定めた「立ち位置」がすばらしい。
権力への迎合が一切ない。
このさわやかさ。
ひるがえって志を失ってしまったかに見える
日本のマスコミを考えてしまう。
ぜひに、お読みいただきたい。

       以下

島尻氏発言 暴政容認は辞職しかない 2014年2月7日


 夜郎自大と事大主義はここに極まった感がする。
 県選出の島尻安伊子参院議員が米軍普天間飛行場の辺野古移設を阻止すると主張する稲嶺進名護市長を「権限の乱用」と批判、反対運動をあらかじめ弾圧するかのような「対策」を政府に迫った。

 島尻氏は2010年の参院選で県外移設を公約に掲げて再選した。しかし、西銘恒三郎衆院議員に次いで公約を破り積極的辺野古推進派に転じた。有権者を裏切った政治家が議場に立つのはおかしい。速やかに議員辞職すべきだ。
 参院選当選直後の本紙インタビューを思い起こしてほしい。辺野古反対を掲げて稲嶺進氏が初当選した名護市長選に触れ「地元の合意はなくなった。民意は辺野古反対。自民といえども地元合意なしに米軍再編を推し進めることはできない」(10年7月13日付「琉球新報」)と明言している。

 稲嶺氏は先月、辺野古阻止を掲げ大差で再選された。島尻氏が4年前に語ったように「民意は辺野古反対」で一貫している。公約を破った島尻氏に市民が選んだ稲嶺氏を攻撃する資格はない。選挙結果を受け入れないのは民主主義の否定と同じであり、「言論の府」にいる資格もない。
 また、反対運動に対する「危険な行為に先んじて対策を打つことが必要」という主張は、犯罪前に身柄を拘束する「予防拘禁」の発想に近い。思想ではなく犯罪行為を処罰するという刑事法体系の基本原理から逸脱し、戦前の治安維持法を想起させる。

 民意を無視して国家権力の乱用を許せば独裁政治と変わらない。よりによって県選出議員が国の暴力的な政治、市民運動弾圧を勧めるかのような発言をしたことは言語道断だ。発言撤回を求める。
 公約を破った後の島尻氏は、自民所属国会議員や県連に圧力をかけて公約を撤回させた政府・自民党と一体化している。米軍普天間飛行場の県外移設を求めて一つになった沖縄の民意を、国のお先棒を担いで内部から崩すような行為は目に余る。
 沖縄の戦後史は、日米両政府の意向に忠実な代理人たち(政治家、経済人など)が必ず存在していたことを教えてくれる。70年続く「軍事植民地状態」を終わらせ、「自己決定権」を行使する沖縄の未来を展望するとき、国家権力の代理人はもう要らない。

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あたりは雪、ゆき、雪のまっ白い風景だ。
今日の最高気温はマイナスの2度。
この寒さは尋常じゃない。

今は夜。

どんな音もしない静寂の世界。
こんな夜なんだよね、
窓の向こうの雪明かりの上を右から左にスーッっと、
白い和服をまとっただけの雪女がとおり過ぎていくのは。

決して部屋の中に誘ったりはしていけない。
そんなことをしたら、明日の朝、俺は凍った姿で発見されるに違いないのだから。
そりゃ、幸せそうな顔をしているかもしれないが・・。

気をつけなければならないな。
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95歳の母親はショッパイモノが大好きだ。お茶のお伴は漬物だし、ご飯のおかずにはショッパイモノが欠かせない。妻が身体を考えて薄味の味噌汁を出すのだが「うすい」といって醤油をかける。「あっ、身体に・・・!」と止めようとするが、このような食生活を長年送ってきて結論が元気なのだから・・何も言うことはない。92歳の父親も同じようなもの。夫婦そろって元気なのは・・・良く働いた、なんでも食べる、酒は少しだけ、いつまでもクヨクヨしない・・などの原因も考えられるが、つまるところは自分流だ。自分流・・・これが根本かな。考えさせられるねぇ。
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「百姓」としての誇りをもって生きる。
こんな時代遅れの旗を掲げながら活動する集団がある。
山形県南部の置賜地方。その名も「置賜百姓交流会」。
結成(というにはずいぶんといい加減な集まりだが)したのは1977年。
37年前だ。
卑下ではなく、「百姓」を前向きな意味を持つ言葉として日本で最初に使った団体と言われている。

「農民」が職業を表すとすれば、「百姓」とは「生き方」だ。
土の上に誇りをもって生きようする。当然のことながら農業の主体者は私だ、
国ではないという姿勢は百姓の基本。

情熱を込めて「百姓」を生きる人、その舞台としての農業を語る人だけでなく、
一緒にその世界を創ろうとする人も百姓だ。

もとより、自分だけの世界に閉じこもろうとは、はなっから考えていない。
時の権力、時代の流れに迎合しない生き方、
百姓としての生き方がますます求められる時代にあって、
いま、この「置賜百姓交流会」が全力をあげて呼びかけている催しがある。

http://antitpp.at.webry.info/201401/article_1.html

TPPに反対する人々の運動・全国寄合
日時;2月21日17時〜
場所;全林野会館・502
   東京都文京区大塚3-28-7
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今日は小正月。
以前は1月15日の成人の日にやっていたが、集落の「ヤハハエロ」(どんど焼き)の行事と合わせて日曜日に行うようになった。
我が家では神棚、恵比寿様、大黒様、台所、作業所、鶏舎、車・・など15ケ所にお供えしたおもち、干し柿、栗を集め、夕食にいただく。(注)



また、小正月は繭玉やお米などに模した団子を恵比寿、大黒さまのところに飾る。昔からの行事だ。
 夕方はヤハハエロ。集落では子どもたちが古いお札などを集め、ワラやカヤなどで作った大きな「にょう」(3mほどの円錐状の構築物)
ともに焼く。
 今は夕方の6時。
さぁ、これから始まる。
その後は集落の「新年会」だ。
酔っ払いそう。
 
 (注)
 家の15か所の神様にお供えする。我が家ではずぅーっと昔からそうしていた。どこにでも神様がおいでの八百万の神々。その神々とともに新年を迎える。私はこの行事は嫌いではない。天皇制にからめとられない「八百万の神々」。そこが肝心だ。

写真は我が家のお供え物と団子飾り。
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菅野農園は今年も健康な農作物をお届けします。

<玉子編>
1、自然に近づけてニワトリを飼います。
2、遺伝子組み換え飼料は使いません。

(今や日本の養鶏界はほとんどすべてが遺伝子組み換え飼料となっています。トウモロコシ、大豆、ナタネ・・・この遺伝子組み換え食品を食べ続けるとどうなるのか。モルモットの実験では4ヶ月後ぐらいから癌にかかる割合が急上昇し、2年後にはほとんどすべてが罹患して行ったといいます。だが、遺伝子組み換え作物を開発した企業(モンサント社)は3ヶ月までのデーターしか公表せず、もって「異常なし」としています。人間の場合のデーターはありません。いま、その人体実験が暮らしの中で進行中ということなのでしょう。)

3、いま流行の黄身の色を濃くするための色素は使用しません。
4、その他、一切の薬物、化合物は使用しません。あくまで自然卵にこだわります。
5、子どもからお年寄り、病人、妊婦まで安心して食べられる玉子をつくります。

<お米編>
1、今年も「殺菌剤ゼロ、殺虫剤ゼロ」の米作りに取り組みます。
2、化学肥料を使用せず、有機肥料のみで作ります。
3、「おいしい」と言ってもらえるお米を目指します。
4、昨年、50aで作った無農薬米(殺菌、殺虫ゼロに加えて除草剤ゼロ)は10aあたり3俵(目標は8俵)と散々でした。今年こそ8俵を目指します。

<暮らし編>
1、今年は自給用に放し飼いの豚を飼います。(注1)
2、自給用の野菜をもっとたくさん作ります。
3、自給用に育成している甘柿、りんご、和梨、クリなどをしっかり育てます。
4、芳秀はもっと田畑に出るようにします。
5、父子のチームワークを良くします。(注2)
6、家族みんなで農業を楽しみます。

(注)
1、昨年の暮れに農民仲間から放し飼いの豚肉をいただきました。「うまい!」とおもいした。スーパーの豚肉とは大きく違います。今年は我が家でも飼ってみます。
2、父子の関係が悪いわけではないですよ。誤解なさらぬように。
3、お米は「つや姫」、「ひとめぼれ」です。白米、7分、5分米は2,500円/5kg、玄米は2,300円/5kgです。送料は10kgまでなら関東で630円です。なお、消費税はいただいていません。毎月10日が配達日です。




あけましておめでとうございます。

土、それは遠い過去からはるかな未来に至るまで、いのちが形を変えてめぐって行く場。壮大な循環の舞台。
土、それは「生きとし生けるもの」全ての「いのち」のみなもと
いのちあるものはことごとく土の化身

農を興さんと欲するなら土から
食を問うなら土から
未来を築かんとするなら土から

元旦の朝、裏にそびえる朝日連峰の裾野に分け入り、私が「山の神様」と呼んでいる土と微生物達に初詣に行ってまいりました。今年もここから始まります。




2014年元旦





今晩(28日の晩)、お正月の餅をついた。
息子が杵をもち、私が餅をかえす。
当地では「あいづら」という。
タイミングを合わせソレキタ、ハイキタ・・・。
餅はお雑煮、黄粉もち、納豆もちとなり夕食で食べられたあと、多くはお供え餅、伸し餅としてお正月の出番を待つ。

12月は何かと行事が多い。
9日の「みみあけ」が最初だ。
お大黒様に女性の下半身にも似た「股(まった)大根」をお供えし、
「お大黒様、お大黒様。耳を開けてよぉく聞いておりますから、何かええごど(良い事)聞かせておごやぇ(ください)。」
一斗の升に大豆の炒ったものを入れ、カラカラ言わせながら大きな声で三弁唱える。

そして冬至の「小豆かぼちゃ」。
小豆とかぼちゃで甘く煮たもの。7軒の「小豆かぼちゃ」を食べれば風邪をひくことがないと言われているが、我が家では3軒から戴いた。最近はこのぐらいかな。

28日は餅つきだ。
そして裏山に行って、松飾りの松を戴いてくる。
こんなことをやりながら、だんだんお正月に臨む気分を育てて行く。





雪をかぶった柿の実がぶら下がっている。
こんな光景をみるといつもの柿の種の話を思い出す。
ふふ・・、オレの創作話だけど・・。

今にも落ちそうな柿の実に聞く。
今の君の気持は?

「私は危機のなかにいる。情勢は非常に厳しい。希望を見いだせない。」

今度は柿の実の中の種に聞いてみる。

「希望が近づいたぞ。俺たちの時代がやってくる。」

同じ柿の中にはまったく違う物語がある。
柿の実から絶望を語るのも、種の立場から希望を語るのも、どちらも現実だ。
だけどこの両者の違いは大きい。

みんなでなるべぇ柿の種。

みんなでなるべぇ柿の種。

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大正大学の人間環境学科では長井市のレインボープランをフィールドワークの舞台としています。もう5年になるでしょうか。この度、学生たちは東京国際展示場(東京ビックサイト)で開催されたエコプロダクツの大学・教育機関コーナーでレインボープランの報告をしています。
「学生たちは、来場者の多さや、想定外の質問に戸惑いをもみられるがいい体験をしている。」(落合教授)ということでした。 下のシェアした写真がその模様です。

私もこのフィールドワークにかかわっています。