ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
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日本農民を支持する!アメリカ農民の抗議行動
アメリカの農業団体から日本農民への連帯のアッピール!
この9月下旬、日米閣僚協議の開催中に会場のUSTR前で抗議行動を行い、日本の農家への連帯を現わした米国の全国家族農業連合National Family Farm Coalitionの行動を伝えるもので、パブリックシチズンから送られてきました。
パブリックシチズンとはアメリカ政府の外交政策を監視するNGO。世界の反TPPの先頭に立っている団体だ。
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2014.09.30:
kakinotane
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「ぼくのニワトリは空を飛ぶ〜養鶏版〜」
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TPPの先取りー絶望的なコメの安値
今年の農家の米売り渡し価格を称して「首をくくって死んでしまえ」と言われているような価格だといった。もう少し砕いてみてみよう。
今から30年前の1984年(S59年)、一俵あたりの農家の売渡価格は平均で18,668円だった。自主流通米では22,000円ぐらいだったと記憶している。それが仮渡価格とはいえ今年は一俵あたり8,500円。一年後の「精算金」を含めても1万円を超えることはないに違いない。
一方、今年の2月に農水省は米の2012年産(H24年産)の生産費を発表した。その全国平均が1俵/60kgあたり15,957円。今年は油代の高騰もあってもう少し高くなるだろうが、それを8,500円で販売なければならない。
仮にその生産原価に含まれている36%分、5,744円の労働費をゼロにしたとしても、今年の販売価格には遠く及ばない。農家が一年間のタダ働きしたとしても追いつけない安値。これでどうやって暮らしていけるというのだ。「首をくくる」しかないではないか。
その背景に、山形県米生産量のほぼ倍に匹敵する年間80万トンの輸入米がある。GATT−WTOで約束させられたものだ。TPPの締結はこの傾向を更に増大させ、6,000円代にまで米価を押し下げるだろうと言われている。これに対応できるのはごくごく限られた条件をもつところ以外になく、日本の米作りはほぼ壊滅だろう。私がTPPの先取りだと言った理由はここにある。自民党安倍政権の「成長戦略」が農業を滅ぼして行く。
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2014.09.25:
kakinotane
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米販売価格の暴落
稲刈りが始まった。
我が家はまずもち米から刈りはじめる。
例年作はとれたかな。
それにしても米が安い。
JAの買い取り価格が発表され、村中が愕然としている。
絶望的な安さだ。
「首をくくって死んでしまえ」と言われているに等しい。
農水省は平成24年度の一俵(玄米60kg)あたりの生産費を15,957円と発表したが、今年、農家はそれを1万円に満たない価格(仮渡金)で売り渡すことになる。JAが悪いわけではない。市場価格とやらが米値段を押し下げているのだ。そしてそこには工業製品の輸出の見返りにアメリカなどから押し付けられた輸入米の存在があり、TPPの先取りがある。
最終的な精算金はこれよりも少しは高くなるだろうが、政府の「成長戦略」を受けて規模拡大してきた農家にとっては大打撃だ。
今年もたくさんの農家が農業から離れて行くだろう。
しかし、この国のリーダーたちの責任を問うても無駄だ。
俺たちがこの国をどのような国にしていくのか。
どのような未来を育んで行くのか。
原発同様、まずそこだ。
その上での一歩こそ求められている。
(力が入っているねぇ。)
アホな連中はさておき、まず、みんなのいのちの糧を確保しよう。
稲刈りがんばっぺ!
2014.09.24:
kakinotane
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加藤登紀子さんとのトークライブ
稲刈りを途中で投げ出して行ってまいります。
場所は大正大学構内(巣鴨;地下鉄「西巣鴨」)です。
私は加藤登紀子さんの「引き出し役」です。
楽しくも有意義な時間にしたいと思います。
お近くの方はおいでになりませんか?
写真はダブルクリックで少し大きくなります。
2014.09.14:
kakinotane
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ドキュメンタリー映画「無音の叫び声」
今月の5日、長井市民文化会館で「詩の朗読とお話の夕べ」が開かれた。ドキュメント映画・「無音の叫び声」(原村政樹監督)の製作を支援するイベントとして行われた。壇上には農民で詩人の星寛治さんと木村迪夫さんが座った。山形県を代表する二人だ。こんな催しはなかなかない。で、広く告知していなかったにもかかわらず、ほぼ50席の椅子は満席となった。
会場ではお二人に大きな影響を与えた真壁仁さんの詩三篇、そしてお二人の詩五篇ずつがタオライヤーというドイツの楽器のすてきな音色とともに朗読された。
このドキュメンタリーの舞台は、小川プロダクションの名作「1000年刻みの日時計」で知られる山形県上山市牧野地区。その村に住む木村迪夫さんが主人公だ。木村さんは、戦争で父親を失い、残された母親と祖母と9歳の迪夫さんと4人の弟妹とで、「泣きながら生きて」きたという。そんな木村迪夫さんを通して戦後農村、農業がたどった道、戦争の反省の上に築かれてきたはずの「今の日本」を浮き彫りにしながら、果たしてこれでよかったのかを問おうとする意欲作だ。
写真の右端がオレ。二人の話の進行役だった。こんな機会に立ち会えて、オレは面白かったけれど、うまく役目を果たせたか否かは定かではない。写真をみれば大きさだけが目立ち、暑苦しい。
で、映画の話。原村監督は今まで勤めていた映画製作会社を辞め、退路を断って、この映画作りに没頭している。資金は圧倒的に不足している。市民の寄金が唯一の資金源。ということで、私も資金集めの一員となって働いている。貧者の一灯、みなさんのご協力をお願いしたい。
個人1口1万円、団体1口3万円
<振込先>
口座名義アベヨウコ
ゆうちょ銀行 店名080 店番号858口座1291969
ゆうちょ銀行からの場合は
名義は同じ。
普通 店番858 記号18560 番号12919691
2014.09.08:
kakinotane
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置賜自給圏への道ー月刊「NOSAI」10月号原稿
2014年は柿的な・・でない・・画期的なといっていい年です。
置賜自給圏を創造しようとする「置賜自給圏推進機構」を仲間たちとともに立ち上げることができたからです。
その報告のようなものを書きました。この事業への取りくみは
「NOSAI」(2012年新年号)に「食料・農業・農村政策への提言」という課題で書いたのがきっかけでした。
その後、「NOSAI」から、2014年10月号に掲載するので、2012年以降の展開を書いてくれとの要請をうけました。
そして書いたのが、添付の文章です。
「NOSAI」とは、全国の農業共済組合の職員が読む月刊誌で、なかなか一般の方々の眼には
ふれません。
よって、この文章は、そっと書かれ、ほとんど読まれず、そっと忘れられていく・・そんな文章です。
ちょっとかわいそうな文章です。
よって、私の友人のみなさまだけにはお読みいただきたいと思い、
お送りすることに致しました。
長い文章です。
どうぞあきらめずに最後までお読みいただけたらうれしいです。
おことわりしておきますが、これは私の
「置賜自給圏への道」です。
それでしかありません。
たくさんの人たちのたくさんの道があります。
特に核となられて事業を進めて来られて仲間たちには
1人ひとりの確固たる道があります。
ひとりの道でしかない。そのことを前提にお読みください。
なお、気になる個所があればお知らせいただければと思います。
菅野芳秀
<はじめに>
紅く熟れて今にも落ちそうな柿の実がぶら下がっている。晩秋の村の風景だ。その柿の実に今の気持ちを尋ねたらどんな答えが返ってくるか?想像するに「俺には希望がない」、「もうあきらめている」というような「ため息」交じりの声が聞こえてくるだろう。次に、柿の実のなかの種に同じ質問をぶつけてみる。きっと「ようやく俺たちの時代がやってくる」、「さあ、準備はできた」という「希望」を伴った答えが返ってくるに違いない。実の「ため息」と種の「希望」と。同じ柿の中に二つの物語が存在する。一方は腐朽に、他方は根付く準備に。それぞれの道をたどりながら、全体としての様相を変えて行く。これは古いモノサシ(価値)と新しいモノサシ(価値)との交代でもある。転換期というのはそういうものだ。
いま、眼を我々の現実社会に移してみよう。柿の実の視点から時代の絶望を語ることも、柿の種の観点から時代の希望を語ることもできる。両方とも真実であることには違いないが、この柿の実と種の話を一人ひとりの現実社会への参加の仕方という視点で考えてみたとき、両者の隔たりは大きい。
今は大きな時代の転換期。工業系の資源収奪型社会から生命系の循環型社会へのしのぎを削る転換過程が続いている。生命系に向けて、いま、大きく舵を切らなければ人間社会の持続性は不可能だ。随所に古いモノサシのほころびが見える。新しいモノサシを伴った胎動が見える。
農業の分野においても、見かけ上の勢いに惑わされることなく、基底に流れているものをしっかりと捉えることができるならば、時代はどちらにむいているかを正しく理解することができるだろう。そう、いま私たちに求められていることは、何が「柿の実」であり、何が「柿の種」なのかを一つひとつ見極めながら、現実にきちんと対応して行くこと。できれば自分(たち)も一つの「柿の種」となって、向こう岸の「生命系循環型社会」に向かって漕ぎ始めることだ。
さて、2012年1月号「NOSAI」に掲載された拙文、「食料・農業・農村への提言」を覚えておいでだろうか?覚えていないほとんどの方のために、核心的部分を要約して次に載せておく。それは、やがて山形県置賜(おきたま)地方において「置賜自給圏構想」として取り組まれて行くことになる。当時も今も、TPPへの交渉参加をめぐって大きく揺れ動くなか、単に「反対」を主張するだけでなく、TPPやその他のグローバリズムによっては解体されない地域と農のあり方を探ろうとして書いたものだ。
それから2年10か月。その後、その立脚点は、どのように活かされ、現場でどう展開されていったのか。以降、それについて述べたいと思う。それは一つの「柿の種」を目指した取り組みであると思っている。
A、論文の骨子を振り返る。
文章には、TPPへの交渉参加と家族農業の危機を受けて、農民としての憤りが調理されることなくそのまま出てしまっていて、多少、品のない印象をあたえてはいるが「提言」の主張するところを要約すると以下のことになる。(「NOSAI」2014年新年号はぜひ読んでほしい。)
まず、家族農業の視点に立って、TPP論議を以下のように締めくくった。
「TPPには未来はない。農業、食糧生産をそのような『成長』路線から解き放ち、未来の世代を脅かすことなく、いまある日本型農業を守り、土や海、森をはじめとした、いのちの資源を基礎とする新しい人間社会のモデル、農業を基礎とした循環型社会を広くアジアに、世界に示していくことこそが日本の進むべき道ではないかと思うのだ。」
その上に立って、上記を可能とする、TPPへの道とは違う、もう一つの農業を築く上での前提条件を以下の三つとした。
前提1 “土はいのちのみなもと”の上に立って
作物は言うまでもなく土の産物であり、食べる我々も、その育った場所の土の影響を受ける。その土が汚れた土ならば作物も汚れ、食べる私達も汚れていく。もしその土が疲弊した土ならば作物のもつ生命力は弱く、それを食べる私達の生命力、免疫力も弱くならざるを得ない。土の健康は即、人間の健康に結びつく。食を問うなら土から問え。いのちを語るなら土から語れ。健康を願うなら土から正そう。生きて行くおおもとに土がある。
我々は土に依存することによって生きる。このことは我々のみならず、100年後の人たちにとっても、200年後の人たちにとってもかわらない。
政治や行政の最大の課題が、人々の健康、すなわちいのちを守ることであるとすれば、そのいのちを支える土の健康を守ることは第一級の政治課題でなければならない。この食と土とのいのちの関係を抜きにし、面積、規模、効率性だけを追うケミカル多様の農業と、その前提の上に立った農業政策はすでに過去のものとされなければならない。目先の経済性よりもいのちの世界を優先させること。未来の人たちと共有するいのちの資源、土の健康を守る。これが前提の第一だ。
前提2 国民(市民)皆農を織り込んだ新しい道
家族農業をそれ自体としてどう守るかというだけではなく、たとえば、農を志す都会の若者たち、農を織り込んだ暮らしを実現したいと願う市民や、自給的な生活を望む人たちにも広く農地を解放するような仕組み。農民的土地所有(利用)だけでなく、市民的土地利用も可能とするシステムへの転換。望めばできる市民皆農への道作りなどを織り込みながら、新しい生産のあり方、暮らしのあり方を提案する。
家族農業か然らずんば企業農業かではなく、それとは違う価値、それとは違うつながりのもとに、「環境」、「循環」、「健康」、「福祉」、「自給」、「教育」、「医療」などを織り込んだ新しい農(土)と人々の関係をもう一つの農地利用の柱として政策化すること。国民(市民)皆農。のぞむならば誰でも、どこでも農(業)を織り込んだ暮らしを実現できる農地活用制度への転換。これが前提の第二の条件であろう。
前提3 自給的生活圏の形成を
まず、日本列島の「国家的自給」が先に来るのではなく、まずもって「地域自給」を実現し、国家的自給はその集合体として考える。地域農業が地域社会に健康な食材を提供し、地域社会が地域農業の農作物を積極的に活用する。このように“まち”と“むら”との地産地消の関係をしっかりと築き、農地が近くにあることで始めて実現できる豊かさを地域の中に取り戻すこと。
当然のことながら農作物を地域外に売ることに反対しているわけではない。それは外貨を獲得するうえで必要なことだ。地域ごと自給自足のタコツボに入ろうと呼びかけているわけでもない。そうではなく、地域の田畑と人々の暮らしとをもう一度つなぎなおすことで、本来持っている地域の豊かさを取り戻し、地域の魅力を増幅させながら、それを全国に開いていこうということである。今までのような産業政策一辺倒ならば、グローバルな市場経済の浸透とともに、地域経済が衰弱し、村の消滅がはじまっていくだろう。村の崩壊は日本農業の再生基盤の崩壊につながり、やがて日本自身の崩壊へとつながっていくに違いない。
人々の暮らしと地域の中の田畑が有機的、自立的につながること。これが第三の条件だ。
このように書いたうえで
「 教育は、将来の経済活動のためだけでなく、人として生き、自立し、暮らしていく基礎を学ぶことがその本来の目的であるとするならば、幼児から高校生までの期間、学校の田畑及び地域の農地を活用し、作物の栽培を通した土への親しみ、収穫された農産物の調理実習などを数多く体験することにより、生命の尊厳、農(食)の重要性、環境(生態系)保全のあり方などを学び、自立した生活者としての自覚を育てて行く。」という視点を加えた。これは前提2の国民(市民)皆農と連携する。
さて、それから2年10か月。その後、その「提言」の趣旨はどのように活かされ、現場でどう展開されていったのか。以降、それについて述べたいと思う。
2014年4月2日、置賜の中心都市、米沢で「置賜自給圏構想を考える会」の結成総会が開催された。そこで提案されたものは、大枠で「NOSAI」2012年1月号の趣旨にそった地域づくりへの呼びかけだった。骨組みには食と農の自給的、循環的な関係の構築を柱としつつも、さらに自然エネルギーや森と住宅、教育など、より枠組みを広げた内容の提案がなされた。それは我々自身の成長の結果というよりも、地域の中からの声が反映されたものである。
以下、もう少し総会の様子を報告しながら、続いて、ここに至る経過を振り返ってみたい。
B、一般社団法人「置賜自給圏推進機構」の結成
―今はどこにいるか―
2014年4月12日、「置賜自給圏構想を考える会」の結成総会が300人を超える人たちの参加で行われた。会場には置賜(おきたま)一円から参加した農民団体、森林組合、青果市場、旅館業組合、大学、教育、市民団体、生協組合員、自治体などの多くの関係者が詰めかけた。置賜地方とは山形県の約1/4の広さをもつ三市五町で構成する山形県南部のエリアだ。かつての上杉藩下でもある。
壇上には左に各界各層の11人の呼びかけ人たちが、右には二人の現職国会議員や三市五町の市長、町長たちが並んでいる。結成総会は呼びかけ人代表で有機農業の草分けである星寛治氏の格調高いあいさつで始まった。続いて設立の趣旨説明が行われ、
「置賜自給圏への取り組みを通して、自給圏圏外への依存度を減らし、圏内の豊富な地域資源の活用によって地域経済を好転させ、新しい地域のあり方を考えて行こう。具体的活動として四つの構想、|六挫肋辰亡陲鼎地域自給と圏内流通の推進(食、エネルギー、木材など)、⊆然と共生する安全、安心な農と食の構築、6軌蕕両譴任亮汰、ぐ緡堵餾鏝困侶鮃世界モデルを目指すこと。これらに挑戦していこうと力強く提案された。会場を期待と情熱がおおった。
「考える会」の結成総会から4か月後の2014年8月2日、「考える会」は一般社団法人「置賜自給圏推進機構」とあらため、部会を立ち上げることを確認した。それは〆得顕椎愁┘優襯ー部会、圏内流通(地産地消)推進部会、C楼荵餮蚕朶椎清班会、ざ軌蕁人材部会、ヅ擇版世某討靴猊会、食と健康部会、Э肯單、再生可能資源の利用活用研究部会、┨汁杰篆壁会の8つである。その上で会員と賛同人を自給圏内外に求めて行こうと呼びかけられた。
いよいよ動き出した。言うまでもなく、我々の未来は我々が創りだして行くものであって、誰かから与えられるものではない。その意味では置賜の生活者たちが自分たちの未来づくりのために相互に連携しながら歩みだしたということだ。置賜を一つの自給圏としようとして、人々が連携して地域づくりを進めて行く。これは上杉藩廃藩以来のことなのかもしれない。
C、向こう岸に向かって―置賜自給圏構想―
さて、ここからは、ここに至るまでの、少人数の仲間たちから始まる、置賜自給圏構想をすすめようとする取り組みの過程を紹介する。
「NOSAI」2012年1月号から始まって、山形県置賜(おきたま)地方で、食、エネルギー、住の地産地消をすすめる地域活動が具体的に動き出すまで、当然のことながら平坦な道のりではなかった。
まず、「NOSAI」の文章を基礎にしながら、「『農を基礎にした置賜自給圏構想』の策定及び実践について」という「構想案」をつくった。2012年9月のことだ。作成を手伝ってくれたのは、半年ほど前まで県の職員として地域づくりに奔走していた友人である。ここに、私が彼に送った文章が残っている。以下その一部を掲載したい。当時の問題意識と気分が分かると思う。なお、手紙の前置きなどは削除した。
1)友人への手紙
――――「構想」への思いを友人に託す―――――――
<友人への手紙>
1、グローバリゼーションの中で日本の地域農業は翻弄され、農業の多くは斜陽産業と化し、農家は果てしなく減少しようとしています。数千年の歴史を刻み、多くの人材を世に送ってきた村は高齢化し、その機能すら維持できなくなりつつあります。日本の農の世界はもう滅び行くしかないのでしょうか。
2、しかしながら、農業は次代の希望である生命系世界を拓く上での重要な装置であります。人々の新しい暮らし、新しいつながり、新しい文化を守り育てる母体です。山形県は農地、資材、技術、文化、暮らし、伝統など、新しい次代を切り開くための豊富な農業(文化)資源を有する日本でも屈指の農業県であります。私たちはこのプランを通して、希望を織り込んだ新しい「対案」を山形、置賜から日本に、アジアに発信しようと思います。山形から時代の扉を開く。農業県山形、置賜地方には、混迷する日本にそのような道を提案する役割と権利、もっと言えば責任があろうかと思います。この気概を受けて、グローバリゼーションのただなかに、新しいローカリゼーションをともなった置賜自給圏を提案しようとします。
3、地域の「総論」は永田町、東京などに握られていて、地域は彼らの幸せづくりの「各論」、「部品」となっているかのような現実があります。地域の「総論」を地域に取り戻そう。その上で各論をみんなの力で創りだそうとすることが大事です。地域の決定権は地域住民にあるということです。
4、そのためのいくつかの前提・・農業共済組合の機関誌「NOUSAI」2012年1月号に掲載した文章。
5、TPPに象徴されるグローバル市場経済。たとえTPPを止めることができたとしても
多国籍企業主導のこの流れは形を変えて出てきましょう。大量生産、大量消費によって席巻してきた資本主義の到着点は究極の弱肉強食の暴力的な世界です。
6、日本以外のことはひとまず置くとして、日本の地方は農水省の予想を待つまでもなく、その流れの中でどんどん力を失ってきましょう。このグローバリズムには新しいローカリズムの形成をもってのぞむこと。これは数少ない我々の「オールタナテイブ」の一つであろうかと思います。
7、新しいローカリズムへの道を、地域の蘇生、更にそれを通して日本全体を元気にさせる流れにつないでいく、そんな思いを重ねています。「新しいローカリズム」の「新しさ」とは市民参加、自治、循環、食、医療、自給、支え合い、環境などのキーワードが含まれるもので、かつてのローカリズムとは違います。
(これらはレインボープランでも追い求めて来たところです。)
8、さらに、この構想には、身の丈の経済と、今ある資源を肯定し、活用することを通して人と人が支え合って生きようとする新しい地域社会へのポジティブな思いを重ねたいと思います。
9、また、多様な地域(かつての「藩」の広さをイメージしています)が集まって日本を形成していますが、この地域の多様性、独自性こそ、豊かな未来を築く上での重要な資源であり可能性です。
これらを活かすのはそこに住んでいる人々の力です。
ここのところを大切にした構想にできたらと思います。
10、まず、夢を膨らます前に、置賜総合支庁にその構想に向けた検討委員会が設置できるかどうかですね。
私には、県庁につながる「言葉」がありません。
そこのところを補っていただき、さらTさんの視点もどんどん入れていただきながらまとめていただければと思います。お忙しいところ恐縮です。
どうかお力をお貸しください。
そして、間もなく「置賜自給圏」に向けての概略、「構想案」ができあがった。
2)この構想のもとに仲間たちが集い、可能性を検討する。
2012年の9月、Tさんがまとめた置賜自給圏への「構想案」をもとに、主に長井市のレインボープランにかかわってきた仲間たちと、置賜百姓交流会の仲間たちが集まり、意見交換を行った。このあたりはまだ、構想実現への具体的な展望は持っていなかった。だが構想を実現させるにあたって必要なことは、,つての保守だ、革新だ、あるいは〇〇党だというような政治的な枠組みにとらわれない生活者・住民の事業としての広がりをもち、∋毀韻抜愀乎賃痢⊆治体が相互に連携する共同事業として育てて行かなければならないこと。8の置賜総合支庁に事務局的な役割を担ってもらいたいことなどを考えていた。単なる同好会のような同じ色合いを持つ者同士が集まって、何かをしようというようには始めから考えてはいなかった。この構想はそれでは実現できない。それぞれ異なった考え、異なった価値、異なった生き方をしてきたものたちが、相互の違いを認め、尊重しながらつくり上げられる連携。この中から「自給圏」が生み出されていく。その辺は長井市のレインボープランから学んだことが多い。
仲間たちとの議論の中では、この構想の必要性に疑問を投げかけたものはだれもいなかったが、実現しようという事業の大きさと、「構想案」を囲んで話し合っている自分たちとの落差に話が及ぶたびに、楽天的な笑いが生まれていた。どんな事業もここから始まる。
10月、一市二町の首長さんに集まってもらい、計画の妥当性、その実現性について意見をもらう。置賜の市長、町長さんたちの集まりを利用し、かねてから声掛けして準備していた。一通りプレゼンした後に感想をいただいたが、ここでも肯定的な意見をいただくことができた。
3)県知事への要請を行ったのだが・・。
まず、「構想案」のもとに、置賜圏内各界各層の幅広い人たちに集まってもらい、検討委員会を立ち上げること。県がそのための事務局を担ってくれるかどうか。当時は圏内から幅広い人たちに集まってもらうためにも、県の関わりが事業の成否を決定すると思い込んでいた。
県知事に直接面会し、直に「構想案」を説明するとともに、県の出先機関に、「置賜自給圏構想」の検討委員会を設置し、その事務局を担っていただくよう要請すべく機会をうかがっていた。それがようやく実現の運びとなったのはそれから約半年先のことだった。紹介議員はわが町の選出県議(当時は県会議長)。置賜地方の農業共済組合の理事長でもあって、早くから「構想案」について意見を交わしてきた方だ。
知事からは約30分の時間をもらった。ここでの時間が全てを決定する。そう覚悟し、力を込めて趣旨を説明し要請を行ったのだが、知事の関心はもっぱら今までと同じような、外貨獲得と雇用の創出などを主目的とする農業の産業政策や国の提唱する六次産業化であって、自給圏構想などの地域政策にはなかった。今までと同じならば地域の衰退に歯止めがかからないことは明らかなことだが、取りつく島がなかったといっていい。事業は、県当局に事務局として参加してもらわなければ到底進まないと思い込んでいただけに、大いにがっかりして県庁を後にした。
翌日、紹介してくれた県議に県庁でのやり取りを報告し、「実現にはどうもあと10年はかかるようです。」と述べた。県議は「農家の平均年齢が67歳と言われているのに、あと10年は長すぎる。他にやりようがないか。応援する。」とのことだったが、しばらくは静かに考えてみようと判断せざるを得なかった。
4)「置賜自給圏構想を考える会」の実現に向けた幹事会の形成
もう一度、気力を回復し、再び実現に向けて動き出すことができたのは、やっぱり人の力だ。まず、まず、反TPPを同じ方向で闘っていた国会議員がいた。「私も手伝いましょう。それぞれの自治体のやる気のある若手職員に声をかけ、勉強会から始めませんか。」との力強い意見をいただいた。友人の生協の指導者からも「食の危機です。一緒にやりましょう。」との声を。前参議院議員からも「TPPに反対することだけでなく、それに壊されない地域を創らなければ・・」と。一人の現職町長からも「自治体が政策的にやることはほとんどやってきているが・・。方向は間違っていない。」と。
他にも集まってきてくれた人たちがいた。この方々が、力強い第二ステージの舞台をつくりだしてくれた。
「県を頼みとするのはやめましょうよ。住民サイドから積み上げていきましょう。結局はそこの力が地域を創っていくのですから」。
生協関係者から目が覚めるような意見をいただく。そう、レインボープランでもそうだった。運動の原点を忘れていたわけではないのだが、手っ取り早さに走ってしまっていたのかもしれない。当面、県庁から離れよう。そして第二ステージが始まった。
2014年1月、市民団体、地方議員、若手国会議員の秘書や前参議院議員、首長、生協関係者、農民団体などでやがて「幹事会」と呼ぶ取り組みの核が作られた。以後、ここが事業推進の中心となっていく。
幹事会では趣意書のなかの自給圏の内容をもともとの「食と農」だけでなく、「自然エネルギー」、「森と住宅・建築物」、「教育」などにも広げて行くことが話し合われた。今までの仲間たちと、より広い範囲から集まった人たちの合流が、「構想」とそれに取り組む我々自身を、より深く、より広く、より強くしていく。ともに考え、話し合い、作業を分担し、第二ステージは急速に進んで行く。
2014年2月、さらに馬力をかけて「置賜自給圏構想を考える会」の4月立ち上げを目指して、趣意書の作成と呼びかけ人の人選を始めて行った。農民、大学の学長、教育関係者、温泉旅館関係、農産物加工、生協、酪農組合、国会議員など、関係すると思われる多くの業界から、キーとなる方々を選び、呼びかけ人となっていただくよう要請してまわる。この要請にはどなたも断ることはなかった。それだけ現実が切羽詰っていたからだと思える。こちらが逆に煽られることも少なからずあった。
4月12日、「置賜自給圏構想を考える会」結成総会の日。当初、会場は150人規模でいいのではないかとの意見が多かったが、働きかけが進むにつれて、それよりも多くなければ入りきれないとの声が出るようになった。当日、集まってくれた方々は300人を越えた。壇上には各界の代表者が並ぶ。県庁置賜総合支庁からも代表者が参加し、県知事の「祝辞」を代読してくれた。マスコミ各社は大きく紙面を割き、この結成総会を報じてくれた。そして、8月2日の「置賜自給圏推進機構」の結成総会へと続く。
―まとめにかえて―
この取り組みの行程で各界から寄せられた声を紹介したい。
そのほとんどが「構想」を歓迎する声であり、同時に業界を越えて同じような意見が寄せられたことが特徴的だった。
★地域経済の退潮はどうにもならないところまで来ている。国が何とかしてくれるだろうと思って動かないでいたらとんでもないことになる。置賜は置賜で何とかすべきだ。
★日本の食料をどうするのかなんてわからない。だけど、我が家のことならば分かる。地域の食をどうするのかも手の内だ。ここでしょう。
★農家もそうだけど、地域も同じだ。自立して自分たちが生き残っていく方法を自分たちで考えながらやっていくことだね。
★国レベルならできない。けど、置賜ならばできるよ。
★それぞれの自治体ではほとんどやれることはやってきた。案を出し、協議し、力を尽くしてやってきたと言えるのだが、でもこの状態だ。どうにも出口が見えない右肩下がりのなかにいる。そんな中で、民間から何かを始めようとする動きが出てきた。行政と市民、関係団体が一緒になって取り組めば今までとは違った成果が生まれるのではないか。
希望はどこかで我々がやってくるのを待っていてくれるのではない。希望はだれかが与えてくれるものでもない。自分(たち)の希望は自分(たち)で創りだすものであって、それ以外の希望はけっしてやっては来ないことを肝に銘じなければならない。そう思いながらの日々だった。
さて、これからも「柿の種」たらんとする者たちの格闘が続いていく。具体的取り組みとしては8つの部会に分かれての作業が始まる。もし、あなたも私たちの賛同人(正会員、賛助会員)になっていただけるならば心強いかぎりだ。ここから日本が変わる、ここの成功事例、失敗事例を他の地域で活かす。そう思って取り組んでいる。智恵のある方は智恵で、資金のある方は資金で!いずれも欠乏状態にある。連絡は
〒992-0031 山形県米沢市大町4丁目5番48号マツヤ書店ビル3F
置賜自給圏推進機構
TEL;0238-33-9355 FAX0238-33-9354 メール;mirai21@trust.ocn.ne.jp
まで。みなさまのご参加をこころから期待したい。
またこの誌上で、この続きを、もう少し具体性の伴った報告としてできる日がそう遅くなく来るだろうと確信している。
2014.09.03:
kakinotane
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「ぼくのニワトリは空を飛ぶ〜養鶏版〜」
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「一粒の雨の記憶」
この度、友人の山崎あおいさん(京都府在住)が本を出した。
「一粒の雨の記憶」(リーブル出版・1,300円)。
すてきな写真と詩のような文章で構成されていて、気軽に読める本だ。
あおいさんは「ヘルシーエコライフ」というホームページを持っていて、主にこころの問題をテーマに丁寧な文章を書いて来られた方だ。(http://self.ikora.tv/e357480.html)
私もいっぱいいっぱいになった時は、時々このホームページのお世話になって来た。読んでいるうちに重く、硬くなったこころがすっと軽くなっていく。この本はそんなあおいさんの自然観、生命観の一端を知ることができる本だ。
一粒の雨の記憶・・森に降った雨が川になり、コケになり、魚になり・・やがて海に至り、雲となって・・、この移りゆく一つひとつの過程の中で、前の形の記憶を残したまま、また新しい循環の輪の中に参加して行く雨。例えば魚はたくさんの水分の集合体であり、人間もまた同じだが、別な言い方をすれば、たくさんの雨の記憶の集合体でもある・・・不思議な世界。
私は「あおいワールド」と読んでいるのだが、読み、かつじっくり見て、感じて、考えて・・いくうちに、やがてここでも同じように、重いこころが軽くなっていくことに気づくのだ。
写真がまたいい。独特な彼女のアングルだ。
ぜひ、一読をおすすめしたい。本屋さんで普通にご注文いただけます。
2014.08.20:
kakinotane
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「ぼくのニワトリは空を飛ぶ〜養鶏版〜」
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蝉が少ない
いつもの夏に比べて蝉の鳴き声が少ない。
ミ〜ンミ〜ンもジージーもカナカナも一様に少ないがどうしたのだろう。山岳信仰では蝉はあの世とこの世をつなぐ使者と言われています。「閑さや岩にしみいる蝉の声」(本当は「山寺や岩に沁みつく蝉の声」と詠んだとされていますが)の芭蕉の句はその山岳信仰と合わせてよみとることが大事だと聞いたことがあります。そう捉えると句の深い意味合いに触れるような気がしますね。
さて、そこからするとこの少なさをどのような「あの世からのメッセージ」として受け止めたらいいのだろうか。「もうお前たちには言うべき言葉もないよ。」なのか、「選ばれた我々の代表者の声をじっくり聴いて、受け止めてもらいたいことがある。」なのか。よくわかりません。
いずれにしても・・お盆。その辺のところをゆっくり考えてみるにふさわしい時期です。
写真はお盆の朝。
2014.08.17:
kakinotane
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「ぼくのニワトリは空を飛ぶ〜養鶏版〜」
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社団法人・「置賜自給圏推進機構」結成総会に参加を
8月2日は、「食、農、エネルギー、住、教育」の地域自給を進める社団法人・置賜自給圏推進機構の結成総会です。おいでになりませんか?
置賜の方は是非参加していただけたらありがたい。
会員として一緒にやりませんか?賛同会員もあります。
遠くの方もご参加ください。会員、賛同会員としても歓迎です。
一緒に、参加、循環、自立、自発・・の扉を開けませんか!
そこから日本、アジア、世界に合流していきましょう。
http://okitama-jikyuken.jimdo.com/
2014.07.28:
kakinotane
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「ぼくのニワトリは空を飛ぶ〜養鶏版〜」
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自然卵
菅野農園のニワトリたちは「庭鳥」として、ゲージではなく大地の上で暮らしています。週に2〜3回は外に出ます。草を啄んだり、土を突っついたりと気ままに過ごしています。
安いからと言ってエサに植物とウイルスとを人工的に合体させた遺伝子組み換え作物は使用していません。すべて自然のものを与えています。黄身の色も自然の色。どのような意味でも薬の類は使っていません。
以前から食品としての卵に懐疑的だった芳秀が、自分の子どもに食べさせたい玉子はこれだ、というのが菅野養鶏のはじまりです。自然卵です。
できる方は、ご自分で飼ってみることを勧めます。家族一人あたり一羽でいいでしょう。余ったらお付き合いに活用できます。
な〜に簡単ですよ。まず農文協の「自然卵養鶏法」(中島正著)をお読みください。次に創森社の「土と玉子といのちと」(菅野芳秀著)を。ここも肝心ですぞ。
生ごみや周囲の草など、さらには蕎麦屋のかつおだし、パン屋のミミなどいろんなものがニワトリたちの餌になります。
鶏舎は日曜大工で十分。一日で建ってしまいます。広さは十羽で一坪ぐらいかな。おいしい玉子ができること請け合いです。
なによりも暮らしが楽しくなりますよ。
分からないことはわが農園にお尋ねください。
誰だって写真のようなニワトリの卵は食べたくないよな。
2014.07.22:
kakinotane
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行列のできる卵屋さん
テレビでの話。
どこかは忘れたが「朝から行列のできる養鶏所」を紹介していた。
並んでいる人は
「卵がおいしい。これを食べたなら他の卵は食べられない」、
「黄身の色が濃い」
と一人で何パックも買っていく。黄身の色は朱に近いだいだい色。養鶏場の社長は「人気の原因はエサにある」と言っていた。彼は正直に実態を説明している。社長の言うとおり、黄身の色は色素でコントロールされており、味だって何が添加されているかわからない。
養鶏場の中には狭いゲージに押し込められた苦しそうなニワトリたちの姿があった。慢性的な運動不足とストレス。そこにエサと一緒に給与される化合物。ヨーロッパでは動物福祉の視点から、法律でゲージ飼いは禁止となっているが卵の安全性から言っても心配だ。味が良ければそれだけでいいというわけでもあるまい。
行列をつくっている人たちのほとんどが60歳以上で、幼い子どもの親世代がいなかったことが救いだった。病院だ、薬だ、アレルギーだという前に、身体の中にいれるものをもっとしっかり吟味しなければいけない。TVも相変わらだ。見識が足りなさすぎる。
...もっと詳しく
2014.07.21:
kakinotane
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夏は来ぬ
なにかとくたびれる夏ですが
フォレスタのこんな歌でも聞いて
疲れを癒しましょうぞ。
長丁場ですから。
http://www.youtube.com/watch?v=6joKC0XA6jI
三番目の
「橘(たちばな)の、薫るきばの
窓近く、蛍飛びかい
おこたり諌(いさ)むる、夏は来ぬ」
の蛍、例の「蛍の光、窓の雪」のホタルですよ。
ナマケルンジャネェ!と・・
おっかないですねぇ。
2014.07.02:
kakinotane
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