ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ

ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
ログイン

昨日から大正大学の学生たち(1年生)30名が長井市を訪れている。長井市とレインボープランを舞台としたフィールドワーク。朝日連峰の麓の村とその前にひろがる見渡す限りの水田風景。流れる空気にもどこか緑の香りが含まれている。

この山間の里からは一万年前の石器が発見されている。以来今日までこの地で数百回の世代交代が行われてきた。
山と水田と村人の暮らしを説明しながら、学生たちに考えてもらっている。
連綿と続いてきた「地域のタスキ渡し」・・・何を願いながらのタスキ渡しだったのか。
そして今、一見豊かに見えるこの村は、急速に衰退に向かっている。同時にそれは日本の食糧生産基地の衰退でもあり、人々は空腹を我慢できないことを考えれば、この衰退は国の自立の危機でもあることを。
首都圏で育った若い学生たちには、大学の教室では話してきたけれど、現場を見ながらの話しは衝撃的だったかもしれない。でも彼らが未来の創り手であることを考えれば、知っておいてほしい現実だ。なおこれからも首都圏で暮らす青年たちならなおさらそう思う。



https://kanno-nouen.jp/
菅野農園のホームページで
お米を販売しています


名前

件名

本文

URL

画像

編集/削除用パスワード
※半角英数字4文字で自由に入力下さい。


手動入力確認イメージ
※イメージ内の文字を小文字の半角英字で入力して下さい。



 ※ 投稿後、すぐに反映されます。