ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
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『黒いきこりと白いきこり』を、探して読み返して、童話ってどれも、人間の素直な心・生き方の基本・倫理が、込められていますよね。それも、素直な表現でね。私は、児童向けとか、幼児向けのお話大好きです。私には難しい本は理解不能なんですよ。ションボリ。 昨夜友達のメールに、近々小豆島に行くから、パンを持って行って、カモメを呼び集めたいって書いてありました。きこりのお話が心を巡っていたのと、このメールで、・・・また、昔を思い出してしまいました。 昔々ね、我が家の近くにあるお寺。そこの五重塔の前の広場には鳩がたくさん居たんですよ。最近は、鳩による被害もあって、餌やりは禁止されているんです。なのに、亡き夫は広場で両手を広げて手の平に鳩を2〜3羽とまらせている。私は「お父さん、ここはもう餌やったらイカンのよ」って言いました。私が近付くと、鳩は飛び立って居なくなったんです。夫の手の平には何も無い・・・? それなら、私にも出来るかなって思って、鳩の群れの中にそおうっと近付いて両手を広げたんですけど、鳩は遠ざかるばっかりでした。「なんで、お父さんの手には来るのよ!」って、プンプンすると、「鳩さんと友達なんだよって、心で話し掛けるんだよ」って言っていました。 まだ、あるんですよ。 昔々宮崎県の都井岬へ行った時もね。車から降りて、木立の中を少し歩いている時に、私と少し離れて馬と頬ずりしている。それもね一頭じゃないのよ。 その時も、車を止めると、窓から首を突っ込んで来る位馴れてる馬だから、私もOKかなと思って近づこうとしたら「馬の後から近付いたら危ないよ!」って言われました。 結局私は、前から行っても、横から行っても駄目でした。その時も確か「馬の気持ちが解らんと近付いたら危ないよ。一頭一頭思いが違うんだよ。馬の仲間になりきらなイカンよ!」って言われましたね。 すぐには、馬や鳩にはなれんよな?・・・長い間一緒に生活していれば、動物とも心が通い合うかもわからんけどな。 我が家では、私が「お父さん!」って呼んでも、動かないけど、「うもう〜」ってなき声にはすぐに反応する夫でした。どの牛がないたか判るんですって、その声で、ただ甘えて泣いているのか、具合が悪くてないているのか、何かをして欲しくてないているのかも解るって言っていました。 私は、友達によく言われていました「さくらさんも、今度から何かして欲しい時や、急ぐ時は『うもう〜!』って、ないたらええやん?」ってね。 こんな事、ぼ〜っと考えていたらイカンイカン。宗吉瓦窯跡の勉強会が始まります。 行ってきますね・・・。 では、またね。
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