ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
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下はドイツ在住のジャーナリスト熊谷徹氏の記事です。 ここにも書かれているように、ドイツのマスコミは日本の震災について非常にネガティブなシナリオを前提に報道されているきらいがあります。 私の知人はドイツの原子力の専門家として震災直後から福島に派遣されましたが、彼のテレビへの報告はまったく変えて放送されたといいます。 始めにシナリオありき・・・・なんですね。 この大沢さんの窮状は本当なんでしょうが、ドイツ人の好みに合わせて構成されている7分間の、ところどころが本当でも全体的にはまったく違う方向に持っていかれていることもあると思います。 (字幕の内容はちゃんとあっていると思われます。) 報道は鵜呑みにしない・・・・・これをお伝えしたくて書き込みました。 ★★★★★★ドイツの震災報道 ★★★★★ 本文は下記ウェブサイト(ドイツニュースダイジェスト)参照 http://www.newsdigest.de/newsde/content/view/3409/27/ これらの報道は、あたかも日本全体が壊滅したり、放射能汚染にさらされたりしているかのような印象を市民に与えた。 ドイツのテレビの報道内容には、悲観的でセンセーショナルなものが多かった。私自身、ニュース番組を見るたびに心が暗くなった。多くのドイツ人が不安を抱いた原因の1つは、この報道姿勢にある。 しかし中には、心ある言論人もいる。経済誌「Wirtschaftswoche」のRoland Tichy編集長は3月下旬に、日本人に対して連帯の意を表わす声明を同誌のウェブサイトに発表したが、その中でドイツの震災報道を厳しく批判している。彼は大災害に遭っても冷静さを失わない日本人に感嘆する一方、「ドイツの公共放送は黙示録のような恐怖感を煽っている。多くのジャーナリストが事実と憶測を区別せずに報道しており、(原発事故が)最悪の事態になると最初から決めつけている。私は同業者として恥ずかしい」と告白する。そして、「ドイツ人はパニックに陥り大騒ぎする一方で、犠牲者のことを忘れている」と厳しく指摘。震災を原発反対運動に利用する緑の党の政治家や、「日本に援助に行ったのに、空港に誰も迎えに来てくれなかったので回れ右をしてドイツに帰ってしまった救助隊」を痛烈に批判している。 Roland Tichy 編集長のコメント http://www.wiwo.de/politik-weltwirtschaft/ tabellen-1/japan-trauer-um-die-opfer.html 著者プロフィール:熊谷徹 1959年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、NHKに入局。ワシントン支局勤務中に、ベルリンの壁崩壊、米ソ首脳会談などを取材。90年からはフリージャーナリストとしてドイツ・ミュンヘン市に在住。過去との対決、統一後のドイツの変化、欧州の政治・経済統合、安全保障問題を中心に取材、執筆を続けている。著書に「ドイツの憂鬱」、「新生ドイツの挑戦」(丸善ライブラリー)、「ドイツ病に学べ」、「住まなきゃわからないドイツ」、「びっくり先進国ドイツ」(新潮社)など。 http://www.tkumagai.de
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