ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
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主権在民だから、民衆が愚かなら、その主権は愚かに行使されるわけです。その愚かな大衆に選ばれる愚かな政治家が愚かなことをして狡猾な国際社会に国がもてあそばれるのです。 これを情けないと思う人は少数で、大多数は、このブログにあるように、日米の裏取引より、ジャーナリストと役人の情事を喜ぶと言うのが現状なんでしょう。 誰のせいでこうなってしまったのか、終戦直後にすっかり日本は骨抜きになってしまったのか、そしてそのあとに育った今の中高年さえも、アメリカへの迎合の姿勢を空気のように吸って育ったからなのか。 大衆はもうすでに何も考えない、難しいことは。 むしろ、そう言うごちゃごちゃしたことを言わない、私は善良な市民です。おとなしくて無害な人間ですということが歓迎される社会になっているのではないですか? たとえば、菅野さんが、見た夢の話を聞いて、《あいつ、何様だと思ってるんだ?≫って言われる恐ろしさ。 「私はそう言う難しいことはよくわかりません」って言って、世間の冷たい風から身を守っている人の多いこと。 それこそが間違っているのかもしれませんよ。 沖縄の話、基地の話、それらが夕食や飲み屋の話題にどれだけなっているか? NHKの番組のビデオも、たった900回程度にとどまっていますね。閲覧回数。 そう言う話題より、殺人疑惑だの、芸能人がどうしたとか、おいしいラーメン屋の話題をテレビで一日何時間も垂れ流すのを多数が見ているという世の中だからどうしょうもない。 私は数年来、WEBで見る新聞の見出しの馬鹿らしさに呆れかえっています。 一般大衆には自分の目の前のことだけ考えておかせて、うろうろさせて、大局には口を出すなって、衆愚政治をやってきた。これが、世界に冠たる先進工業国・日本かと思いますけど。 子供にテレビとコーラを与えて、反抗されないように、言うこと聞いてるバカな親がそのうち家庭内暴力で殺されちゃったり、殺しちゃったりする、その国家版の付けがいつかは回ってくるのではないですか? 政治?そんなことどうでもいいし、第一かっこ悪い、そう言う風潮がますます定着しているように感じられます。 管野さんたちの世代(ごめんなさい、57年生まれの私は、学生運動がほぼ完全に下火になってから青春時代を迎えたので、もう、今の風潮の初期に当たるのではないかと思います)のように、真剣に社会を憂い、政治や国家や外交に真っ向から向かい合った人々が老年を迎え、こうした指摘すらする人がいなくなる日がもうすぐ来るのではないでしょうか。 恐ろしいことです。
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