ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ

ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
ログイン

 蛍が飛んでいる。
まだ朝晩の肌寒さはあるけれど季節は確実に夏に向かっているなと思っていたら、
昨日、トンボが飛び、夕方にはカナカナかな・・とヒグラシが鳴きだした。
夏なのですねぇ。
 という訳で、コメのあれやこれやをひとまず休み、孫たちを動員して梅をもぎ、梅酒の仕込みをやった。今年は昨年の半分の8ℓの瓶に2つ。秋には特製の梅酒が出来上がる予定だ。
 朝日連峰の山々が育んだ湧き出る水と大地の梅の実の芳醇な合作、梅酒。
いくら何でも私一人では飲み切れない。コロナが無くなったらお出かけください。
 濃緑の田んぼを渡る風に頬をまかせ、草地を走るニワトリたちを眺めながら、梅酒で一杯やりましょうぞ。




 首都圏の弁当屋さんが、コロナによる営業不振からキャンセルせざるを得なかった我が家が育てた3,500圓曚匹離灰瓩髻⊃野農園で売らざるを得なくなった話はすでに書きましたが、それからおよそ2か月。今も慣れないエクセルを駆使し、友人たちの助けも借りて、連日コメの販売と発送作業を進めています。
劣化防止のため玄米にせず、モミのまま貯蔵タンクで保管していたこともあって、中にいくらあるかはまだはっきりしませんが、新しくお申し込みいただいた方々全員にはお届けできないことが分かって来ました。
申し訳ない話です。でも、お気持ちに感謝し、事情をお話しして10月の「新米」までお待ちいただくしかありません。そう思っていたらつい最近、パソコンの中の「メッセンジャア」を見ていないのではないかと教えてくれた人がいました。
「注文メールを出したのにいつまでも返信がないから。」
言われてみれば、不覚にも私が入院した5月8日、その前後は開いていませんでした。「あっ、ヤバッ」恐るおそる見てみたら、そこにもたくさんの方々からの温かいメッセージと、コメのご注文がありました。こんなにも多くの人たちが私や、菅野農園を支えようとしてくれていました。ありがたい。そして・・申しわけない。
お一人、お一人にお会いしてお礼を申し上げたいのですが、それもできません。ごめんなさい。感謝しています。丁寧にお礼状を書いて、10月以降の新米でお応えしたいと思っています。





菅野芳秀です。
ご心配いただきましたが、3泊4日の入院で帰ってまいりました。
今は入院する前と全く変わらない状態で日常生活を送っています。
皆さまにはコロナ対応でお忙しい所、私事でお気を煩わせることになってしまい、とても恥ずかしく、かつ恐縮しています。
また、私がベットに寝込む前に発した3〜4000kgのお米につきまして、皆様から我が農園の所有する数倍に匹敵するご注文を戴きました。
皆様のお気持ちに心から感謝申し上げるとともに、心苦しいですが、とてもすべての方々にお届けすることが不可能であることを申し上げ、この場を借りてお詫び申し上げたいと思います。
またお届けする場合でもお時間をいただかなければなりません。
その旨、お一人おひとりにメールをお出しすべきですが、誠に申し訳ありませんがその数があまりにも多すぎてそれも不可能です。
勝手ながら一斉メールにてお許し下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。

 コロナの影響がついに我が家にもやって来た。
東京の弁当屋さんと契約していたお米3,000〜4,000kgが
キャンセルとなった。ホンの数日前だ。
新米の時期と違って今からお米の売り先を
探さなければならなくなるとは思わなかった。
もっと早く連絡くれたなら・・。
彼らもギリギリまで頑張ったのだろうからな。仕方ないか。
ここはFBの「友人」の方々のネットワークにも頼んでみよう。
ありがたいことに、すでに何人かは動いてくれている。
だけど3〜4,000kg。容易ではない量だ。
回のFBにあんなタンカを切ったばかりなのに・・
我ながら情けない。

【品種】とめぼれ

【育て方】殺菌・殺虫剤ゼロ、化学肥料ゼロ。
     堆肥のみで育てた米。
     初期に1回(1成分)の除草剤使用。

【つき方】玄米、五分、七分、白米
【価格】10圓5,150円(五分、七分、白米)税込み/送料は別
    10kgで4,740円(玄米)税込み/送料は別
    (5圓任10圓任OKです)

【ご注文・問い合わせ先】narube-tane@silk.ocn.ne.jp または
     FAX 0238-84-3196 または 090-4043-1315 まで。

【発送】月末締切り・毎月10日着。でも今回はその限りにあらず。
    月1回、隔月、今回のみ全て歓迎です。

【お支払方法】お米と一緒に郵便振替用紙をお入れさせて
       いただきます。(商品ご到着後後払い)

多くの方々にはなじみの農家、お米屋さん、お願いしている
生協があり、それぞれに長い付き合いがあることは知っています。
だから決して無理をしないでください。
これは「友達」のリトマス試験紙ではありませんので。
ご迷惑をおかけします。ご検討いただければありがたいです。

(写真は堆肥散布の様子)





 緑の苗が成長し村中にトラクターの音が響いている。
5月18日ごろが田植えの予定だ。
しかし、田んぼに向かう農家の思いはほとんどつぶされ、もうペチャンコだ。
その上に幾重にも巨大なローラーをかけられている感じすらする。
もう反吐も出ない。
 
 我が家の水田面積は今年も約420アール(420m×100m)。
でも、減反・転作面積は昨年同様、約4割。
そのくせ政府は、およそ80万トンのコメを毎年輸入することにしていて、
それは山形県総生産量・38万トンの2倍以上にあたる。
価格もひどいモノだ。生産原価にすらとどかない。

 こうして志しある生産農家の意欲を潰し続け、後継者を排除し、豊穣の国、瑞穂の国日本を「先進国」中最低の自給率38%国家にしてしまった。
自国の食料の生産基盤をここまで壊してしまった与党・自民党。
昔の保守はこうではなかった。

 よ〜し!ニッポンの百姓の名において、大いにひと暴れ、ふた暴れしてみようか!誰か俺に手を貸せ!




鶏舎の周りに植えている梅、桜、プラムなどの花がひと段落し、
これからは若葉の季節だ。
種まき作業もようやく終わり、苗代の被覆資材を乾かして収納するところ。
孫たちも風に飛ばされないよう見張りを引き受けてくれた。
「オオイヌノフグリ」や「ミヤコワスレ」、「忘れなぐさ」などが次々に花咲き、農地はさながら自然の学校だ。




学生の13人に1人が経済的に大学を続けられるかどうかの渦中にあるという。
親の失業もあろうし、本人のアルバイトが無くなったということもあろう。
若者の未来は日本の未来だ。「米1俵」の逸話ではないが、全力で彼らの行く手を守らなければならない。
そんな時こそ国の決断が求められる。
例えば、アメリカと契約している戦闘機を含む武器の代金を全てキャンセルする。「思いやり」予算もだ。
それだけで全ての教育費は無償になるのではないか。
生活破たん者を救済することもできよう。

防衛とはなにか。国防とはなにか。

あ、あれはツバメではないか?天空を切るように飛ぶツバメらしき姿を見たのが4月4日だった。まさかなぁ。春とはいえ、まだ雪の降る日もある。夏鳥の彼らが来るには寒すぎる。そう思っていたら、数日後、我が家の軒先から彼ら特有のさえずりが聞こえて来た。間違いない。ツバメだ!
 その日から24時間、玄関の戸を開けて待っていた。冷たい外気がはいるが、それは仕方ない。それから数日後、つがいのツバメが我が家に入って巣作りを始めた。
 4,000kmを旅し、遠い南の国からやって来たツバメ。今日も日本を覆う重い雲を払いのけるかのように飛び回っている。 
 早く来てくれたのにはきっと訳があるに違いない。




下のリンクをクリックしてみてください。

明治時代の初期、東北地方を旅した
イギリスの女性探検家・イザベラバードが、
「東洋のアルカディア」と絶賛したという
山形県は置賜地方。
当時の世界は今につながっている。
やまがたアルカディア観光局制作(宮部一通監督)
の数分間の映像です。

偉そうにしゃべっているのが俺です。

やまがたアルカディア観光局



今日は孫たちの手を借りて種モミの種子消毒を行った。FBに書いた温湯法。60度の温度に浸け、間髪入れず、即冷水で冷やす。そこまで10分。わが家では毎年、家族ぐるみの作業。新6年生、4年生、1年生だけど充分に戦力になっている。その後に芽だし、播種と続き5月の20日ごろが田植えの予定だ。
 左上の花は「梅」。ようやく花をつけだした。7月には我が家特製の「梅酒」となる予定。これがまた美味い!おいでいただければご馳走致します。




 まだ間に合います。「もし、あなたが稲作農家の友人でしたら、ぜひ、この文章を最後までお読みください。そしてお届けください。」
こんな書き出しで始めた「コメの種子消毒」とその廃液についての一文を覚えておいででしょうか?春、全国の河川に大量に廃棄される、魚毒性が極めて高い廃液。今年もこれから始まります。農家、生協関係者など、おられたならぜひ下の文章を転送してください。今ならばまだ間に合います。1年前と同じ文章の再送です。
以下
 
 春。なんといっても我が家は米の生産農家だ。雪解けと同時に気持ちは高ぶり、田んぼに向かう。
作業の手始めは種籾の消毒作業だ。種籾に付着している「いもち病」、「バカ苗病」などの雑菌を退治する重要な仕事で、この作業をおろそかにすれば、苗の生育にダメージを与えるだけでなく、秋の収量にも大きく影響する。このため、多くの農家は完璧を求めて農薬を使っているが、我が家では30年ほど前からそれをやめ、薬によらない方法でおこなっている。
 それは「温湯法」と呼ばれている方法で、モミを60℃の温度に10分間浸すだけの簡単な方法だ。60℃という温度は生玉子が白く固まり、ゆで卵に変質していく温度。種にとっても危険な温度なのだが、漬け込む時間を守りさえすれば、ほとんど農薬使用と同じぐらいの効果を上げることができる。更にこの方が農薬代はかからないし、使用後の廃液に頭を悩ますことも環境を汚すこともない。私がこの方法に改めたのはある事件がきっかけになっている。その事件とはこんなことだ。
「チョット来てみてくれ。大変なことになった。」緊張した表情で我が家を訪ねてきたのは近所で同じ米づくりをしている優さんだった。急いで行ってみると優さんの池の鯉がすべて白い腹を上にして浮いていた。その数、およそ60匹。上流から種モミ消毒の廃液が流れてきて我が家の池に入ったに違いないと優さんはいっていた。こんなことになるとは・・それらの鯉は優さんが長年かけて育てて来た自慢の鯉だった。
 農薬の袋には、魚に対する毒性があるので使用後の廃液は「適正に処理するように」と書かれている。農協も、河川に直に流さず、畑に穴を掘り、そこに浸透させるようにと呼びかけていた。でも、畑に捨てたら土が汚染し、浸透させれば地下水だって汚れかねない。また浸透させたつもりでも雨が降って、再び表面水となり流れ出すことだって充分考えられる。たいがいの農家は廃液を自分の農地の下流に捨てていた。一軒の農家の下流はもう一軒の農家の上流にあたる。そんな数珠つながりが上流から下流まで続いていた。更にひどいことに下流では飲み水にも利用している。そのため、廃液をどうするか。種モミの殺菌効果は完璧だが、毎年おとずれるその処理に頭を悩ましていた。そんな中での優さんの事件だった。
 
 そこでであったのが「温湯法」である。この方法を教えてくれたのは、高畠町で有機農業に取り組む友人。方法はきわめて簡単で、しかも、単なるお湯なのだから環境は汚さないし、薬代もいらない。モミの匂いを気にしなければ使用後、お風呂にだってなってしまう。なんともいいことずくめの方法なのだ。
 へぇー、こんな方法があったんだぁ。始めて知ったときは驚いた。いつのころから行われていたのか詳しくは分からないが、あっという間に広がっていくだろうと思っていた。もちろん私も近所の農家に進めてまわったのだけれど、我が集落で同調する農家はごく少数。どうも私には技術的な信用がないらしいとしばらくの間、あきらめていたのだが、先日、農業改良普及センター経由で山形県のうれしいニュースにであえた。
 山形県では「温湯法」で種子消毒をする面積はずいぶん増えて、全水田面積の28%に及ぶと言う(平成29年)。少しずづ増えてはいると思っていたのだが、これほどまでとはおもわなかった。いらっしゃったのですねぇ。ねばり強く環境を壊さない農法の普及に取り組んでいた方々が。久しぶりにいい気持にさせていただきました。俺もあきらめずにがんばるべえ!そんな気持ちになりましたよ。
 まだまだ毒性をもった膨大な量の廃液が日本の河川から海へと流れて行っている。どうぞ皆さん!お取引のある農家があれば、くれぐれも農薬に寄らない「温湯法」を進めてください。必ずお近くに「温湯法」の農家がいるはずですから。今年はまだ間に合います。


フェースブックに投稿された一文です。適切なコメントだと思います。共有していただきたくブログにアップいたしました。前回のモノとあわせてお読みください。
           以下

「新型コロナウイルス感染症について、私の大学の先輩である医師がfacebook上で以下のコメントをされています。是非ご一読ください。

小林クリニックでは今、全員に以下の説明をさせていただいています。
手洗い、睡眠などの一般的な管理については、もう十分語られてますからここでは省略します。
朝から晩までテレビでコロナコロナ!の連呼ですが、彼らコメンテーターは専門家でもなく、よく出てくる「自称専門家」もかなり信憑性の欠けたコメントをしている場合が多いです。
〇〇県でまた1人感染者が〜!と言う陰で何百人が治ってることは言いません。
今や日本中がコロナ感染症で溢れたかのように騒がれていますが本当でしょうか?
さて、あなたのお知り合いでコロナになった人いますか?
今のところ私のクリニックでは一人もそのような方はいません。
つまり、多くの町には、ほとんどいないのです。
感染してる人は現在のところ非常に珍しいのが事実です。
しかも、企業が十分トイレットペーパーは生産してます!と再三言ってるのに、わざと空の棚をクローズアップして群集心理を煽っています。山積みの倉庫には決してカメラを向けません。
はっきり言って今社会は集団ヒステリー状態に陥っています。誤った情報に振り回されているのです。
結局マスコミは視聴率を稼ぐため群衆を煽っているのです。それが彼らの収入源ですから。
こういう情報を首ったけで見ていると、不安、恐れ、絶望感ばかり植え付けられ、結果としてあなたの免疫はドドーンと低下します。免疫が下がるということは感染症にかかりやすくなるということです。
今大事なのは免疫力をつけることなのです。
笑いが免疫力を高めることは科学的に証明されています。
免疫力をつける=気分をよく保つことです。
前向きな明るい気分が1番のワクチンなのです。
・この病気は何もしなくても8割の人が自然に治る病気です。安心してください。
・限られた医療サービスを本当に必要としている免疫弱者が受けれるようご協力ください。
・少しでも死亡者を出さないようご協力ください。
・ワイドショーは見ないでください
・テレビを見るなら、サザエさんとか気分を上向きにしてくれるものだけを見てください。
・手段は問いません。できる範囲でご自分の気の向くことをして、ご自分の気分を良くしてください。
・珍しい病気、嫌なことにだけ注目するのではなく、自分の周りに溢れている素晴らしいことに目を向けてください。当たり前に生活できていることに感謝しましょう。感謝の気持ちは免疫をバリバリに強化します。
・自分の気持ちを明るくすると同時に、誰か一人でも周りの人の気持ちを明るくしてあげてください。明るい気持ちの連鎖を広げてください。すると社会から感染症が収束します。社会の混乱もおさまります。
・咳をする人を厳しい目で見たり、人を誹謗中傷するのはやめましょう。 明るい思いやりの気持ちがこの社会の閉塞感を救います。
・文句は誰でも言えます。その前に今、自分は社会にどう貢献できるのか、ちょっとで良いから考えてみませんか?不要な買いだめを控える。明るい笑顔でも十分な貢献です。
このコロナ騒ぎで今、人類は試されているのだと思います。」