飲泉で糖尿病予防

今日の山形新聞によると、慶応大先端生命科学研究所は、大分県竹田市の長湯温泉を採水し飲用すると糖尿病の予防効果が見込めることを科学的に解明したと発表した。

複数人が一定期間、水道水と飲み比べした結果、温泉水を摂取したほうが血糖値を下げることを確認した。

今後は肘折温泉に関する研究も計画していて、温泉の魅力をさらに高める研究に発展させたいみたいですね。

 

今回の調査では、健康な成人男女24人が試験に臨み、1日500m?の水道水を朝昼晩の食後に1週間飲み続けた後、翌週は長湯温泉の温泉水に切り替えて同様に摂取。さらに3週目は水道水、4週目は温泉水を飲み、各週末に血液と便を採取して血液検査やメタボローム(代謝物質)解析、腸内細菌の解析を進め、人体の変化を調べたみたいですね。

その結果、飲み続けた19人のデータを分析し、水道水を飲んでいた期間に比べ、温泉水飲用期間に血糖値の指標といえる「グリコアルブミン」が減少したのは16人。さらに代謝物質解析で血中のアミノ酸濃度が減少、腸内細菌の解析で肥満防止効果がある細菌群が温泉水を飲んでいた期間に増加することが判明。いずれも長湯温泉から採取した炭酸水素塩泉が糖尿病予防、改善効果が高いことを裏付けたみたいですね。

 

温泉ってこのように科学的調査すればいろいろわかってくることがあるはずなのに、意外とその分野で遅れている。今後もこのようにいろんなこと調べていってほしいね。温泉地によってそれぞれなにか特徴がきっとあるはずだから。同じ泉質でもひょっとしたらなにか違うはずだし、この飲用にプラスして入浴も加わるとまた違ったりするかもしれない。今後の展開が楽しみです。

 

 

ちなみに、小野川温泉も飲用できます(^_^)

 

 

 

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