メモ
発行後、たくさんの問い合わせがあって、もう在庫がない状態なんですよ。子供を育てる立場としても、「地元の食」に対する関心は高まっていると感じています。
食事は毎日行うものですから、安全、安心は基本。その意味でも「地産地消」は意識しています。大型スーパーは1年中同じ品揃えで便利ですが、旬を感じにくい面もありますね。直売所は鮮度がいいし、生産者の名前が入っているので安心感も得られます。
エコファーマーという制度がありますが、その方々が育てた作物がどこで買えるのかを知りたいです。マークなどを作って表示してもらえたら、商品を選ぶ時の参考になるのではないでしょうか。
山形県山形市立第八中学校PTA母親委員会の
志田教諭と大山前母親委員長
なす農家の笹沼さんは、前向きの発想を常に持ち続けているそうです。例えば、新たな害虫が出た場合、「虫でた!どうしよう」ではなく「このやろ次なにくんのやー」という思いで、楽しみながらも前向きにそういったアクシデントとも向き合っていました。自分もへこんだりせず、「そうきたか、じゃおれはこれでいくぞー」というような前向きの発想で、日々楽しみたいと思いました。 by takahashi
ぶどう農家清野さんは、農薬を使わないそうです。それには、農薬を使わずに済むような畑の環境作りにありました。それは、霧がでにくい場所であるとか、畑をいつも美しく保っておくように手入れをするだとか…。
その原動力として、孫に自分の仕事や生き様を見せつけることで、孫がおじいちゃんみたいになりたいと、農業やりたいと言ってくるような将来の楽しみがあるから、今の仕事をがんばっていけるとお話ししてくれました。
自分もそういう仕事していきたいと感じました。 by takahashi
その原動力として、孫に自分の仕事や生き様を見せつけることで、孫がおじいちゃんみたいになりたいと、農業やりたいと言ってくるような将来の楽しみがあるから、今の仕事をがんばっていけるとお話ししてくれました。
自分もそういう仕事していきたいと感じました。 by takahashi
農作物は生き物ですので、成長する過程で病気になったり、虫に食べられたりします。
この原因となる病原菌や害虫を防除するのが農薬です。
病害虫の被害にあった作物では、市場からは受け入れてもらえません。
商品価値のある作物を、十分な量で収穫するために、防除が行われているのです。
食品衛生法に基づき、人が一生涯の間に毎日摂取しても健康上影響をもたらせない一日の摂取量を試算し、
農薬の残留基準がきめられています。
山形県では、作物ごとに使用時期、使用回数等を示した「山形県農作物病害虫防除基準」を策定し、
安全な農作物栽培を指導しています。
生産者はこれを守ることはもちろん、たくさんの人々に喜ばれる農作物の栽培を心がけています。
私たちが病気になった時、最も大切なことは初期症状への対応です。
症状の軽いうちに治療ができれば、早い回復が見込めます。
またインフルエンザが流行しそうな時には、事前に予防接種をすることで、
病気の感染から身を守ろうとします。それは、農作物の栽培でも同じこと。
害虫や病気が発生した場合、すぐに農薬を散布するなどの手当をすれば、
病害虫を効果的に駆除できるし、病気の進行を防ぐことができます。
また、予防のため、害虫のすみかとなる雑草の草刈を行ったり、防虫ネットを張ったりすることで、
害虫がつきにくく、病気になる確率が低くなり、もし農薬の散布必要となったとしても
最小限で済ませることができます。
私たちが行う病気の「予防」と「治療」が、農作物では「防除」なのです。
香り高くて、ひと口噛めば広がるコク。庄内地方のだだちゃ豆に対して、
内陸地方の味覚といえばこの「秘伝豆」。
9月下旬から10月初頭に収穫する晩生ゆえに、枝豆界の大取りと言えそうです。
枝豆は鮮度が低下すると、食味が急速に落ちてしまう作物だとか。これを防ぐために、今年から鮮度保持効果の高い資材を使った袋に入れて出荷しています。
何でも冷蔵庫に入れた状態と同じで、呼吸しながら眠ってしまうというスグレモノ。当然コスト高になってしまいますが、「劣化した商品を持っていく訳にはいかない。
やると決めたら直ぐだ。ぐずぐずしていたら売れなくなってしまうからね」。土づくりに関しても日々新しいことへチャレンジ。有効微生物が増殖し、土壌が肥沃になるという米ぬかや鶏糞を混ぜるなどの研究をしながら、専用の肥料も開発しました。「食味向上のためには、常に勉強」。これからはハッピーシリーズのブランド化が目標だそうです。
何でも冷蔵庫に入れた状態と同じで、呼吸しながら眠ってしまうというスグレモノ。当然コスト高になってしまいますが、「劣化した商品を持っていく訳にはいかない。
やると決めたら直ぐだ。ぐずぐずしていたら売れなくなってしまうからね」。土づくりに関しても日々新しいことへチャレンジ。有効微生物が増殖し、土壌が肥沃になるという米ぬかや鶏糞を混ぜるなどの研究をしながら、専用の肥料も開発しました。「食味向上のためには、常に勉強」。これからはハッピーシリーズのブランド化が目標だそうです。
後藤さんが栽培している枝豆は、JA寒河江西村山を通して、おもに生協や関東市場に出回っています。県内ではまだ一部のスーパーでしか扱っていませんが、今後は地元の方にも食べてもらえるよう、地域全体で作付面積を増やしていきたいとのことでした。
●水洗い後、塩でさやの毛を取る気持ちでもみ荒いする。
●沸騰したお湯に塩を入れゆでる。
●ゆで上がったら湯気を切り塩をまぶす。
「水で冷やすと風味が損なわれるので、
うちわ等であおいで冷ますと美味しいですよ」。
●沸騰したお湯に塩を入れゆでる。
●ゆで上がったら湯気を切り塩をまぶす。
「水で冷やすと風味が損なわれるので、
うちわ等であおいで冷ますと美味しいですよ」。
「栽培で気をつけることは、防除と土寄せです」とキャリア約20年の加藤さん。長ネギは白い部分ができるだけ長くなるよう、土寄せといって伸びてきた根元に何度か土をもり、日に当てずに育てていきます。
ただし長ネギの病原菌は根から入り、どんどん広がってしまうため、葉っぱとの分岐点が土に埋まらないよう、慎重に行わなければなりません。
「地温が高いと菌が繁殖してしまうから、25度以下の早朝から8時頃までに作業をおわさないと。盛夏の時期は特に危険ですし、雨上がりの日は出来ないんです」。
土には酪農家や有機センターから取り寄せたもみ殻を入れた堆肥を使っています。「化学肥料よりもちがいい。それに土の中に空気の層ができてやわらかくなる。長ネギは酸素が好きなんで成長が早くなるし、適度なしまりがでてきます」。
ただし長ネギの病原菌は根から入り、どんどん広がってしまうため、葉っぱとの分岐点が土に埋まらないよう、慎重に行わなければなりません。
「地温が高いと菌が繁殖してしまうから、25度以下の早朝から8時頃までに作業をおわさないと。盛夏の時期は特に危険ですし、雨上がりの日は出来ないんです」。
土には酪農家や有機センターから取り寄せたもみ殻を入れた堆肥を使っています。「化学肥料よりもちがいい。それに土の中に空気の層ができてやわらかくなる。長ネギは酸素が好きなんで成長が早くなるし、適度なしまりがでてきます」。
加藤さんは寒河江部会の副部会長、事務局長を務めています。出荷の際の規格は、夏ネギがSサイズ(11m/m以下)〜3L(25m/m以上)、秋冬ネギがSサイズ(12m/m以下)〜3L(28m/m以上)。「よく育った時はうれしいですね」。加藤さんのネギはほどんどが3Lサイズでした。
「葉っぱの部分はカロチン(ビタミンA効果)などの栄養価が高いので、細かく刻んで炒め物にしたり、残さず食べてほしいです。この地域で作る芋煮は、煮込むほかに食べる時にも刻みネギをぱっと乗せて食べます。風味がきいておいしいですよ」。加藤さんの長ネギは直売所の「あぐり」でも販売されています。
生でも茹でても炒めても良し。食べ方も万能選手のキャベツは、一年中店頭で見ることができますが、どれも同じ味という訳ではありません。
熊谷さんが育てているのは、高冷地野菜(こうれいちやさい)。標高600m〜1000m位の冷涼な気候を利用して栽培される野菜のことで、葉がよくしまって、しかも柔らかく、みずみずしく育つのが特徴です。畑にうかがったのは9月中旬でしたが、すでに厚手の上着が必要なほどの涼しさ。この辺りは5月でも雪が残っているそうです。約30年前、この土地を求めて土づくりから始めた熊谷さん。
「戦後の食糧難の時にカボチャを植えた場所だったらしく、土の質はよかったんですよ。ただ石が多くてね」。最初の1年は石との格闘だったとか。
熊谷さんが育てているのは、高冷地野菜(こうれいちやさい)。標高600m〜1000m位の冷涼な気候を利用して栽培される野菜のことで、葉がよくしまって、しかも柔らかく、みずみずしく育つのが特徴です。畑にうかがったのは9月中旬でしたが、すでに厚手の上着が必要なほどの涼しさ。この辺りは5月でも雪が残っているそうです。約30年前、この土地を求めて土づくりから始めた熊谷さん。
「戦後の食糧難の時にカボチャを植えた場所だったらしく、土の質はよかったんですよ。ただ石が多くてね」。最初の1年は石との格闘だったとか。
(C) Stepup Communications Co.,LTD.
・茎枯病・ヨトウムシ・ジョウシホシクビナガハムシ・ハスモンヨトウ
○病害虫に使用する農薬
・ICボルドー・アディオン乳剤・DDVP乳剤50・アファーム乳剤
○農薬使用で心掛けていること
収穫期間中は殆ど農薬を使いません。収穫が終った後、
葉を茂らせて秋まで地下部に栄養を貯めますが、
この期間は病害虫の発生が多いため、
適切に農薬を使用して健全な株養成を行い、
次年度においしいアスパラガスが採れるよう努めています。