Farm to table ファームトゥテーブル

田んぼの転作として西洋なしの栽培を始めた大石さん。「最初はバートレットと同じ方法でやってみましたが、なかなか上手くいかなかったですね。
丈夫な枝の骨組みづくりと、日当たりを良くするために行う冬と夏の剪定、花芽一つから1果だけ残す春の摘果など、勉強会を開きながら取り組んできました」。
天童が生産量日本一の座を獲得した訳はもう一つ。果実の熟度を揃えるための予冷を行う取り組みが早く、味の評価が高まった点です。「収穫後24時間以内に選果にかけて規格を決定し、すぐに2
〜5℃の冷蔵庫に入れて10日間以上冷やすんです」。
出荷時期がきたら貯蔵しておいたものを出庫し、ようやく市場へお目見えとなります。特殊な性質の果物だけに、こまかやな管理が必要なんですね。