Farm to table ファームトゥテーブル

山形の情熱ファーマー
生産者  渡辺長四郎さん
スタッフ 奥様
事業内容 アスパラガスの栽培 その他/米
連絡先  本沢集荷場
     山形市大字二位田9
     TEL 023-688-5773

・アスパラ研究会は現在17名のメンバーがおり、それぞれの方法で栽培しています。
・約20年ほどアスパラガスを作っています。
安全栽培の基本は、強く丈夫な樹を育てることから。

心がけていることは、農薬の使用回数を減らすこと。
枝の剪定回数を2回に分けて丁寧に行うと、元気な葉っぱがでてきます。
そうすることで樹が丈夫になるから、病気に対して抵抗力がつきます。
手間暇かけた栽培管理が安全栽培の基本ですよ。

>>> さくらんぼ農家 軽部賢一さん

>>> 山形のさくらんぼ「紅秀峰」
畑が語る「安心・安全」。

うちでは農薬は使わないんです。必要ないからです。ちょっと畑を見てください。きれいだと思いませんか?美しい畑には病気が出ないんです。だから農薬はいらない。
農薬は土を固くする。固くなった土は樹の根の生育を阻害しますよね。いいぶどうを作るにはまず健康な樹を育てないとね。あまり一般的ではないけど、うちでは樹間を耕運して土をふかふかに保つんです。土づくりが安全栽培の基本です。

>>> ぶどう農家 清野親吉さん

>>> 美しい畑が産むぶどう「デラウエア」
安全栽培は土づくりから。

果樹そのものが丈夫なら虫はつかないんです。
昭和60年頃から仲間と「桃源郷倶楽部」を発足させ、栽培技術の安全性と食味の向上に関する勉強を続けています。安全栽培の基本は、有機のぼかし肥料を使った土づくり。土にとって大切な微生物が死んでしまわないよう、農薬の使用は最低限にし、防除には天然成分のフェロモン剤を使用しています。

>>> もも農家 阿部一男さん

>>> 安心安全あたりまえ。自慢のもも「いけだ」
子どもたちから喜んでもらえるように。

トマトは根だけでなく全身で栄養を吸収するんです。
菜種や米ぬかカニの殻などを入れた発酵肥料を使っていますが、良い肥料でも与えすぎてはだめ。その加減が難しいです。地元の学校給食で使われるようにもなりましたし、1年に3回トマト部会のメンバーで園地巡回を行いながら、エコファーマー認定に取り組んでいます。

>>> トマト農家 山内正秀さん

>>> さらにパワーアップした味のトマト「桃太郎エイト」
何年やっても完璧はない。だからこそ面白いんだよね。

なすの部会メンバーとは月に1〜2回集まって農薬の内容と回数を確認したり、全国の産地をまわって勉強しています。なす以外の作物から学ぶことも多く、個人的にはいちごやトマトの産地で土壌の視察をしたり、名古屋の堆肥工場へも出かけました。うちではもみ殻や鶏糞を1年寝かせた自家製の堆肥でやっています。なすに合う安全栽培の方法をいつも考えていますよ。

>>> ナス農家 笹沼和裕さん

>>> まさに宝石のようなナス「蔵王サファイア」
安全に出荷することがブランドの努め。

スイカの生産部会には西部地区だけでも350名います。仕事を始める前の早朝6時から講習会を開いたり、農薬の使用基準も自主的に決めて、出荷前の残留農薬検査も徹底しています。尾花沢スイカのブランド性を、さらに高めていくのが我々の役目ですね。

>>>スイカ農家 安達但男さん

>>>夏の風物詩。一押しのスイカ「祭ばやしスリーセブン」
冬から春先に栽培するから、虫の発生は少ない作物なんです。

いちご組合のメンバーで、年に2〜3回園地巡回をして栽培状況を確認しあい、病気が発生した場合はみんなで相談しています。交配はみつばちを使いますから、農薬使用には気を使っています。堆肥は有機質のもみ殻の他に、ゆっくりと浸透するロング肥料を使用しています。生産量を増やして、もっと多くの人に食べてもらえるようにしたいですね。

>>> いちご農家 小林誠一さん

>>> 味、質にかなり期待のいちご「おとめ心」
毎年が1年生という気持ちで安全栽培を徹底しています。

殺菌、殺虫はガイドラインに沿って早め早めに。その年の気候によって左右されるから、作り方は毎年変わってきます。今年はカラッとしていたから病害虫の発生が少ないですね。より減農薬になるし、ほっとしています。土づくりが大切だから除草剤は使いません。草むしりは、あくまで手作業。協同組合と普及センターから土壌検査も行ってもらっています。

>>> きゅうり農家 堀弘一郎さん

>>> 昔ながらの味が自慢のきゅうり「プリティ」
毎年の土づくりが、元気なアスパラガスを育てます。

アスパラガスは土から出てきたら、ぐんぐん伸びてすぐ収穫できます。虫がつく暇がないので、収穫期は農薬を使わなくていいんですよ。とはいっても、大変なのは収穫が終わってから。来年の作柄を良くも悪くもするのが収穫後の肥培管理なんです。5、6年前からコーヒーかすを混ぜるなど、土づくりを研究しています。健康なアスパラガスは健康な土づくりからです。

>>> アスパラガス農家 渡辺長四郎さん

>>> 忘れられない味のアスパラガス「バイトル」