私たち人間が生存を脅かされた場合、これと戦うということは極めて自然の行動で、非難されるべきことではない。
子供同士のけんかや殴り合いも、同じように自己主張のための活動力だ。
また、人の所有物をとりたいという衝動は、人間誰にでもある。しかし、とっても罪の軽いもの、重いもの、さらに絶対にとってはならないものがあるということを見分けていかねばならない。
そのためには、子供のうちから小さな悪の体験を積み重ねていかねばならない。
けんかや殴り合いにしても同じだ。子供の頃から小さなけんかや殴り合いをしていれば、暴力の加減が分かってくる。
(「人生学ことはじめ」より)
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