HOME > リーダーの一言

プロが目指すもの

前人未到の7冠制覇の偉業を成し遂げたプロ棋士・羽生善治

「プロになる前は、勝敗がすべてで内容は二の次だった。プロは、結果も大事だが、勝敗だけつけるのであれば、将棋である必要はない」という。

"この一手がすごかった”“この戦法がすごかった”というものを作るのがプロだと思っています。(トップランナーの言葉より)

勝つだけではプロではない。本物のプロの向上心と厳しさがそこにある。
毎日の仕事に“この一手がすごかった”といえるように全力投球したい。
2009.09.24:反田快舟:コメント(0):[リーダーの一言]

どんなに嫌な思いでも、それを生かす

ジャパニーズ・ホラーの恐怖映画を世界に知らしめた映画監督・清水崇
代表作「呪怨」で表現された、シンプルでありながら長く続く強烈な恐怖がじわじわと世間の話題を集め、Vシネマとしては異例の大ヒット。

その成功の鍵は「何もない」という。
あえて挙げれば、「もっと上に行かなきゃ」「もっと怖がらせなきゃ」とか、毎回、毎回、違うことに挑戦し、仕事を楽しんできたこと。

「これまでの人生で、苦痛でしかなかったこともたくさんあったけど、どんな嫌な思いをしても、それを生かさなければ意味がない。
だから、嫌なことをどうすれば生かせるか、その考え方、自分独自の生き方を見つけ続けることが大切だと思います」。(トップランナーの言葉より)
2009.09.19:反田快舟:コメント(0):[リーダーの一言]

ここで足を止めたら死んでしまう

今どきの女の子の恋愛模様を書かせたらピカイチ。
それが漫画家・安野モヨコ。
高校3年でプロデビュー。
方向性が決まらず葛藤する数年を経て連載を開始した「ハッピー・マニア」がメガヒット。

安野の仕事が大きく変わったのは出版社との専属契約を解消してフリーになったとき。
全力を尽くしていかなければ次の仕事が来なくなる、という状況て、
プロとしての覚悟を決める。
「生き抜くことに必死でしたね。今、ここで足を止めたら死んでしまうという気持ちでした」(トップランナーの言葉より)
2009.09.17:反田快舟:コメント(0):[リーダーの一言]

投げ出すことと、やめることは違う

世界で最も過酷なヨットレース「ファイブ・オーシャンズ」。そのレースで総合2位を収めた日本人がいる。
海洋冒険家・白石康次郎

118日間、48,507Kmの道のりを、たった一人で巨大なヨットを操り、世界一周した。
大自然を相手に、ヨットだけで立ち向かうレースは想像を絶する過酷さだろう。嵐の時の波の高さは10m以上、横転することも珍しくないという。

特に南氷洋は、氷山や流氷に激突する危険にさらされるため、夜もゆっくり眠れない。24時間中、仮眠をとれるのはたったの1時間だけ。
何か月もの間、たった一人の航海で自分を見失わないでいるためには、自分をコントロールする必要がある。

「やっぱり辛いのは我慢できないですよ。限界があります。その状況の中でいかに楽しめるか、それが長続きする秘訣ですね」。
よく『諦めてはいけない』というけれど、ぼくは今まで何度諦めてきたかわかりません。世界一周も1回目も2回目も諦めて引き返してきました。世界一周してからファイブ・オーシャンズ」に出るまでも7年かかりました。それまでに資金不足で2回のレースを諦めてきました」

ただ、諦めるとは『明らかに』『見極める』ということです。投げ出すこととは違います。僕はどんなに恥をかいても投げ出したことは一度もありません。(トップランナーの言葉より)
2009.09.14:反田快舟:コメント(0):[リーダーの一言]

逆のところから光を当ててみる

「シコふんじゃった」では大学の弱小相撲部、「Shall we ダンス」では当時まだポピュラーではなかった社交ダンスと、常にマイナーな世界を舞台に、一種独特の世界を築き上げてきた映画監督・周防正行

その発想の根源は、マイナー球団ヤクルトスワローズの極めて熱心なファンであること。そして自身の監督人生も、ピンク映画から始まったということにあるのかもしれない。一般映画を撮るようになってからも、日本映画は当時、評論家からもボロクソに言われていた。

「勝てばいいんだろ!勝てば!」
反骨精神は、作品のテーマ選びとなって昇華する。

「日の当たる世界より、マイナーな世界でも必ず面白さがあるはずだ。それを表現したかった」

「すべてのもの、すべての人にいろんな可能性があるんですね。だからいつも逆のところから光を当ててみるように心がけています」(トップランナーの言葉より)

2009.09.13:反田快舟:コメント(0):[リーダーの一言]