あるLABO

12月2日(もう随分昔)にビッグウィングで開催された輸入車ショーを見てきました。
以前に見たとき気になった、Audiの“A3 Sportback”やBMWの“1シリーズ”などのリアドアが、45度くらいしか開かなかったのが、70〜80度まで開くようになって、後席の乗り降りがしやすくなっていました。日本の「あたりまえ性能」を取り入れて正常進化していました。
また、“アウディTTクーペ”にはドライバーズシートに実際に乗り込んできました。ハンドル、ペダル、シートのレイアウトが非常に上手で、格別カスタマイズしなくても無理のないドライビィングポジション(以下ドラポジ)が取れました。これなら「長距離移動など疲れないよなぁ・・・」とドイツの文化を垣間見たような気がします。
日本車は、総じて小柄な女性でも取り回しがしやすいようにアイポイントを高めに設定していて見切りがいい反面、操作性の悪いハンドルやペダルレイアウト、体圧分散性がいまいちな座面の造作など、どんなにシートリフターやテレスコピックなどの調整機能が充実していようと、ドライバーが車に合わせることを強要してきて、どこかに筋肉の緊張感があって疲労感を伴う不自然なドラポジになることが多いです。
見た目も重要だけど、なんとなく本能的に感じる性能や細やかな配慮がCSにつながり、さらに商売繁盛につながるのでは・・・?世界的にもメジャーな自動車メーカーの多い日本にあって、長距離移動が少ない日本の風土に、世界基準の「あたりまえ性能」がプラスされればなぁ・・・と思うarulaboでした。


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