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歌と写真のコラボ展「視線」  その3

  • 歌と写真のコラボ展「視線」  その3

 「訪ね来し父母見送る成田駅 白き花ゆれ虫の音すだく」(恭子)

 恭子さんの作品である。駅舎に佇めば、父母を見送った時の記憶が蘇る。あの時も白い花が風に揺れ、虫の音も心せわしく鳴いていた。そんな情景が詠まれているように思う。

 

 写真は田舎の単三電池さんの作品。待合室からホーム側を望むアングルは、よくあるように思うのだが、低いアングルでしかもやや斜めの構図が新鮮に感じる。そしてモノクローム撮影によって、あやめ号の花びらが白く浮き上り、列車の前を急ぐ家族の姿が遠い記憶のようにみえてくる。

 

 会場に掲げた本企画の挨拶文には、「言葉(短歌)と画像(写真)は住処が違うものですが、同じ空間に並べることで、言葉と画像の隔たりを超えてゆけるのか・・・・そんな実験的ともいえる内容になっています」とあります。今回紹介した2作品は、短歌の余白を写真が広げ、写真の余白を短歌が深め合っているように思います。

 

 恭子さんの他の作品を紹介しておきたい。

 「夕暮れて里より戻る成田駅 灯台のごと佇みておりき」(恭子)

 「アルバムに五十年前の成田駅 セピア色してただに懐かし」(恭子)

2026.10.16:orada4:コメント(0):[停車場風景]

今晩7時54分、どすこい山形「山形鉄道場所」

  • 今晩7時54分、どすこい山形「山形鉄道場所」

 10月14日は全国的に鉄道の日。日本初の鉄道が1872年(明治5)10月14日に、新橋~横浜間で開業したことを記念して制定されました。制定されたのは1994年(平成6)、当時の運輸省(現・国土交通省)が鉄道の役割や魅力への理解を深めるため制定したのだそうです。

 

 そんな由緒正しい日の午後7時54分から、山形テレビ(6チャンネル)で、山形鉄道の紹介番組が放送されます。どすこい山形「山形鉄道場所」です。ちなみに山形鉄道(株)がフラワー長井線の営業を開始したのは1988年(昭和63)10月25日。25日は、長井線祭りが行われます。

 

 どすこい山形「山形鉄道場所」を観戦して、25日の長井線祭り本場所に臨みましょう。「長井線祭り」を、長井線の役割や魅力への理解を深めるための場所にしましょう。みんなで、どすこい、どすこい、どすこい山鉄!。

2026.10.14:orada4:コメント(0):[イベント情報]

歌と写真のコラボ展「視線」 その2

  • 歌と写真のコラボ展「視線」 その2

 写真と短歌が近接する作品を紹介する。写真は村井修一さんの作品。改札口の傘電球の灯りが、列車のヘッドライトと重なって、駅舎全体が柔らかな橙色の灯りに包まれている。それは懐かしくもあり、心やすらぐ空間でもある。

 

  「幾年の時代を生きて成田駅 出札口に灯る裸電球」(慶子)

 慶子さんの短歌にも電球が歌われている。出札口と改札口の違いはあるが、同じように温かな光に包まれた映像が浮かんでくる。奇跡的に2人の視線は、同じものにフォーカスしている。駅舎というものに対して共通して浮かび上がるイメージなのであろう。

 

  「車窓より見るや西山ふもとには 広がる稲田赤きコンバイン」(慶子)

 慶子さんのもう一つの作品である。西山、稲田、赤いコンバイン。慶子さんの句は色彩が鮮やかである。

2026.10.12:orada4:コメント(0):[イベント情報]

短歌と写真のコラボ展「視線」  その1

  • 短歌と写真のコラボ展「視線」  その1

 短歌と写真のコラボ展「視線」の出品作品を順次紹介していきます。第1回目はこちら。短歌は冨子さんの作品で、9月4日の吟行会のスタートの時の心情を詠んだものです。

  「歌詠みの旅のはじめは成田駅 人の温もり其処かしこにぞ」

 そして写真は安田まさみさんの作品。アジサイの花々に囲まれた駅舎には、人々の温もりが感じられ、今から始まる歌詠みの旅への期待を感じさせるようです。

 

 今回の企画は、歌人と写真家が事前の情報交換がない状態で、お見合いをしています。その中で冨子さんと安田さんの作品は、素敵なハーモニーを醸し出しているように思います。

 

  「駅名の由来を知るもまた楽し 三十.五キロ一時間の旅」(冨子) 

 

 駅には自分を包み込んでくれる「人の温もり」があり、「旅の始まり」、物語がある。

 

2026.10.10:orada4:コメント(0):[イベント情報]

短歌と写真のコラボ展「視線」がスタートします

  • 短歌と写真のコラボ展「視線」がスタートします

 明日10月9日から、短歌と写真のコラボレーション展『視線』がスタートします。短歌は長井ゆきざさ短歌会の皆さんの作品、写真は泉米会の皆さんの作品です。フラワー長井線を歌人と写真家の視点から見るとどう映るのか、興味津々です。

 

 ゆきざさ短歌会は創立50年を超えて活動している団体であり、2019年(令和元)には長井芸術文化賞も受賞している団体です。9月4日に長井線に乗車して吟行会を行い、準備してくださいました。また今回、短冊に揮毫してくれたのは「柳華書道会」の皆さんです。両団体の方からは、「長井線への応援ができて良かったです。」との感想をいただきました。本当にありがたいことです。

 

 日程等は次のとおりです。ご来場のうえ、短歌から写真を構想し、写真から短歌を練られては如何でしょうか。

 

  期  間:10月9日(金)~11月1日(日)の週末(金、土、日)

  会  場:山形鉄道 羽前成田駅 旧駅務室(駅茶)

  開場時間:午後1時半から4時まで

       10月25日の長井線祭り時は、午前10時開場

2026.10.08:orada4:コメント(0):[イベント情報]