鶴の恩返しの一節から
「・・・・・その夜、夜更けに金蔵の家の戸トントントン、トントントン 「道に迷ったもんだっす助けておごやえすっ」おなごの声したずま。金蔵は窓あげでみだば、とんないぇおなご足いってぐして立ってずま。金蔵は 「まあよれ」てよせて、戸だながらオトギリソウ持ってきて、いってぐした足手当してけっちぇ、あさぎのぼろきれで手当てして、ゆっつばえでけっちゃづま。われは奥さいってねだずま。・・・・・・」