3月14日(月)東部地区公民館において、今後の地域づくり・地域課題の解決のための方向性等を確認するための会議を開催しました。(開催時点では「(仮称)Iide東部まちづくり会議」)
最初に呼びかけ組織代表として、地区長会会長から、「地区長会の我々がやることは各地区の活性化が基本である。結果として東部地区全体の活性化にはつながるが、東部地区全体の課題解決等の取り組みを全てカバーするには困難がある。将来につなげる東部地区の地域づくりの進め方やあり方を一緒に考えていきたい。」とのあいさつがありました。
次に、会議開催に至った経過と今後の取組みについて事務局より①地域のなかには数々の課題がある。第5次総合計画・地区別計画は、実施主体が地区長会であり負担が大きい。また、公民館はまちづくりセンター(コミセン)になっていく過程にある。②新しいまちづくりをする組織の在り方と、必要性について意見交換を図り、認識を合わせ次年度からの取り組みを進めたいと考えている。③公民館(まちづくりセンター)はその事務局として携わることになる。
「(仮称)Iide東部まちづくり会議」の考え方としては、①公民館はコミュニティセンターのようになっていくという町の方針が示され、住民自治の取組みが求められている。②東部には地区ごとにしっかりとした自治活動があり、身近なコミュニケーションが守られ、美しい郷土、安心した生活を送れる地域、住民力がある。それらが地域全体で補えるようになれば良いと考えている。 ③今後の東部地区のまちづくりをするにあたっての方向性を確認していただくための会議にしたい。との報告・提案がありました。
会議に参加の各団体からは、(概要を要約して記載しています)
《東部地区高砂会》高砂会は57名。活動内容は、花植え、草刈り、学校行事への指導などボランティア活動を実施している。各団体・地域の皆様にも是非高砂会に加入していただき、一緒に地域活動をしていただきたい。
《眺山観光協会》去年から水芭蕉の群生地にイノシシが出没し、相当数の株が食害を受けている。対策して電気柵を設置した。イノシシの見回りなど、活動内容が増え、資金不足がことさら問題になった。
《東部地区活性化協議会》里山保全・道路美化活動・眺山のイベントなど活動をしていたが、コロナ禍以降の活動は主に草刈りをしている。長根峠西側に毎年15~20本の桜を植えている。その結果草刈りする範囲も増えている。会員も高齢化しており地域の方の協力が必要。
《添川財産区管理委員会》東部のまちづくりに関しては、20~30年ごとに同じような会議や組織が出てくるが、なぜか継続されない。今回はよく検討して継続できる組織を作ってほしいと思う。地区内組織や団体を活性化させる点に置いて、会費を含めた組織づくりが必要である。財産区管理委員会の活動として、ここ15年間で約2000万円の地域活動への支援をしている。
《事務局・まとめ》
①会議の正式名称を「Iide東部まちづくり会議」とする。②広報が不十分だったという発言を受け、「Iide東部まちづくり会議」として地区内各組織・団体の活動を周知するため、広報部会的なものを組織していく(年度内)③東部地区公民館には公民館組織とコミセン(まちづくりセンター)組織が併設されることになっている(現況は名称のみでコミセン機能は備えていない)。今後はコミュニティセンター機能を意識したまちづくりをしていこうという流れになっている。今日は、⑤まちづくりの現状と課題・組織の必要性を共有し、まちづくりのスタートとすることができた。⑥「Iide東部まちづくり会議」は、令和4年度以降、年2回程度開催し、地区長と各団体の意見交換を実施し、地域づくりの認識を合わせて取り組んでいく。