7月8日、中部地区婦人学級の日帰り研修があり24名で寒河江に向けてまちづくりセンターを出発しました。研修先は寒河江市田代地区にある「TASSHO」(タッショ) 廃校の利活用で成功されている地域です。
その地区は大きなお屋敷が多く、何故か懐かしい感じがする地域でした。数年前まで地区内には、子どもが大勢いて賑わいもあったとの事でしたが、そんな地域でも人口減少で子どもの人数もどんどん減り、児童数11名となり統合したとの事でした。廃校後はどうしたらいいのか、地区の各団体の長が幾度どなく会議を重ね、賛否はあったものも、校舎の管理は市からの指定管理、運営はNPO法人。と決まり、運営を開始し8年が経過したとの事でした。業務内容としては、山里体験や軽食・宴会が出来る施設に改装されたそうです。そんなお話を教えて頂いた後、校舎内を支配人さんの案内で見学させて頂きました。お風呂場や洗濯コーナーがあったり、宿泊する部屋には二段ベットがあったり、和室もあり充実していました。また部屋の名称には地元の山々の名称が用いられており、郷土愛が感じられました。最後は改装していない教室に案内され椅子に座ると皆さん「懐かしいなぁ~」と童心に帰った様子でした。校舎内の見学が終わり食堂に行くと地域のお母さん達が笑顔で迎えてくださり、地元で採れた食材で手作り定食を頂きました。どれも美味しくきのこご飯は大人気でお替わりされる方もおられ、楽しく交流する事が出来た有意義な研修でした。
TASSHOの後は慈恩寺に「弥勒菩薩」の11年ぶりの御開帳でガイドさんの説明を聞きながら歴史を学び、若返りの効果があると言われている鋳鉄仏餉(ちゅうてつぶっしょうばち)に頭を入れて笑顔で慈恩寺を後にしました。
猛暑の中の研修でしたが、誰一人体調を崩す方もいらっしゃらず良い研修が出来ました。運転手の方はじめ関係者の皆様ありがとうございました。