数日後に車を代替する。
今までこのブログにも幾たび登場。初期型のヴィッツだ。(桜色でWAXも掛けずも、似た輝きをみせていた・・・。)
足掛け12年妻の車で、結婚直前に彼女が購入した。4WDということもあり、冬でもその特性を大いに生かしてくれた。
以前はこの分野をスターレットがまかなっていた訳だが、ネーミングをチェンジする通りに、大いに魅力的に変貌を遂げたのがこの車だった。
ある自動車評論家の記事で、始めてトヨタがドイツ車でなくフランス車をお手本にしたと書いてあったことを強く憶えている。私の好きなルノー5なんかは、当然に眼中にあったと。
ルノー5が買えないうっぷんを、このヴィッツで擬似運転できるほど、かけがえがない車に年が経つほどなっていっていた。
・ルノー5のカタログを脇のダッシュボードに挟み、
・左後ろのガラスにはフランス車に調和する社外クラシックな同国のステッカーを貼った。
借家の泥道を常に通る為、洗車などは、ほどほどに。時々整理して、『小奇麗に』がこの車には合っていた。
ヴィッツは、2万円で下取られる。
ウォーターポンプが不調が原因と、車検が3月始めで夏タイヤ交換の微妙な時期の為にの、この時期の代替だった。
車好きの私にとって結婚してからの生活を全部見てきてもらった、この車と別れるのは感慨深い。(社用者をミニヴァンに変えてからは、ほぼ妻に変わりヴィッツを乗っていたことも有るからだ。)
そして写真のメインキー。
スペアを渡せば、今までの思い出が代替してからも、それを見れば蘇るのかもしれぬ。
しかし、本当のキーをも渡すことが、この車とのはっきりした決別。
そして未来に進むスタートに深く踏み出すきっかけを、つけてくれる別れだと思う。