猛毒をシャウトして吐き散らす米ハードロックの悪名高きキングはエアロスミスのヴォーカル、スティーヴン・タイラーだ。(最近はお茶目になちゃってYAMATOの映画でキムタク主演の主題歌でも大はしゃぎなのだが・・・・。)
同じく『平家でなくば人であらず』悪名高き、平清盛にミクスチャーさせ
スティーヴンをスティーヴン平清盛と呼んでいる。
歴史好きでもある私にはどちらも身近な存在だ。
そんで主題歌作曲にプログレシブロックの大御所の起用など、普通はだるい時もある今ドラマの主題歌の長さも丁度良く好まれる。
普段共通項のない、妻ともこの大河ドラマだけは確実に、はずさず見ている。
摂関家の衰退、院政の盛況に武家(平家、源氏)の台頭。公家女官中心の勢力争いのエロスも最近のNHK、宜しく全快だ!
カメラの曇り具合が兵庫県知事に物議も交わすが、その乱れ切ったこの時代に大いにリンクすと感じる私は、その派閥だ!!
けれど直前会を見るに付け、かなり複雑極まりすぎて、
清盛がよく発する『面白き世』が感じられない一番の会だったと思う。
私はスティーヴン・タイラーに溝鼠的、黒光をできれば続けてくれるヒーローになっていてくれることを期待して止まない。
そういうヒーロー像に今回の清盛は今の段階では近いと思う。
この混迷する世の中に、時代を強力に先導するヒーローが欠如する日本。
それをドラマで夢のごとくに渇望しても、現実は見えているということか!?
ここ数年、私好みの一番大好きな大河ドラマであることは確か。(共演の源義朝役の玉木宏が渋い。保元の乱の激闘はこれからの楽しみだ!大河ドラマ『篤姫』の折の、龍馬の時の脇も良かった・・・・。)