心身の不調があり連休中、数時間だけ一人で暇を持て余した。このままでは鬱にでもなりそうと思い、これから子供たちが帰るのを思い出して、私は意外と日本では大ヒットはしなくなるアラン・ドロン70年代の親子を軸に据える映画『ブーメランのように』が好きで、それを見ることにした。
私はドロンは60年代が好きに属する派閥で、70年代の渋みと出演作の地味さも多くなるこの頃は好感が持てない。
しかし、この映画には大会社社長ドロンが父親で、息子が殺人を犯してしまう。深刻な親子問題にして、実はドロンは過去は塀の中のボス的存在、精神患者と偽って脱獄。その後、足を洗って努力の末に今の地位を勝ち取ったのだが。
結局は法を犯して、息子を脱獄させ二人で出国しようとするのだが・・・・
今映画には渋みよりも不法ながらの大きな父親愛とフィルムノワールの大きな残り香、結局自分は又も、とんでもない犯罪者となる所が好きだ。
間違っても少し前のドヌーブとの共演『リスボン特急』のようにフィルムノワールであっても、≪自分が善玉の刑事側≫には廻っていない。
・VHSの3倍モード録画、次にはラテンラヴァーの俳優がもう、おじいちゃんになったマルチェロ・マストロヤンニの『みんな元気』が録画されていたと思う。BS2のアナログ録画を、液晶37インチを2画面の片面にして鑑賞。画質がぼやけず、有難いことに字幕が小さくない。遠視の俺には向く鑑賞法だ。
・よく行く中古レコード屋にこのEPが100円で。速攻で購入も、凡庸なメインテーマにて一度だけ聴いただけで・・・・。