優雅な時間だったけれど・・・・
本日、弊店定休で茶事に呼ばれた。 昨日も疲れて、着物の準備は行ってない。 今朝、また気分が面白くなかったが、まずは散歩と思ってブログ歩きながら行ったりして・・・・・・気分も戻り、車内にて音楽、映画ソフトのちと整理。 素敵なドヌーブの『昼顔』をチラ見しながらだった。 イブサンローランのオートクチュールを纏う 彼女が高級娼婦へと変化(へんげ)する大魅力のストーリー、気品とエロティズムが行き交う映画に私、車中で幸せを感じた・・・・。 『昼顔』に上質を感じたから昼からの茶事に俄然前向きになった。 店に行き、着る襦袢を探しあてて自宅に。 自室にてバッハのLPを聴きながら着装。 帯を忘れるも春色だからと思い急場で、袴下帯を草地の染め帯に差し替え。 優雅な4時間弱の茶事。 いつも大車輪な時間と戦っているから、最近この茶道と向き合う時間が入門から一番有意義と思えてきている。 先日、業界で有名着物随筆家に叱られたのだが・・・・ここぞという時の着物が私はいいと体感した。 特別な茶事という時間にピッタリの絹着物。 神聖という言葉は適当でないかもしれぬが・・・・それを召すことで気分が素敵になる。そういう時に着物に特に召したい。いつも着物でいる必要は着物屋だからといってもサラサラないと私は思う・・・・。 旦那衆のご夫人に、その春色の袴下帯と羽織の暈し裏地を褒められた。 正直嬉しかった。 桃の節句の続きで、手巻き寿司を家族で夕食までは良かったが、食前のラムレーズンチョコが宜しくなかったのか、少し前まで腹痛は酷かった。 優雅な時間も忘れかけていたけれど・・・・だいぶ今は回復。 今日を日記に綴った。
2010.03.03