≪完結≫着物評論家の言葉を覆すイデタチにて参列
大学の体育会時代の先輩の訃報だった。 上旬の癌センターでの見舞いでは、まだまだ元気だと思ったのに・・・。 病床に、最高の佐藤錦が間に合わなかった・・・・。 棺にソレを入れた。 先輩が魅力の酸味を、天国で味わってくれることを願った。 告別式参列程度での着物は、洋服からすると目立ち過ぎる理由か!? 大方のその評論家の言葉は・・・・ な、なんと、≪袴を外し≫黒紋付羽織に下は地味色の無地の紋付が適当だとのこと。 私は自分を信じ、仙台平系の薄手の『袴』に麻着物の紋付で望んだ。 我ながら侘び寂びを真摯に表現できていたと思う。 冠婚葬祭、特に不祝儀での着物での装いは着物屋としても大いに重要だ。 やっと、着物屋になったという気もした。
2010.07.02