↑ オールスターファン投票中間発表でレブロンが全体1位
3月7日に開催となった『NBAオールスターゲーム』に対して、現役最高選手(いや史上最高)レブロン・
ジェームズは「興味もないし、それに割くエネルギーもない。開催する理由も見いだせない」と言い放った。
開幕が遅れて過密日程になっている中、ここに数日間を割く必要があるのか。シーズン後半の日程はまだ
発表されず、延期になっている試合も組み込まなければならないので、過密日程はより厳しいものになる。
NBAの2020-21シーズンが始まる時点で、リーグ側は新型コロナウイルスの状況の推移を見て決めると
レギュラーシーズン後半戦の日程を発表していなかった。それはNBAオールスターも同様で『未定』だった
のだが、選手の多くはこれを「今シーズンはオールスターを開催しない」と受け止めていたからである。
レブロンは「今シーズンが始まる時に今年のオールスターはないと聞かされていたから、ここで少し休んで
後半戦に向けて調整できると考えていた。チームメートも同じ考えだろう。オールスターをやるとなると、
その予定が崩れてしまう。平手打ちを浴びた気分だよ」と語った。
リーグは独断ではなく、選手会と協議しながら計画を進めていたのだが、いつも思慮深いレブロンが
これだけ拒否感を示すとなると、オールスター開催に向けた道は険しくなる。
昨シーズンNBAはリーグ収入が激減し、プレーオフの視聴者数も伸び悩んだ。特に新たなファンの獲得、
昨年に離れてしまったファンを取り戻す意味でも、オールスターの開催には意義がある。NBAプレーヤーの
中にはオールスター開催を望む者もいるだろう。NBAは様々な意見をどう取りまとめ、どんな決断を下すか。
ただでさえ難しいシーズン運営に、もう一つ難題が加わってしまった。
昨シーズンファイナルを戦ったマイアミ・ヒートの主力選手は、オフシーズンに休養が十分に取れず明らかに
パフォーマンスが落ちている。優勝したロサンゼルス・レイカーズも休養が不十分で、2大エースのひとり、
アンソニー・デイビスの調子が上がらずアキレス腱を怪我して欠場が長引く可能性がある。
(レブロンが36歳にしてパフォーマンスを維持していることは信じられない)
レイカーズは、これ以上レブロンに負担をかけたくないので、レギュラーシーズンは移籍組と若手フォアードの
カイル・クーズマ、テイレン・ホートン・タッカー、アレックス・カルーソらの活躍に期待したい。
デイビス、レブロンには万全の状態で、プレーオフ~ファイナルを戦ってほしい。
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