15日(現地14日)、渡邊雄太が所属するメンフィス・グリズリーズのホームで
八村塁が所属するワシントン・ウィザーズが対戦しました。
ウィザーズの八村は先発出場し、第1クオーター残り3分29秒に2つ目のファウルを犯し
ベンチへ下がった。 グリズリーズの渡邊は第2クオーター開始1分47秒から途中出場し、
同4分4秒に3ポイントシュートを放ち、得点にならなかったが、その直後に八村がコートへ
戻り、両選手が同時にNBAのコートへ。その後、八村がドライブからジャンプショットを
放ち、渡邊がブロックに飛んで阻もうと試みるというマッチアップも実現しました。
1分9秒という短い時間でしたが、歴史的対戦を観ることが出来て本当に良かったです。
八村はウィザーズの主力選手として開幕から24試合連続で先発出場を続け、この試合は
28分40秒のプレータイムで10得点4リバウンドを記録。一方の渡邊は2WAY契約で
下部リーグでの出場が多く、NBAではベンチ入りしたりしなかったりで、この日は約7分
間の出場で、2リバウンドを記録しました。(試合は128‐111でグリズリーズが勝利)
試合後は互いにユニフォームを交換し合い、健闘を称え合いました。
NBAの世界では、体格の違い、フィジカルの強さ、スピードのミスマッチ、バスケット
ボール環境、バスケットボールIQの高さなど、様々な面で日本人には不利な部分が多い。
その中で日本人が試合に出られること、しかも日本人同士が同時にコートに立つという
瞬間を観られたのは奇跡と言っていいでしょう。数日前には、“史上最強選手”レブロン・
ジェームズとマッチアップした八村を観られたのも奇跡的なシーンでした。
もう一つ感じた事があります。渡邊雄太は日本代表選手として八村と同様にエース級の選手で、
BリーグであればMVPを取れる位の実力を持っているが、NBAの試合にはほとんど出られ
ないということも改めて感じました。
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