28日(現地27日)、NBAメンフィス・グリズリーズの渡邊雄太はホームでのフェニックス・サンズ戦で
初めて選手登録され(チーム開幕5試合目)、試合終盤の第4クオーターの残り4分31秒から出場しました。
そして少ない出場時間の中で、2得点・2リバウンドを記録し、117-96の勝利に貢献しました。
日本人としては ‘04年にサンズでプレーした田臥勇太(栃木)以来、14シーズンぶり2人目の快挙となりました。
渡邊雄太デビュー http://youtu.be/kkYHyO6R1h4
歴史的瞬間は、試合終盤の残り4分31秒でした。タイムアウトが取られ、ウェイン・シェルドン選手と交代で
NBA公式戦のコートに渡邊が立った瞬間、楽天TV解説者の塚本清彦さんが「ウォーッ」と声を上げ大興奮!!
リバウンドを2つ取り、そしてバスケットに向かって華麗なスピンムーブからジャンプシュートを放ち惜しくも
外れたが相手のファウルを誘発し、フリースローを与えられ2本ともきっちりと決め初得点を決めました。
ベンチでは“チームの大黒柱”マーク・ガソルらが立ち上がり、渡邊を祝福していた場面は感動しました。
渡邊は、下部チームのメンフィス・ハッスルに所属しながらNBAに45日間昇格が可能な2ウェイ契約を結び、
45日の初日に、大量リードで勝利濃厚のホームゲームで試合に出られて(新人が出場しやすい試合展開になった
事も渡邊は“持っている”といえる)、しっかりアピール出来た事は大きい。
この積み重ねをしていくことが大事で、チームに信頼され、出場機会を増やし、本契約に結びつくことを期待します。
【レブロン・ジェームズが通算得点でNBA歴代6位に浮上】
同日行われたサンアントニオ・スパーズ戦で、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは35得点を記録。
レブロンは、NBA歴代6位(現役1位)通算3万1202得点となり、また1つ大きな業績を自身のキャリアに加えた。
レブロンは、今シーズン6試合で平均27.3得点(キャリア平均27.2得点)を記録していて5位のウィルト・
チェンバレン(3万1419得点)、4位のマイケル・ジョーダン(3万2292得点)を超えて、今シーズン中に
歴代4位になる可能性が高い。
私は、衰え知らずのレブロンならば歴代トップをつかめると思います。12月で34歳になるが、まだまだ第一線で
プレーできることを示しており、これまでの活躍からしても十分可能性はあると思います。
ちなみに、ジョーダンの上をいくのはコービー・ブライアント(3万3643得点)、カール・マローン(3万6928
得点)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(3万8387得点)となっています。
今シーズンキャリア21年目で、歴代通算得点7位となったダーク・ノビツキー(40歳/3万1187得点を記録中)は、
「もし彼が健康でいられるのらば、カリームの位置にまで到達するチャンスがあると思う。彼が残している成績は信じられ
ないよ。スタッツがダウンする兆しがないからね。キャリア15シーズン目となった昨シーズンも、驚異的なものだった。
このままプレーできるのなら、カリームを超えることが出来ると思う。」と語っていました。
殿堂入り確実のレブロン自身は、個人記録よりも出来るだけ多くのチャンピオンシップを取ることが最大の目標であることは
変わりないと思います。それも楽しみであるが、同時に今後どこまでこの記録を伸ばすことが出来るかも楽しみです。
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