【WBC(ワールドベースボールクラシック)】
4回目で悲願の初優勝をし盛り上がっていると思われていた“ベースボール大国”アメリカだが、アメリカ国民の盛り上がりや関心はあまりなかったようです。「オリンピックやサッカーのワールドカップに比べてWBCは歴史が浅いイベントで、国を挙げて戦う緊迫度、必要性がにじみ出ていない」、「この大会が何が何でも手にしたいタイトルという価値観が確立されてなく、あくまでちょっと豪華なエキシビションゲーム」というのが実情のようです。テレビ中継も有料チャンネルでしか放送しなかったとのことです。
【NCAA(全米大学体育協会)男子バスケットボールトーナメント】
さて、現在アメリカで最も盛り上がっているスポーツはというと、NCAA男子バスケットボールトーナメントである。全米各地区の優勝校(31校)と、NCAAが任命する選定委員会が選出した優秀校(37校)、合計68校によるトーナメントは3月~4月に開催(マーチ・マッドネス”3月の熱狂”とも呼ばれている)、全国放送されていて、全米が最も注目している。
日本で言えば夏の高校野球甲子園大会のよう?いやそれ以上に熱狂しているかと思えます。
このNCAAトーナメントで活躍した選手は、1年生でもNBAでドラフト指名されることもあり、現在、NBAで活躍している選手も多くいる。
バスケ好きの前アメリカ大統領のオバマさんは、現職のときにトーナメントの勝ち上がり予想をしていたこともアメリカでは知られていることである。
3月26日(現地25日)、宮城・明成高卒の八村塁選手(1年生)が所属するゴンザガ大学はNCAAトーナメント準々決勝(エリート・エイト)で、83-59でゼイビア大学に勝利し、現地4月1日に行われる準決勝(ファイナル・フォー)に駒を進めました。(ゴンザガ大学は初の4強)
八村選手は、大量リードした終了間際に出場し、3ポイントシュートを決めました。
私は八村選手がすごいと思ったのは、このトーナメントに日本人選手が出ていること(日本人は初出場)、1年生で強豪校のチームにベンチ入りしていること、準々決勝でわずかな時間で得点を決められたことです。
不満を言えば、日本のスポーツニュースが(どこも同じ様な内容?)、この快挙を取り上げていないことです。(どこかで放送していたらすいません)
この勢いでゴンザガ大学に優勝してもらいたいし、この経験をいかして成長し、いずれ将来はNBA選手として“成功”してもらいたい。
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